Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

豪雨や台風、地震などの災害に備える家・インフラが途絶しても住める家・「備える家/岡崎」オープンハウス見学会7月28・29日

前回ブログの続きです。
前回は「豊田市で小学生が熱中症で死亡・熱中症に備える住宅・命を救って健康でいられるパッシブデザインのエコ住宅設計の重要性・「備える家/岡崎」オープンハウス見学会7月28・29日」

< 大災害や異常気象に頻繁にみまわれる日本>
 今回の7月中旬の異常猛暑や、7月上旬の西日本豪雨や、6月18日(発生1か月)の大阪府北部地震や、4月14日の三河南部地震(熊本地震からちょうど2年の日)などを含めの日本には、台風、暴風雨、地震、雪害など大きな災害にいくたびも襲われています。

過去ブログ
「西日本豪雨に愛知県岡崎市消防本部の全国で1台の全地形対応車「レッドサラマンダー」出動」
過去ブログ
「大阪北部地震発生・液状化対策、高度な耐震設計、制震設計、家具転倒防止対策、地震時火災対策を行った「備える家/岡崎」のオープンハウス開催7月28・29日」
過去ブログ
「熊本地震から2年を迎えた4月14日に、三河南部の西尾で大きな地震」
今後、異常気象がもっと増えていく傾向ですし、東海地方に大きな被害をもたらす南海トラフ地震の発生確率は、以前よりもどんどん上がっています。
過去ブログ
「南海トラフによる地震の確率が80%に上がりました」

<災害に強い家、「災害に備える家」>
災害に強い家、「災害に備える家」が必要です。
なるべく被災しないように、設計することが重要です。
建築にたずさわる者として、災害に強い住宅設計をして、一人でも多くの人命を守り、けが人を出さないことを考えています。
地震に対しては、地盤補強(必要な場合は液状化対策地盤補強)、耐震設計(最高ランクの耐震等級3)、制震設計(制震金物)、家具転倒防止対策、耐震システムバス(タカラスタンダード製)、感震ブレーカー付分電盤電気復旧時火災を防ぐ)など。
台風や強風に対しては、耐風設計(最高ランクの耐風等級2)、窓シャッターや雨戸など。
豪雨に対しては、盛り土、高基礎、高床、土留め擁壁、家の配置など。
 
<インフラが途絶しても住める家>
電気、ガス、上下水道などのインフラが途絶したとしても、それに対して、備える各種の設計をして、ある程度はもちこたえ、避難所や車内生活をしなくても、家で過ごすことができるような災害に強い家にするよう心掛けていきたいと、考えています。
高気密高断熱にしたり、雨水タンク、太陽光発電、太陽熱給湯、通風、太陽熱の夏の遮蔽、冬の取得などの自然エネルギー利用、感震ブレーカー付の分電盤の採用、備蓄倉庫など。
生活が大変な避難所や車内生活は、感染症や寒暖などによる病気リスク、エコノミー症候群の可能性を伴いますし、ペットを飼っているお宅は、一緒に連れていけないという問題もあります。

<停電しても住める家>
様々な自然災害により、地域全体が被災すると、電気が何日も復旧しないことがあります。
落雷による停電のほうがより、起こる可能性が高いです。
太陽光発電を設置すると、日中は電気が使えますが、ワット数が制限されており、使えるのは、常時接続しておきたい、冷蔵庫や電池がなくっては困る携帯電話の充電程度です。
もっとたくさんの電気や夜間に電気を利用するために、蓄電池を設置する方法もあります。
 
太陽光発電や蓄電池などの設備は、まずを家をパッシブデザインにした上で、行うべきです。
パッシブデザインについては前回ブログや、KANO空感設計 Eco House/エコ住宅ページ
今回の西日本豪雨のように大規模浸水したら、蓄電池やパワーコンディショナー(交流と直流を切り替える設備)が壊れる可能性があります。
強風で物が飛んできて、発電パネルが壊れる可能性もありえます。
太陽光発電パネルは、架台も含め、重いので、耐震上は不利です。
なので、設置する場合や将来設置予定の場合は、その荷重を考慮した耐震性の高い住宅にする必要があります。
電気によるエアコンや扇風機頼みの低気密低断熱家で、しかも風通しが悪い家では、停電したら、猛暑を乗り切れません。
避難所へ避難したとしても、避難所が体育館等であることが多く、エアコンがなく、扇風機くらいしかないことが多いです。
その後、避難生活が長引くと、プライバシー等の観点から、仕切られると、風も通らなくなってしまいます。
避難所で熱中症になってしまう可能性があります。

