Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

熊本地震から2年・被災地の今・NHK「鶴瓶の家族に乾杯」で出会い旅・地震規模・被災規模・地震関連死・土砂災害・液状化現象

前回ブログの続きです。
前回は、「自治体の地震対策としての補助金制度・生垣、家具転倒防止金具、耐震診断、耐震改修、家の除却、危険空家の除却」

2016年4月14日に起きた、熊本地震から2年3か月たちました
先日放送された、NHK「鶴瓶の家族に乾杯」で鶴瓶さんと、藤井フミヤ(元チェッカーズ)が、最大震度7を2回計測した、震源地であり、一番の被災地の熊本県益城町と、隣の西原村(震度7 1回)を旅しました。
震災から 2年たちますが、まだまだ、復興のただなかにあり、番組では倒壊した神社や仮設住宅や集会所などを訪問していました。
復興から立ち上がろうと、頑張っている元気な人たちがたくさんいました。
「熊本地震から2年 藤井フミヤと益城町・西原村で出会い旅」 2018年521日放送
 
平成28年(2016年)熊本地震についてふりかえってみます。熊本地震 (2016年) – Wikipedia

<地震規模>
気象庁震度階級で最も大きい(震度7を超える震度階の表現は、現段階では存在しません)、震度7が4月14・16日の2回、6強が2回、6弱が3回発生しました。
14日の地震よりも、16日の地震のほうがマグニチュードが大きく、14日を前震、16日を本震と呼んでいます。
震度7は全国で、4及び5例目であり、連続は初です。
過去の震度7は1995年阪神・淡路大震災、2004年の新潟県中越地震、2011年の東日本大震災です。
震度7は、1949年に、前年の福井地震を契機に新たに導入された震度階であり、導入後の初が阪神・淡路大震災でした。
熊本地震の2回目の震度7は、マグニチュード Mj7.3であり、阪神・淡路大震災と同規模です。

大阪北部地震は震度6弱です。熊本地震と同様に断層型地震。
大きな余震が繰り返し襲ってきました。一連の地震回数(M3.5以上)は内陸型地震では1995年以降で最多です。最初の地震から1年間の有感地震は4,297回。
大分県でも大きく揺れました。別府市、由布市で震度6弱。

<人的被害>
死亡(直接死)
は50人で、そのうち、37人は家屋の倒壊、10人は土砂災害、1人は火災、1人は塀の下敷きになったことによる死で、全て熊本県です。
家屋倒壊死37人のうち、7人は前震で、30人は本震で死亡していますので、1回は耐えられた家が、2回目には倒壊したということであり、後者のほうが圧倒的に死者が多いです。
土砂災害による死者10人はいずれも南阿蘇村で被災。大規模なじずべりが衝撃的でした。
直接死50人のうち、益城町20人(震度7を2回)、南阿蘇村16人(震度6強)、西原村5人(震度7)、熊本市4人(震度6強)など。
震災関連死は212人。
避難生活によるストレスや持病の悪化などで死亡。
静脈血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)などにより車中泊後に死亡した人が少なくとも33人、病院や高齢者施設が被災して転院・移動中に死亡した人が少なくとも27人、などとなっています。
熊本県だけでなく、大分県でも3人が震災関連死に認定されています。
豪雨被害関連死は5人。
負傷者は2,804 人。
避難者は183,882 人。

<住宅被害>
住宅の全壊が8,673棟、半壊が34,726棟、一部破損が162,479棟、床上浸水が114棟、床下浸水が156棟
家屋被害は建築基準法が改正された1981年(昭和56年5月)以前に建築された旧耐震基準の古い木造家屋に集中しており、九州では台風対策のため重い瓦を使う住宅が多い点も被害を拡大させました。
震度7を2回観測した益城町では耐震基準がさらに強化された2000年以降に建てられたと見られる住宅の全壊もありました。
同法の耐震基準は、震度6強から7の揺れでも倒壊しない水準を求めていますが、強い揺れに2度襲われることは想定されていませんでした。
建物の危険性を調べる応急危険度判定は5月1日までに当初予定分を終え、判定を行った46,966棟のうち、13,113棟の建物が倒壊するおそれのある「危険」判定を受けました。
地震被害住宅、9割以上 益城町 

益城町の熊本地震2年後の調査では、残存していない割合は5割以上の1028棟にものぼります。


<公共建物の主な被害>
公共建物の被害が439棟。
熊本県では5つ市の本庁舎が被災。宇土市では、市役所の庁舎が半壊し、中層がつぶれてしまい、衝撃的な映像でした。
熊本市内の市立幼稚園、小学校、中学校、高校が、4月26日までに応急危険度判定で134棟が「危険」の判定。避難所となるべき場所がこれでは、避難できません。
熊本市立熊本市民病院は、建物が傾き、倒壊の恐れがあるとして自衛隊などにより患者の移送がなされました。けが人の手当や救護すべき施設がこれでは、困ります。
熊本城天守閣は、石垣がくずれ、柱1本だけで、奇跡的に倒壊を免れました。
熊本城天守は戦後、鉄筋コンクリートによる復興天守ですが、秀吉の家臣の加藤清正が築いた、全国で人気の高い城です。被災前に見学に行ったことがあります。
歴史多くの重要文化財歴史的建造物が石垣とともに崩壊してしまいました。

<土砂災害>
地震によって発生した土砂災害は国土交通省が、8月15日までに確認したもので九州6県で190件に達しており、このうち熊本県が158件となっています。
大規模な斜面崩壊や土石流、地滑りが発生しており、被害は特に南阿蘇村付近に集中しています。
本震から約2か月後の6月20日から21日にかけて熊本県内は豪雨に見舞われ、地震で地盤が緩んでいるところに大雨が降り、土砂災害が起こったとみられ、亡くなった5人を関連死と認定しました。

液状化現象>
熊本市の内陸部でも液状化現象が確認されました。
長さ4km、幅100m前後の帯状に分布し、特に旧国道3号線沿いの被害は甚大であり、1m程度地盤沈下を起こしている場所もあります。
建物も多く沈下しており、前後左右に傾くものが多くみられます。

<オープンハウス見学会のお知らせ>
愛知県岡崎市で、私たち夫婦建築士が設計した「備える家/岡崎」のオープンハウス見学会を開催します。7月28・29日
地震など様々なことに「備える」家です。
最高クラスの耐震等級3、地震の揺れを半分以下に抑える制振金物液状化地盤補強(スーパージオ工法)、最高クラスの耐風等級2家具転倒防止金物設置下地感震ブレーカー付分電盤 防火 他
詳しくはこちらのオープンハウスお知らせサイトへ
岡崎のKANO空感設計 加納年勝  

次回に続く
「耐震性を最高ランクの耐震等級3に上げるだけでは不十分・簡易な「壁量計算」ではなく、高度な「許容応力度計算」が必要」