INAX・LIXIL(リクシル)・森村グループの歴史 ノリタケカンパニーリミテド・TOTO・日本特殊陶業・日本碍子(日本ガイシ)・森村商事
前回ブログの続きです。
 帝国ホテルの旧ライト館のタイルは、帝国ホテルが常滑に直営工場「帝国ホテル煉瓦製作所」を作り、それにかかわった、現・(株)LIXIL(リクシル)は、現在ブランド名としてINAXを残しています。
 INAX・リクシルの歴史 伊奈製陶・INAX ものづくりのはじまり
 1887年頃 常滑の陶工であった伊奈初之丞が、陶管の製造を開始します。
 1917年 帝国ホテルが、帝国ホテル煉瓦製作所を常滑につくり、初之烝・長三郎親子が、技術顧問に招かれました。
 1921年 帝国ホテルが完成し、匿名組合伊奈製陶所を創業し、陶管(土管)やタイル等の建設用陶器を製造をします。
 1924年 法人化されて森村グループ入りし、タイルメーカーとして伊奈製陶株式会社が設立されます。古い便器にこの名を見ます。
 1985年 株式会社イナックスに社名を変えました。ブランド名はINAX
 2001年  サッシ等製造のトステムと経営統合し、持ち株会社のINAXトステムホールディングスの傘下会社となります。
 2004年 持ち株会社は株式会社住生活グループに改称されます。
 2011年 INAX、トステム、新日軽、東洋エクステリア、サンウェーブ工業が合併し、株式会社LIXIL」(リクシル)となりました。
  
 森村グループは、戦前の森村財閥の流れを汲む、世界最大のセラミックス企業グループです。
 
 森村財閥を作った、6代目森村市左衛門が、1904年に日本陶器合名会社を作り、後のノリタケカンパニーリミテドになりました。
 世界最大級の高級陶磁器・砥石メーカーです。
 「ノリタケ」とは、創業地の地名である名古屋市西区則武が由来です。
 愛知県ゆかりの会社が多いです。
 中核企業はノリタケカンパニーリミテドで、TOTO、日本特殊陶業、日本碍子(日本ガイシ)、森村商事 からなります。
 かつてはINAXも入っていましたが、 LIXIL(リクシル)として他社と合併した際に、離脱しました。
 ノリタケカンパニーリミテド、日本特殊陶業、日本ガイシの本社は名古屋です。
    
 次回に続く。森村グループのTOTOの歴史などについて。





