Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

豊田市で小学生が熱中症で死亡・熱中症に備える住宅・命を救って健康でいられるパッシブデザインのエコ住宅設計の重要性・「備える家/岡崎」オープンハウス見学会7月28・29日

<全国で猛暑・熱中症多発>
連日、全国で真夏日(35度以上)になるところが多く、場所によっては、39度を超える気温が続いています。
17日は、最高気温が、全国トップ10のうち5位までを岐阜県の地点が占めました。
1位は昨日に続き、揖斐川町で、3位は過去に日本最高記録40.9℃を作った多治見市。現在の最高記録は41度の江川崎(高知県)。
18日に多治見で40度を記録しました。40度以上は国内で5年ぶりです。多治見に実家があります。
5年ぶりの40℃到達 岐阜県多治見・美濃で Yahoo!ニュース 2018年7月18日

愛知県では、名古屋市が7位です。
先日の3連休に、全国で14名も熱中症でなくなりました。
「熱中症とは?どんな症状?」をまず知ることが重要です。
熱中症の症状 | 熱中症について学ぼう | 熱中症ゼロへ – 日本気象協会
めまいや顔のほてり、筋肉痛や筋肉のけいれん、体のだるさや吐き気、汗のかきかたがおかしい、体温が高い、皮ふの異常、呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない、自分で上手に水分補給ができないなどの症状が出ることがあります。
熱中症の予防・対策
熱中症指数というものがあります。携帯できる熱中症計という計測器がありますので、持ち歩いたりするといいでしょう。
応急処置のポイント

<豊田市で小学生が熱中症で死亡>
豊田市の梅坪小学校で、17日午前、小学1年生の男の子が熱中症の疑いで救急搬送されましたが、その後、亡くなりました。
近くで起こったことであり、しかも小学生が亡くなりショックです。
ご家族の心情を思うと、私たち、子供を持つ親として、かわいそうで、無念でなりません。謹んでお悔みを申し上げます。
豊田市の今日の最高気温は37.3度でした。
熱中症の疑いで小1男児が死亡 校外学習の後、学校で意識失う 校長「判断が甘かったことを痛感」 愛知・豊田市 中京テレビ
 “熱中症”小1男児が死亡 校舎で意識失う 愛知・豊田市 日本テレビニュース
小1の熱中症死、豊田市が小学校のエアコン設置前倒しへ 2018年7月18日

< 家の中で熱中症で死亡>
熱中症で亡くなる方の特徴として、外ではなく、家の中にいて、熱中症で亡くなる方が、4割とかなり多いです。
家の中だから、日影だから大丈夫だとか、エアコンをつけると電気代がもったいないとか、我慢できると思っていると、大変なことになります。
死に至らなくとも、後遺症などで休職や失職したり、医療費や介護費用がかかり、家族などに負担をかけることになってしまう可能性もありえます。

<熱中症対策住宅設計> 「熱中症に備える家」
電気代が気になって、エアコンや扇風機をつけないのならば、最近のエアコンはかなり省エネなので、古いエアコンはまだ使えたとしても、思いきって買い替えたほうが、電気代が下がり、電気代が気にならなくなりますし、様々な機能がついていて、より快適になります。
高気密高断熱+高遮熱の家を設計し、エアコンの効きを高めて、省エネとなる、高めの設定温度でも十分、冷房が効くようにするといいです。

