名鉄三河線 部分廃線前の記念乗車の思い出・名鉄知立駅周辺の三河線廃線跡・知立連絡線廃線跡
前回ブログの続きです。
前回、明治村で走っている京都市電に関連して、名古屋、岡崎、豊橋、岐阜市の路面電車のことを書き、そのうち、豊橋以外が廃線になったことを書きました。
過去ブログ
愛知県・岐阜県の路面電車 名古屋・岡崎・豊橋・岐阜
前々回では、京都市電について書きました。
過去ブログ
明治村と平安神宮(京都)と岡崎公園(京都)の京都市電(路面電車)
前々回では、廃線になった、名鉄モンキーパークモノレール線のことを書きました。
過去ブログ
ロケ地としての明治村 数多くの映画やドラマやTV番組、PV、CM イベント等
廃線に関することとして、名鉄三河線の山線(知立駅以北)の猿投駅以北と、海線(知立駅以北)の碧南駅以南が廃線(2004年)になる直前に、乗車記念にと、上の子と、知立駅から西尾市の吉良吉田駅まで乗りに行ったことがあります。
山線廃止部分は乗れずに廃線となりました。
現在、国の登録有形文化財の2つの駅舎やホームが豊田市内に残っています。
終点の西中金駅と、その隣の三河広瀬駅です。
先月、「足助の中馬のおひなさん」(過去ブログ)に行った時に、通りかかりに、ちらっと見ました。
また、こんど、しっかり見てこようと思います。
現在の名鉄三河線は、西三河を南北につなぐ路線ですが、東西に通る名古屋本線の知立駅には、東から山線と海線が、大きくカーブして、このホームに入線してきており、この駅を境にスイッチバックして、山線と海線をつないでいます。
かねてから疑問だったのですが、最近、現地に行ったり、調べて、そのなぞがわかりました。
開通当時は、一直線だったのです。両線を結ぶように、地図の↓道路沿いに線路がありました。
北から南を見たところ。工事用仮設建物が建っている場所です。右に見える線路は山線です。
山線を走る猿投行の名鉄電車。
新しい名古屋本線高架橋をくぐって北へ走るところ。すぐ先に、三河知立駅があります。
三河知立駅。奥に見えるのは、高架の名古屋本線を走る特急。
名鉄名古屋本線のほうが後からでき、現在のような線形になり、山線と海線との間の直線部分のレールが撤去されました。
海線の南から見たところ。大きく西へカーブする線路。
碧南行の名鉄電車。
跡地には、現在、名鉄テニスクラブなどがあります。
上の地図にあるように、名鉄名古屋本線には、知立駅より、岡崎寄りに、かつては、東知立駅もありました。
また、名古屋本線から、三河線の山線に乗り入れる、知立連絡線もあったのですが、こちらも廃線になりました。
地図と航空写真を見比べると位置が分かると思います。↓地図の八ツ田道西の字のあたりです。
現在は、かつての踏切があった車道にレールが残っています。
西から東を見たところ。民家が建っています。
東から西を見たところ。
三河線から分かれる、知立連絡線は途中までレールが残っています。東から西を見たところ。
東栄1丁目の踏切から、名古屋本線の西から東を見たところ。このカーブの先で、知立連絡線とつながっていました。
この踏切から西を見たところ。線形の曲りや傾斜がけっこうあることに気づきました。
東岡崎行の名鉄電車。
ここから、北にある八ツ田道西踏切で、三河線の山線の猿投方面を見たところ。すぐ先にも踏切があります。
昔は、知立連絡線もあったし、高架化されていない道路もあっただろうから、このあたりは、もっと踏切だらけだったんだなあ。