瀬戸・桜の名所2 定光寺(尾張徳川家ゆかり・重要文化財)
前回ブログの続きです。
瀬戸市の定光寺公園と道路をはさんで北隣りにある、定光寺へ。瀬戸市定光寺町373
尾張の嵐山といわれる景勝地です。春は桜、秋は紅葉が美しいです。
山上にあり、車で境内駐車場まで上ることも可能ですが、定光寺公園の北駐車場に停めて、165段の階段のある山中の参道を上がるほうが、雰囲気がよく、歴史の重みを感じながら、気分を高めてくれるので、おすすめです。
名古屋城は、徳川家康の九男・徳川義直が尾張徳川家の初代藩主として、居城した城です。
その義直が眠る廟所が境内の奥にひっそりとあります。
1336年創建。禅寺である、臨済宗妙心寺派(創建時は建長寺派)。
本堂、廟所(かなり変わった儒教風建築)が重要文化財です。
池にかかる直入橋。尾張徳川家二代・光友が1653年に作ったものです。瀬戸市文化財。池面は桜の花びらでいっぱい。
「尾藩祖廟」とは、尾張藩の祖である義直の廟所という意味です。
参道の階段。脇にせせらぎが流れ、一部は小滝となり、静寂の中、心地よい音を聞きながら、歩みを進めます。
山門周辺。
これより手前の参道や境内にもありますが、ミニ遍路の四国八十八ヶ所の弘法大師空海と仏像が二体セットでところどころに並びます。
山門の両脇に向月台?(京都・銀閣の庭園で見ました。これとは違い、砂で盛ったものですが)
山門の脇にあった由緒書。
本堂は1500年築で重要文化財です。屋根はこけら葺きで、昨年、葺き替えられました。
反りあがり、大きくはねだした屋根が優美です。
西脇に錦鯉のいる池があり、弁天島には石橋で渡れます。
紅葉の名所でもあります。
堂内。明かりとりの、波型の格子が印象的です。
観音堂。
観音様やそのまわりの仏像が織部焼なのは珍しい。さすが瀬戸。
ミニ遍路の奥は、薬師如来を祀る薬師堂。
少し、登っていくと、ミニ遍路脇に、Bと書かれたオリエンテーリングのポスト(コントロール)が!
雰囲気を損なうので、別の位置に変えてもらえないかなあ。
知らない人がほとんどなので、これは何だろうと思うでしょう。
オリエンテーリングについては、過去ブログへ。
瀬戸・桜の名所1 定光寺公園(ユースホステルクラブ・合同OL(オリエンテーリング)大会の思い出)
経蔵。しゃちほこが乗っています。
内部。
経蔵近くの桜。
八重桜。
展望台へ。
名駅の高層ビル群が見えました。名古屋城主の徳川義直もここから自分の居城を眺めたことでしょう。
山の桜がきれいです。
境内に戻ってきました。
手前は山門脇の鐘楼。塀の奥の桜はほとんど散っていました。
方丈(敬霊閣)。
庫裡(聚星寮)。
この先に、尾張徳川家の納骨堂がありますが、個人所有地(徳川家)なので、入れません。
シモクレンがきれいです。