<遮熱の重要性>

熱を遮る遮熱が、重要です。軒を出したり、庇を付けて、窓や外壁に当たる熱量を抑えます。
夏に帽子をかぶることと同じですが、難しいのは、帽子は気候に合わせて、かぶったり、とったりできますが、住宅建築はそれができないことです。
深すぎる軒や庇は、冬に入る日ざしを遮ってしまいます。
夏は太陽高度が高いので、ある程度の深さの軒や庇で防いで、防ぎきれない日射を、コントロール可能な以下のようなもので防ぐといいです。
家に入る熱量の半分以上は窓や玄関などの開口部なので、強烈に入ってくる熱をシャッター雨戸で防ぐといいです。
できれば、電動通風ルーバーシャッター可動ルーバー通風雨戸にして、閉めてロックしていても、風が通るようにできると、夜中も安心して、ルーバーを開いた状態で寝ることができます。
光はルーバーのすきまから、通るので、室内が真っ暗にならず、照明を点灯せずに過ごせるかもしれません。
サッシ等の開口部のガラスを2枚のペアガラスや3枚のトリプルガラスとし、薄い金属フィルムを張った遮熱Low-E(ロウイー)ガラスにするといいです。
アルミサッシではなく、アルミ樹脂複合サッシ樹脂サッシにして、枠やフレームの気密断熱性を高めることも重要です。
サッシを二重にした、二重窓にすると、気密断熱と遮熱を高めることができ、防音性も高まります。
リフォームでも対応しやすいです。既設のサッシの室内側に樹脂サッシを設置するのです。
遮熱カーテン遮熱レースもありますが、窓の内側で対策するよりも、窓の外側で対策することが重要です。
窓外に、外付けブラインド外付けロールスクリーン遮光スクリーンオーニングを付ける方法もあります。
窓や外壁に日影をつくる、「生きている」つる性植物による「緑のカーテン」は、気化熱により周辺温度を下げるので、すだれよりも効果的です。
過去ブログ
「住宅の省エネ快適パッシブデザイン「緑のカーテン(グリーンカーテン)」遮熱・採光・通風・気化熱温度低下・熱中症対策・熱帯夜対策・鑑賞・プライバシー対策・エコ・ヒートアイランド対策」

西日対策も重要です。
日射遮蔽だけを考えれば、西面に窓がないほうがいいくらいですが、大きくはせず、採光や通風できる程度の窓の数や位置とします。
陽が落ちても、家が熱帯夜で寝られないなどの弊害をなくす必要があります。
十分な睡眠が翌日の熱中症対策としても有効です。

家の外周全面に、耐力面材モイスTMを張った設計をしています。高気密高断熱につながります。
そこに張る透湿防水シートに普通のものではなく、アルミ蒸着した遮熱透湿防水シートにしたり、アルミ蒸着した断熱材を天井や屋根の断熱材として使うと遮熱効果があります。

屋根裏にこもりがちな暑い空気を排出するために、棟換気にしたり、妻面に通風口を設置し、軒天材に、小さな通気用の穴のあいた有孔ボードを採用したりしています。
コストパフォーマンスやメンテナンス性のよさから、外壁や屋根に遮熱塗装されたガルバリウム鋼板を採用することが多いです。遮熱塗装ガルバリウム鋼板
  
<風通しの重要性>
比較的暑くない、朝方や夜、雨天などは、エアコンを付けなくても、通風で過ごせるよう、風の流れを考えた設計をします。
通風は湿気を排出することにもなります。湿度が下がれば、気温が高めでも、暑く感じにくくなります。
雨が降っていても風を通せるよう、軒を出したり、窓上庇を設けたり、雨が入りにくい窓の開閉方式にします。
無風でも、煙突効果で、室内に上昇気流を生み出す、吹抜やリビング階段や高窓の設計をします。
電動通風ルーバーシャッター可動ルーバー通風雨戸にして、閉めてロックしていても、風が通るようにできると、夜中も安心して、ルーバーを開いた状態で寝ることができます。

<熱中症対策ともなる、パッシブデザインのエコ住宅設計>
熱中症対策ともなる、パッシブデザインのエコ住宅設計が重要です。
パッシブデザインとは、なるべく設備に頼らず、太陽や風などの自然の力を生かしたり、コントロールしたり、高気密高断熱にして、省エネ、健康、快適にする設計手法です。
パッシブデザインのリフォーム設計もあります。
パッシブデザインについて、詳しくは、KANO空感設計 ホームページ Eco House/エコハウスページ
KANO空感設計では、7月28・29日に岡崎で「備える家/岡崎」のオープンハウス見学会を開催します。
熱中症や地震など自然災害だけでなく、様々なことに「備える」家です。
詳しくはこちらのオープンハウスお知らせサイトへ

次回に続く
「豪雨や地震などの災害に備える家」