Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

NHK朝ドラの「半分、青い。」 架空の東美濃市ふくろう商店街のロケ地 恵那市岩村町・古い町並み(重要伝統的建造物群保存地区)

前回ブログの続きです。
NHK朝ドラの「半分、青い。」の岐阜県恵那市岩村町の本通りの商店街が、架空の東美濃市ふくろう商店街のロケ地です。
岩村町へは、以前、行ったことがあります。
岩村町本通りは、古い町並みが残り、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
先月、「中馬のおひなさん」に行った、豊田市足助町の古い町並みも指定されています。
過去ブログ。20回連載の1回目。
豊田市足助町「中馬のおひなさん」見学1 足助八幡宮1 木製大鳥居・拝殿・足神 
愛知県では、足助町の他は、名古屋市緑区の有松町が指定されているだけです。
岐阜県は、岩村町の他は、美濃市美濃町、郡上市郡上八幡北町、高山市の三町と下二之町大新町、白川村荻町が指定されています。
岐阜県の重要伝統的建造物群保存地区

恵那市岩村町本通り

岩村町本通り伝統的建造物群保存地区は、その町並の形成過程において、保存地区のほぼ中央に位置する桝形より東側と西側の大きく二つにわけられる。

 東側(本町地区)は、江戸時代の城下町のうち商家町として栄えた地区で、坂の上手より上町・中町・下町と呼ばれ、上町には主として職人が、中町・下町には主として商人が住んでいた。これらの町家の敷地は間口が4間程度で、南北に長い短冊形の敷地割となっている。離れ座敷や土蔵をもつものが多く、中庭には天正疎水と呼ばれる水路が保存地区を縦断するように通っている。建物は江戸時代に建設されたものが多く、主屋のほとんどは木造二階建切妻造、平入、桟瓦葺きで、厨子二階であるものも多く、全体として軒の低い町並みとなっている。

 西側(新町地区)は、岩村電気軌道が明治39年に開通したことなどをきっかけに商業の町並みとして栄え、今も岩村町の商業の中心地となっている。町家の敷地の間口は約4間で本町地区とほぼ同じだが、敷地奥を裏通りで区画されるため奥行が短くなっている。建物は、明治以降の切妻、平入、桟瓦葺きで、本町地区に比べて全体に軒高の高い木造二階建のものが多い。

 岩村町本通り伝統的建造物群保存地区は、城下町の町家として形成された町の形態と、近代の発展過程を伝える町家群が岩村川等周辺の環境と一体となって、東濃地方の商家町として特色ある歴史的景観を良好に伝えている。

次回に続く