Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

事務所名の由来その7

事務所名を変えた理由の7回目です。
「空間」の代わりに「空感」という言葉を使った理由は他にもあります。
時・間
「間(ま・あいだ)」には「時間」という意味もあります。「間もなく」とか「しばらくの間」と使いますね。
私達は価値ある「時間」、心地いい「時間」、かけがえのない「時間」といった、いい「間」を創りたいと思います。
また、Concept/9にあるように、年月が経ってもあきがこず、経年変化により、味わいを増す素材を使い、愛着が増すように。時間の変化に耐えられるように、柔軟性をもった家の造りを。
人・間
「人間」という言葉にも「間」が使われています。
「間柄(あいだがら)」というように、人と人の間の関係を示します。
親子間、夫婦間、兄弟間は互いの気配を感じられる配慮をすることによって、そして家を訪れる友人間、親戚間などは、気兼ねなく訪ねられ、また訪ねたくなる配慮をすることによって、人と人とのいい「間」を創るお手伝いをしたいと思います。
空間・時間・人間という言葉に使われた「間」という概念をいかに形にするかをいつも考えています。
Concept/1にあるように、光や風が通り、引き戸を多用した、内外に開放的な空間は、互いに心を通じ合わせ、家族の成長変化に合わせて、柔軟に対応できるおおらかさを持ちます。
いったんここで、事務所名を変えた理由の説明は終わりにします。
他にも「感」という言葉に込めた思いはありますが、また、今後、ブログで伝えていきたいと思います。

事務所名の由来その6

事務所名を変えた理由の6回目です。
「空間」の代わりに「空感」という言葉を使った理由は他にもあります。
空・間
空間の「空(くう)」とは「何もないスペース」のことを言います。
空間の「間(ま)」とは本来、「柱と柱の間」という意味です。
それが転じて、部屋を意味するようになり、民家では、襖や障子で仕切った、板間や土間など床材の違いによる呼び名、茶の間や客間など用途による呼び名、奥の間など場所による呼び名となりました。
ちなみに、「窓」という言葉を「間戸」と表現していました。柱と柱の間に立て込む戸だから、ぴったりですね。
日本の民家はこの「間」の連なりによって造られてきましたが、昔ながらの「間」のある家は急速に減り、欧米化されて、壁で閉ざされた「室」の連なりに変わってきました。
しかし、今でも「間取り」という言葉の中に、「間」は残っていますが、そうした家は「室取り」と呼ぶべきでしょう。
「空間」とは「柱と柱の間の何もないスペース」というのが本来の意味です。写真は再び、京都竜安寺です。今度は石庭でなく、手前の空間を見てください。「柱と柱の間の何もないスペース」を感じさせますね。

私達は「空間」を連想させる「空感」を使うことにより、何も必ず和風にするのではありませんが、こうした本来の「空間」という言葉が持っていた「空間性」や意味・考え方を継承したいと考えています。
また、続きは次回に。

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事務所名の由来その5

事務所名を変えた理由の5回目です。
「空間」の代わりに「空感」という言葉を使った理由は他にもあります。
互いを感じる
家はただそこで、寝食し、暮らすためだけの「空」ではありません。
家族の絆や子供の健全な心や頭を育て、お互いを感じる「空」なのです。
Concept/2、3にあるように、家は家族の気配を互いに「感」じながら、暮らせるよう、開放的な造りがいいと思います。
「KY」という言葉が「空気が読めない」の略として流行りましたが、日本人は、欧米人と違って、物事をはっきり言わない代わりに、「あうんの呼吸」とか、「空気を読む」ことに長けてきました。
それは、開放的な日本の民家の造りが大きく影響してきたと考えられます。
襖だけで仕切られた、隣合う部屋では、お互いの気配を感じやすく、また、音も伝わりやすいので、自然に遠慮や思いやりの心、そして、自己主張よりも和を尊ぶ心が育ったものと考えられます。
小部屋を多くし、個室化が進んだ閉鎖的な欧米化された家の造りが、自己主張ばかりして、周囲を考えず、思いやりのない「空気が読めない」人達を作り出している原因のひとつのような気がしてなりません。
また、続きは次回に。

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