Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

洪水危険、土砂崩れ注意…「地名」は警告する・隠された災害関連「地名」

西日本豪雨や台風12号で各地に、豪雨や台風による、洪水や浸水、土砂崩れ、高波など水にかかわる、大きな被害が起きています。
洪水や浸水、土砂崩れなど、水害が起こりやすい場所は、地名と関係しています。
地盤の軟弱性も示していることがあります。
やけに縁起のいい地名や、夢のある“キラキラ地名”は、かつては、違い、災害の過去を伝える地名だったかもしれません。
土地区画整理事業地区内や自治体や民間業者等による開発地、埋め立て地、造成地などは、元の地名から、変わっていることが多いです。
洪水危険、土砂崩れ注意…「地名」は警告する 読売新聞 2018年7月30日

西日本豪雨で大きな被害が出た被災地にはいずれも災害地名があり、災害の伝承もありました。
<広島県>
土砂崩れなどで100人以上が亡くなった広島県では、2014年にも広島市安佐南区八木などで、多くの死者を出しています。
大蛇退治の伝説があること、かつて伝説にちなむ「蛇落地(じゃらくち)」「蛇王池(じゃおういけ)」という地名がありました。
昔は土砂崩れを「蛇(じゃ)崩れ」や「蛇落(じゃらく)」と呼び、「蛇落地」は地区で土砂崩れがあったことを示す「災害地名」の可能性が高いです。

広島市安芸区矢野東7丁目では、約60棟の民家の3分の1が土石流にのまれました。
40年以上前に造成されたこの地区の住宅団地は、地元では「梅河(うめごう)ハイツ」と呼ばれ、梅河の地名は「埋め河(川)」に由来し、縁起を担いで「埋め」を松竹梅の「梅」に変えたと伝わります。
周辺には「滑ヶ谷」「荒巻」「荒川山」など、崩壊や土砂崩れを表す地名もあります。

広島県の被災地には、ほかにも災害地名とみられる名前があります。
三原市は三つの川が流れ込む「水」(ミ)の「原」(ハラ)、すなわち湿地にちなむ地名という説があり、坂町は文字通り「傾斜地」を意味します。
呉市は周囲を九つの峰で囲まれ、「九嶺(きゅうれい)」が「クレ」になったとも、崩壊地形を表す音「クラ」が由来ともいわれます。
2004年に呉市に編入された川尻町の「川尻」の名も、大量の水が地下を通る「河代(かわしろ)」が由来とされます。

熊野町で土砂崩れが起きたのは「川角(かわすみ)」地区の住宅団地です。
「馬(ウマ)」は崩壊地形を示す「ウバ」の当て字に使われることが多いですが、広島市東区「馬木(うまき)」と東広島市西条町「馬木」でともに土砂崩れが起きています。
ちなみに東区馬木3丁目は災害とは無縁の「やすらぎが丘団地」の名で開発されています。

<岡山県>
堤防決壊による、大洪水にみまわれた、岡山県倉敷市真備(まび)町の被害が大きかった川辺地区は文字通りの「川の辺(べ)」で、水害の常習地でした。

<愛媛県>
愛媛県大洲市や西予市で氾濫した肱(ひじ)川は、「肱のように屈曲している」「泥土やぬかるみ(ヒジ)が多い」ことに由来する暴れ川。

過去ブログで、地名と災害の関係について書いたことがあります。
液状化対策の地盤補強工法9 液状化しやすい・地盤の弱い可能性のある土地の地名

次回に続く
「地震時の地盤液状化現象・液状化対策地盤工法・スーパージオ工法、コロンブス工法、エコジオ工法」