Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

「回廊の家/岡崎」 竣工写真 その4 渡縁・南棟・北棟

和モダン住宅「回廊の家/岡崎」の竣工写真の続きです。

↑「回廊の家/岡崎」のタイトルの由来になっている、中庭1を取り囲む回廊の一部である、「渡縁2」。
渡り廊下のことで、造語であり、「わたりえん」と読んでいます。
もう1本の渡り廊下である「渡縁1」と共に、中央棟と南棟をつなぎます。
渡縁1の地窓(床近くに設けた窓)や渡縁2の地窓の向こうには、各々、中庭1と中庭3があります。

↑中庭1に面して設けられた南棟の縁側。
中庭1を中心に、リビング→ダイニング→渡縁1→縁側→渡縁2→広縁→リビングと、ぐるりと一周できます。
障子近くの床に設置された吹き出しグリルから床下冷暖房の冷気や暖気が上がってきます。
床自体も冷やしたり、温めます。

↑南棟の部屋。ここも含め、1階のフローリングは、無垢のヒノキです。

↑南棟の部屋。壁、天井は和紙張りです。

↑南棟の奥行の大きい外縁(ウッドデッキ)。
軒が深く、物干ししやすく、手摺にはふとんを掛けて干しやすいです。

↑中央棟の洗面コーナーとトイレ1。
洗面器とトイレ手洗器は、美濃焼(岐阜県東部地方の焼き物)で、お施主様と一緒に、窯元に買い付けに行ってきたものを造作家具に設置しました。
味わい深い、緑の織部焼と白い志野焼を選びました。
トイレ床は天然リノリウム、壁や天井ははっ水和紙張りです。
次回に続く。