Concept / 10のコンセプト 開放的で感性に響く、健康・安心・安全・高耐久な家

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気候風土に適応したエコな家

民家のよさを取り入れた家

気候風土に適応した民家のよさを現代的にアレンジして、パッシブデザイン

  • 民家は以下のように、地域の気候風土にうまく適応してきました。
    暑い夏や雨 軒や庇、障子、すだれやよしずは日射を遮ります。雨でも窓を開けられます。
    寒い冬や光 冬は太陽高度が下がり、あたたかな日ざしが入り、大きな窓は奥まで光が届きます。
    雨戸や障子を閉め、断熱する緩衝地帯としての縁側や襖を閉めて小部屋化
    高温多湿 高床、開ければ風が通る、障子や襖で仕切った、開放的な田の字間取り(漢字「田」)
  • 風の向きや強さ、雨や雪の量など、気候は地域によって変わるので、その土地にあった家づくりをします。
▲強風を防ぎ、中庭を守る壁
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開放的な広がり空間のある家

開放的な民家のよさを現代的にアレンジ

心が通じあう開放的な空間

  • 民家は内外に開放的で、互いに感じる気配が家族の絆を深め、日本人のおもいやりの心を育ててきました。
    そんなが通り、家族の心も通じ合う開放的気持ちいい家を現代的に創りたいと思います。
    風通しのいい家は家族間の心の「風通し」もいいです。
  • 玄関から個室へ直行したり、小部屋を多くした閉鎖的な「旅館型」と呼ばれる間取りが、風通しを悪くし、また家族のコミュニケーション不足や子供の問題を引き起こす原因のひとつと言われています。

なるべく引戸

  • 引戸には様々な利点があります。ドアは閉めた状態が普通ですが、引戸はどの状態でも使えます。
    通風採光空間の融通性広がりバリアフリー邪魔にならず家事動線がスムーズ、などです。
  • 気配を伝えるので、家族とのつながり感が生まれ、コミュニケーション思いやりの心が育ちます。
  • 部屋どうしの戸は開閉によりライフシーンの切替えができます。

見通しのよさ

  • 家の中を端から端まで見通せると、広がりを生んで気持ちいいし、家族が離れていても互いに何をしているか分かり、心がつながります
  • 部屋を引戸で仕切り、開けたままの状態で使うことが多いほど、広がり空間が生まれます。

回遊性のある間取り

  • 行き止まりをなくすと、楽しい家になるだけでなく、家事動線や来客時にもうひとつの動線があるなど、便利になり、風通しもよくなります。2つの階段や吹抜で立体的に回遊できるとなおいいです。
  • 外縁(ウッドデッキ)を介して、外と内をぐるぐる回れるのも楽しいです。
  • 子供が、のびのび育ちます。

できるだけ廊下のない間取り

  • 民家は、部屋と部屋が直接つながり、廊下はありませんでした。(広縁や縁側が廊下代わり)
  • 廊下をなるべくなくし、家全体がつながると、家族がふれあう機会が増え、風通しが良くなります。
  • 廊下と部屋の間は、風を通しやすい引戸(+ランマ付)とし、開閉調整できるといいです。
    また、廊下とLDKの場合は開け放てば、広がりが生まれます。

視点を下げた暮らし

  • リビングは床座スタイルにしてもいいし、そうでなくても、座面の低いソファにすると落ち着くと思います。
  • 食卓やイスを低くゆったりすると、落ち着き、そのまま食後もつくろげるでしょう。

自然と一体となって暮らせる、縁側や外縁デッキ

  • 縁側や外縁(デッキ)など、内外があいまいな空間を設けて、外の広がりを内に取り込みたいですね。
    アウトドアリビングとなり、夏は涼み、冬はひなたぼっこなんて気持ちいいですね。
  • 床段差なしにして、開け放して一体に使えるようにしたり、あえて段差を付けて、腰掛けられるようにしてもいいです。
▲2階共用コーナーとつながる大吹抜
▲廻り吹抜縁・2階子供室の引違戸
▲両引分戸でつながる・低座面のソファ
▲廻り広縁・畳リビング
▲廻れる外縁デッキ
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家族とふれあう心和む家

コミュニケーション豊かな空間

家じゅうコミュニケーションスペース

  • 自然にふれあえる間取りや様々な工夫を考えます。だんらんの場はLDだけではありません。

コーナー性をもった広い「使われる」LDK

  • 家族みんなが自然に集まるよう、LDKは、見通しのいい、各自好き勝手できるような広さコーナー性をもたせたつくりがいいでしょう。続き和室や畳コーナーを隣接させるのもいいです。
  • LDKに共用カウンターを設けると、家事や宿題など、誰でも使え、コミュニケーション豊かになります。