 なるべく、被災しない家を設計することが、重要ですが、万一、被災したとしても、補修で済むならば、避難所でなく、自宅で過ごせるような対策をした家を設計することが重要です。
 高気密高断熱+高遮熱で、風通しのいい家を設計すれば、エアコンや扇風機なしでも、なんとか過ごせるかもしれません。
夏は外に風があるといいですが、最近の猛暑のような外気温の場合は、暑い風が入ってきてしまい、かえってよくないですので、そういう場合は別の場所に一時的に移動したほうがいいです。
冬は、大きな窓からの日射取得の熱によって、過ごせるくらいに高気密高断熱にするといいですが、雪や雨になると、日射取得は期待できません。
超高気密・超高断熱パッシブハウスにすると、カセットコンロなど小さな熱源でも、暖まり、厚着するなり、毛布をかぶるなりすれば、一時的にしのげるかもしれません。
パッシブハウスについてはこちら 長年、会員になっていました。パッシブハウスジャパンの認定する省エネ診断士の資格を持っています。
 
<断水や取水制限されても住める家>
今回の豪雨で、呉市では幹線道路や鉄道が土砂災害で通行できなくなり、陸の孤島化し、お店から、飲料水や食べ物がなくなっても、補充できないという事態になりました。
地震や豪雨、耐風などの自然災害時の断水だけではなく、異常気象である異常渇水による取水制限の時にも役立ちます。
備蓄倉庫や納戸や床下収納などの収納部に、大量にペットボトルの飲料水を保管しておくことをおすすめします。
KANO空感設計では基礎断熱の家を設計することが多く、床下空間は家と同じ一体空間になります。
1階に設けた和室や畳コーナーの直下を全面畳下収納にすることが多いです。ここに大量に飲料水を保管できます。
 
雨水タンクが自宅にあれば、洗浄や洗濯などに使えます。便器の水を流すことにも。
縦樋から流れてきた雨水をためておくタンクです。
設計した「通る家/岡崎」と「大屋根中庭の家/岡崎」で雨水タンクを設置したことがあります。
過去ブログ
岡崎市・雨水流出抑制の補助金制度 雨水タンクの設計採用事例
過去ブログ
「刈谷市役所に設置してあった雨水タンク・補助金制度・雨水タンクの設計事例」
浄化槽があり、下水道に切りかえるなら、既設浄化槽を雨水タンクとして再利用することもできます。

井戸があれば、飲料に適していると判断された井戸水なら飲むこともできます。
地中深くは、地熱のおかげで、一年じゅうほぼ同じ15°程度の地中温度なので、水温は、夏は冷たく、冬はあたたかく感じます。
そのままでは飲用に適さない場合は、特殊な機械を通せば飲用にできることもあります。
飲用にできない水だとしても、災害時はおおいに役に立ちます。
 設計した「通る家/岡崎」では庭に、井戸を掘りました。
過去ブログ
「「通る家/岡崎」 井戸着工」
「「通る家/岡崎」 井戸堀り」
「通る家/岡崎」 井戸水湧出
「通る家/岡崎」 井戸ポンプ設置

タンクがないタンクレス便器がカッコイイと人気ですが、タンク付便器は、断水した時はロータンクにたまっている水を利用できます。

ホーローで有名な水回りメーカーのタカラスタンダード製のシステムバス(ユニットバス)をよく、採用します。
耐震システムバスがウリで、地震に強いです。
入浴後にお風呂の湯を抜かないでおくと、ためておいた水が、万一の際に利用できます。
 
<ガスがとまっても住める家>
都市ガスよりは、プロパンガスのほうが復旧が早いです。ただし、都市ガスがきてない地域は使えないですし、プロパンガスの方がコストが高いです。
一般的に、電気は水道やガスに比べ、比較的復旧が早いので、ガス配管をせず、オール電化の家にするという方法もあります。
給湯に使う水が断水していたら、エコキュートのタンクに残っているお湯や、それが停電で冷めた場合は水が使えるコックがついている機種もあります。
タンク内の水を使い切ってしまえば、お湯を作れなくなります。
オール電化の家では、料理の過熱にIHヒーターやラジエントヒーター等を使います。
  
<お知らせ>
KANO空感設計では、7月28・29日に岡崎で「備える家/岡崎」のオープンハウス見学会を開催します。
熱中症や地震など自然災害だけでなく、様々なことに「備える」家です。
詳しくはこちらのオープンハウスお知らせサイトへ