Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

京都・桜花見と建築見学2 秀吉「醍醐の花見」世界遺産の醍醐寺

前回のブログの続きです。京都市内ですが、京都盆地内ではなく、清水寺などがある東山を越えた山科区へ。
初めてこのエリアに来ました。
世界遺産であり、豊臣秀吉が開いた大規模な「醍醐の花見」で有名な醍醐寺へ。五重塔が有名です。
真言宗醍醐寺派の大本山です。

とても、広大な境内で、大きな醍醐山含めて境内です。大きく2つのエリアに分かれています。
山頂にある、上醍醐へは、登山となり、1時間かかると受付で言われたので、時間的に、無理だと思い、山すその下醍醐をまわりました。上醍醐にも国宝、重文がいっぱいです。いつか行って見たいと思います。

 総門の前にあるしだれ桜がきれいです。

参道である桜馬場の左手にある三宝院へ。2棟の国宝、7棟の重要文化財があります。
見事な国宝の唐門です。こけら葺き屋根。
三宝院は三園御殿とも呼ばれる門跡寺院(皇族・貴族が住職)ですので、菊紋があります。

大玄関前にある古木「太閣しだれ桜」。
この桜もそうですが、醍醐寺の桜は全体的に、平安神宮のある岡崎公園まわりの桜と違って、開花が早く、散り始めです。

重要文化財の玄関。

庭園の南方にあるしだれ桜。右は重要文化財の勅使の間、秋草の間、葵の間のある殿堂。

 三宝院庭園は、秀吉が設計した、国の特別名勝・特別史跡です。すばらしい池泉式回遊庭園です。
この2つを合わせもったのは、他には、金閣と銀閣のみです。国宝の表書院から見た庭園。

特別拝観をしていた、重要文化財の純浄観から、見た庭園。滝や苔むした2つの橋が印象的でした。


三宝院を出て、桜並木の参道である桜馬場を通り、仁王門をくぐります。豊臣秀頼が1605年に再建。仁王像は重要文化財。

重要文化財の清涼殿本殿。醍醐寺の総鎮守清瀧権現(せいりゅうごんげん)を祀る鎮守社。

京都市内最古で、国宝の五重塔。醍醐天皇のご冥福を祈るために朱雀天皇の御願で建てられました。
京都府下最古の木造建造物です。951年築。
京都市の五重塔は意外と少なく4つです。東寺と法観寺(八坂の塔)は昨年見ました。
残る仁和寺は、かなり昔に行ったことがあるので、見たはずですが、覚えがないです。
ここは、遅咲きの御室の桜が有名なので、いつか行きたいです。

国宝の金堂。豊臣秀吉の命によって、紀州(和歌山県)の湯浅から移築されたもので、主要部は平安末期の様式を完全に残しています。 本尊の薬師如来と両脇侍は鎌倉時代の作で、いずれも重要文化財に指定されています。
醍醐寺の中心のお堂です。

不動堂の手前は不動明王像。堂前の護摩道場では、柴燈護摩を焚く準備をしていました。

 鐘楼。新緑のあおもみじがきれいです。

 観音堂。大きな仏像がありました。

 弁天堂。音楽などの学芸や知識の女神であるとして広く知られている弁才天(七福神の一つ)が祀られています。

 池の上にも池と流れがありました。とても美しいところです。

もと来た、桜馬場まで戻り、左(南北方向)に曲がり、桜並木へ。

霊宝館に入りました。国宝や重文だけで7万5千点以上、未指定の文化財を含めると、約10万点以上に及ぶ寺宝を収蔵しています。すばらしい仏像群を見ることができました。

八重桜がきれい。

仏像棟の仏像もかなり、見応えがありました。五重の塔も模型も。

お休み処には、たくさんの出店がありました。あおもみじと桜のコラボがきれい。

 次回に続く。醍醐寺を後にし、勧修寺へ。