LDKに入ってから、上がる階段

  • お子さんが自然にあいさつできるよう、キッチン前を通って上がれるようにすると、よりいいです。
    断熱性を高めると、オープンにしやすいですが、気にされる方は階段前に引戸を設けるといいです。

上下階のコミュニケーションを促す吹抜

  • リビングに吹抜を設ける場合は、2階の共用コーナーや部屋に小窓を面するといいです。
  • LDKから上がる階段に、小さくても吹抜を付属させると同様な効果があります。
▲キッチン脇の共用カウンター
▲リビングから上がる階段
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プラスアルファのゆとりで人生を豊かに

家族の気配を感じる家は、子供に安心感を与える

間取りや素材、空間が子供に影響を与える

  • コミュニケーションを促し、あいさつなどの躾が自然に行われ、子供が健やかに育ちます。
  • 自然素材を使った光や風を感じる豊かな空間は、感性豊かな子供を育てます。

しつらいスペース

  • 花や小物、絵などを飾れる棚等があり、季節ごとに変えると、四季の季節感を演出でき感性豊かになります。
  • 家族の書いた絵や習字、記念写真などを飾ると、家族間のコミュニケーションを深めます。

共用カウンターやキッチンカウンターや大きなテーブル

  • 子供は小さいうちは自分の部屋よりも、お母さんの近くの方が、分からない所をすぐ聞けるし、安心して自然に勉強しやすいと思います。
  • LDK廻りにみんなが使える場所があり、家事や書斎、勉強スペースになるといいでしょう。

子供室のドアは気配を伝えるものに

  • 引戸にして普段から全開させるようにしたり、閉めても気配の分かる半透明アクリル板等を入れたりすると、子供は家族とつながっているという安心感が生まれ、勉強にも集中できると思います。
  • プライバシー最優先を見直し、いい親子関係にしたいものです。

子供室の見直し

  • LDKを大きくし、子供室は圧迫感を感じさせない工夫をして、多少、小さくてもいいのでは。
    広くて何でもそろった部屋が快適すぎて、こもらないためにも。2階に共用コーナーを設けるのもいいです。
  • 兄弟の人数や性別、年齢差にもよりますが、1室を最初は共用で、その後、成長に合わせて建具や家具で仕切るなどの工夫しながら、変化できるほうが絆も深まりますし、将来対応もしやすいです。
▲2階共用カウンター・吹抜に面する障子
▲2階共用カウンター
▲3つに仕切れる子供室
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人にやさしいバリアフリーの家

お年よりにとって、やさしい家は、だれにでもやさしい

ユニバーサルデザイン

  • だれでも年を取ります。将来を考えた設計しています。だれにでもやさしい設計をそう呼びます。

バリアフリーで安全な引戸

  • 大きく体を動かさなくても操作しやすく、楽で、介護もしやすいので、特に水廻りに使うといいです。

バリアフリー用に見えない

  • 手摺やベンチなどの機能を持ちつつ、違和感なくインテリアに同化するデザインがいいです。
  • 事例の玄関下足入は、ベンチと手摺を設けています。買い物袋をちょっと置いたりできます。
▲飾棚ベンチ、手摺
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気持ちいい自然素材の家

健康で、五感を育み、やすらぎを感じる

昔の民家は自然素材が当たり前でした

  • 民家は「木と土と紙でできている」と言われたように、自然素材だけで作られていました。
  • 自然素材が人気なのは、シックハウス健康問題、環境問題もありますが、「空気の気持ちよさ」「その表情」「時を経るごとに深まる味わい」に、やすらぎを感じるからでしょう。

呼吸する素材

  • 湿度を調整し、有害な化学物質を出しません。
  • 空気がさわやかで、新建材だらけの家にありがちな、いやなにおいがせず、火災時リスクを減らします。

肌触りがいい

  • 特に松材など針葉樹の無垢フローリングは触わると、冬は温かみがあり、夏はさらっとしています。
  • 木部塗料は、浸透型で木の温かみを感じ、べたつかず、安全な自然塗料は自分でメンテナンスできます。

経年変化により、味わいを増す素材

  • その風合いの変化や褪色がむしろ落ち着いていくような素材を使いたいです。
  • 自然素材は年月と共に味わいを増しますが、既製品は出来たときが一番で、後は汚れて行きます。
▲松材床、シナ材腰壁 自然塗装
▲米杉材玄関引戸
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地震、暴風雨、災害に強い家

