Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

「暮らせる蔵」 竣工写真 その3

昨日のブログの続きで、「暮らせる蔵」の竣工写真をアップします。
3回目の今日は、1階の内観(インテリア)写真です。

床の間の「違い棚」をモダンにアレンジした、ホールの飾り棚。
ホールの両側に面して、たくさんの収納があります。
手前の玄関には、土間の玄関収納が付属しています。

床は、無垢の赤松フローリングに、ドイツ製自然塗料のプラネットカラーで黒く着色しています。
壁と1階の天井はドイツ製のウッドチップ入りクロスのオガファーザーです。吸放湿性があります。
キッチンコンロ手元はガラス仕切とし、視界を広げます。

キッチン背面のカップボードは造作家具として創りました。吊戸棚とキャビネットの間の壁は、磁石の付くホーロー製キッチンパネル張りなので、給食の献立表を張ったり、直接ペンで文字を書いても消せます。

リビングには大きな吹抜があり、屋根野地板やそれを支える垂木を見せたダイナミックなデザインとし、天井が高い蔵のようなイメージとしています。
正面奥の壁の向こうは、書斎です。
写真中央右側にある、ホールとリビングとの引戸や吹抜に面する2階引違戸には、光をやわらかく通す紙ボードがはめられています。
キッチンの隣に洗面室があり、水回りの動線がコンパクトにまとめられており、トイレにもつながっています。
トイレはホール側と洗面室側の2枚の引戸があり、通り抜けられます。

半円形のダイニングテーブルを造作家具として創りました。
奥には、階段脇に続き和室が見えます。

階段下に見える、TVを置くリビングボードは、キャスターが付いていて、可動できるので、手前に引き出せば、奥にある収納の扉を開けることができます。
階段1段目と高さをそろえて、一体に見えるデザインにしています。
次回は和室と2階のインテリアです。

「暮らせる蔵」 竣工写真 その2

昨日のブログの続きで、「暮らせる蔵」の竣工写真をアップします。
2回目の今日は、外観の夜景です。
夜景写真はプロカメラマンに撮っていただかないと、自分ではこんなにきれいに写すのは難しいです。

室内外の照明器具は、あたたかみのある、オレンジの光としています。
室内からの明かりにより、2階の縦スリット窓の存在感が強調されます。

黒い木製玄関ドアの上には通風採光ランマがあります。
昼は、暗くなりがちな北玄関を明るくし、夜は、玄関内の照明からの光が、軒天にやわらかく反射して、あたたかく、お出迎えをします。

蔵のように軒の出の少ない外観です。
和室の地窓(床近くに設けた窓)からもれる明かりが、坪庭の竹をやさしく照らし上げます。

室内と一体的になって広がる、外縁(ウッドデッキ)の広がり感が分かります。
次回はインテリアです。

「暮らせる蔵」 竣工写真 その1

今日から、4日間はブログで「暮らせる蔵」の竣工写真を、次々に公開します。
竣工から1ヶ月半経過しました。
竣工時に竣工写真をプロのカメラマン(アクエリアスの山下さん)に依頼して、撮影していただきました。
まずは外観から。

「暮らせる蔵」というタイトル通り、蔵をイメージした外観です。
2階の縦スリット窓を外壁から少し奥まった位置に設置してあり、蔵などに見られる「虫こ窓」をモチーフにしています。

駐車場と家との間には、植栽で目隠しされた坪庭があります。
黒い赤松の枕木利用の車止めの奥は、化粧砂利敷きとし、植栽との調和を図っています。

ポーチへはスロープで上がります。
ポーチの格子の裏に自転車を置くこと、将来、親ごさんとの同居になった場合のバリアフリーに配慮したものです。

シホウチクという竹を防根シートを巻いて植えてあります。
1階の黒い外壁は焼杉板です。
黒い木製の玄関ドアを開けた時に、室内が丸見えにならないように、正面からずらした位置に設けて、目隠格子で隠しています。

大屋根(1階屋根が2階屋根につながる屋根形式)の深い軒下には、外縁(ウッドデッキ)があり、物干場にもなります。
次回は外観夜景です。

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