家族の安全を守る耐震・耐風・防火

心強い耐震・制震・耐風・防火・防音

  • 外周に耐力面材を張り、筋交を併用した、木造軸組パネル工法で、サイコロのように面で固めています。
    筋交いや耐力壁を減らせるので、大空間を創ることが可能です
    世の中、耐力面材を張ってない家もあり、張ってある場合でも構造用合板を耐力面材に使用している家も多い
    ですが、合板は壁内に入った湿気が抜けにくいです。
    多機能耐力面材のモイスTMは、耐震・耐風・防火・防音・気密・透湿・耐朽性、防蟻性の効果があります。
  • 簡易な壁量計算ではなく、水平剛性も考えた、高度な構造計算である許容応力度計算をしています。
    一般の人が現場を見て、違いが分かりやすいのは、基礎の形状や配筋です。
  • 基本的に、最高ランクである、地震に強い耐震等級3、強風に強い耐風等級2をめざした設計をしています。
  • その上で地震の揺れを抑え、余震対策や数回の大地震に耐える、制震設計とすることがほとんどです。
▲粘性体と金属バネ内蔵の制震金物
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やすらぎを与える安心な家

防音・防犯・健康

防音

  • 断熱材にセルロースファイバーを採用すると、吸音防音遮音効果で、驚くほど静かになります。

泥棒の心理を考えた防犯

  • 塀は閉鎖的にするよりも、透けて見えるほうが隠れ場がなくてドロボウに狙われにくいです。
  • 防犯錠、防犯ガラス、面格子、防犯センサーライトや踏むと音が鳴る防犯砂利などの対応もします。

健康になる家

  • アトピー、ぜんそく、アレルギーの原因の一つである、ダニやカビなどのハウスダストを抑えるには、結露を防ぐことが前提です。高気密・高断熱と換気が重要です。
  • 自然素材は、吸放湿性により、結露を抑え、またシックハウス対策になります。
  • 花粉症対策には、室内物干しスペースや、花粉ブロック網戸などの提案をします。
▲透けて見える中庭塀
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時代に耐えうる家

耐久性、メンテナンス性、朽ちないデザイン、柔軟性

長持ちさせる耐久性

  • 家の構造体は耐久性の高い桧や米松を使っています。
    木部の防腐防蟻剤は、長持ちしない農薬系ではない、健康的なホウ酸を採用しています。
    熱や湿気を排出する通気層(外壁等・屋根・床下)や外壁内や屋根裏に湿気を入れない気密が重要です。

合理的でメンテナンス性を考慮した素材

  • 木造住宅の外壁はサイディングが8割と圧倒的なシェアをもっています。
    レンガ調やタイル調など印刷で、再現性豊かな物が作りやすく、施工しやすく、ぱっと見がいいからです。
  • しかし、いずれは再塗装を行う時期がきます。以前と全く同じようにタイル目地まで、リアルに現場で再塗装ができるでしょうか。廃番になるサイクルも早く、継ぎ目等に劣化が早いシーリング材を多用しています。

色あせしないデザイン

  • 住宅デザインにはファッションと同じように「流行」があり消えていきます。
    自分たちが年老いた時も考え、いつまでも飽きが来ず、愛着を持って永く住まえることが重要です。

変化への柔軟な対応ができる空間

  • 今だけを考えず、家族の成長や家族構成やライフスタイルの変化に合わせて対応できる間取りがいいです。
  • 特に子供室間は固定した壁をなるべく作らず、全部戸にしておくと、全開すれば部屋がつながります。
    将来子供の独立後に、物置にしか使えない小部屋ばかり残るということがありません。
  • 使う人を限定せず、「だれの部屋」より「何をするスペース」という考えや余白のあるような広がりのある家は対応しやすいです。(そのため図面の部屋名は室1・2・・と表現しています)
▲メンテナンス容易なガルバリウム鋼板
▲自然素材の塗替え不要塗り壁とタイル
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医療・介護費までトータルコスト低減できる家

イニシャルコスト+ランニングコスト+医療・介護費の合計

家にかかる費用は建てたあとが重要

  • 建設費(イニシャルコスト)と光熱費や維持管理費(ランニングコスト)とプラス医療・介護費を合わせた、トータルコストを低減するために、様々な省エネ手法、メンテナンス軽減手法、健康対策の中から、条件や要望に合ったものを取り入れていきます。
  • パッシブデザインにすると、健康になり、医療・介護費を抑えることができます。