岡崎・老舗二社の八丁味噌のGI(地理的表示保護制度)登録除外問題と解決へ向けての署名活動の動き
前回ブログの続きです。
前回は、かきつばたで有名な知立の「八橋」と、京都銘菓「八ツ橋」の関係・発祥問題
京都銘菓「八ツ橋」の老舗が、ライバル会社の創業年の表示に対し、提訴を行ない、問題になっている件も書きました。
この八ツ橋発祥問題から、地元の愛知県岡崎市の老舗二社の八丁味噌のGI登録問題を想起しました。
こちらは、発祥年や創業年が問題になっているのではなく、特産品のブランドを守る、国のGI(地理的表示保護制度)制度の登録から、本家である、カクキューと、まるやの二社が除外されてしまったことが問題となっています。
二社は、手間ひまかけた、本当の八丁味噌を作っているのにもかかわらず、それを今後、新商品等で名乗れなくなったり、GIマークを付けられないという本末転倒なおかしなことになっています。
世界から和食が注目を集めているのに、積極的な世界進出も危ぶまれます。
カクキューと、まるやの二社が、独自の味噌造りを行ってき
「岡崎と言えば、徳川家康と八丁味噌」というほどであり、この地域の誇りを傷つけられたように感じています。
今後、この状態のままでは、地場産業の衰退により、伝統の継承が困難となり、結果として八丁味噌のブランド力が低下してしまいます。
愛知・岐阜・三重の食文化のルーツです。
八丁味噌や赤みそを使った料理の多い、名古屋めしブームの全国展開のきっかけのひとつを作ったのは、岡崎の八丁味噌の蔵元に嫁いだNHK朝ドラマ「純情きらり」です。
岡崎だけでなく、三河、尾張、名古屋、愛知、東海地方の地域全体、さらには日本全体の問題につながっていくと思います。
登録基準の緩い製法で作られた、他社の味噌は、別物なので、本来は、別の名前にすべきだと思います。
参考
八丁味噌 wikipedia
名古屋めしの象徴・八丁味噌ブランド問題の「なぜ?」
<八丁味噌とは>
二社と関連会社で構成する八丁味噌協同組合のホームページ
八丁味噌とは?
二社があるのは、岡崎城から西へ八丁(約870m)離れた旧東海道沿いであり、「八丁味噌」の名前の由来となっています。
岡崎の老舗八丁味噌2社は、大量生産の他社と全く違い、伝統製法で造り続けている豆みその銘柄です。
大
味は大豆の旨味を凝縮した濃厚なコクと少々の酸味、渋味、苦味のある独特の風味が特徴
こちらは八丁味噌についての楽しくわかりやすい動画です。
岡崎市広報Youtube/
<岡崎まぜめん>
岡崎のご当地グルメである、「岡崎まぜめん」は、和洋中などいろんなジャンルの汁なし麺です。
その定義に、八丁味噌を使うことを第一番目に掲げています。
うちの事務所の近所の有名ラーメン店の「まるぎん商店」、「味波」、「かのん」、「キブンデサチオ」、「つめめん舎一輝」、「ばーばら美合店」、「Grappa」など、多数の店で、岡崎まぜめんを食べています。
子供たちが学校の給食で食べました。給食版岡崎まぜめん レシピ公開!
岡崎まぜめんプロジェクト – okazaki-mazemen ページ!
<家康らぁめん>
岡崎の有名ラーメンの7店で、八丁味噌を使ったラーメンなどが食べられます。
岡崎家康プロジェクト
参加店
バイシャンタン 北村店
KIbun,de,,sachio
暖だん
まるぎん商店
日本晴れ
ばーばら ラーメン屋
フジヤマ55 東岡崎店
<ドラマロケ地>
NHK朝ドラマ「純情きらり」のロケが、二社の蔵等を使って行われました。(放映は2005年4 月3 日~9 月30 日)
「純情きらり」は全編、見ました。
過去ブログ
愛知県岡崎市が舞台のNHK朝ドラマ 「純情きらり」・ロケ地情報
<カクキュー(合資会社 八丁味噌)>
カクキューのホームページの「八丁味噌とは」のページ
見学記
子供たちと、カクキューの工場見学と史料館の見学に行ったことがあります。
八丁味噌ソフトクリームおいしかったです。
子供たちは小学校からも見学に行きました。
地元の名産品ですから、学校教育として、地域愛を育み、素晴らしいことだと思います。
蔵のような雰囲気の家に住みたいというご要望の、「暮らせる蔵/阿久比」設計中に、カクキューの蔵が立ち並ぶ、八丁蔵通りを見学しました。
過去ブログ
岡崎八丁蔵通り
また、一昨年には、国の登録有形文化財に指定されているカクキューの本社事務所の特別公開日に見学に行ったことがあります。内部を見ることができました。
八丁味噌の里・史料館も登録有形文化財です。カクキューの登録有形文化財


会社概要のページ
カクキューはブランドであり、社名は「合資会社 八丁味噌」です。会社名が八丁味噌なのです。
八丁味噌の郷(工場見学・売店)を運営しているのは、別会社の株式会社 カクキュー八丁味噌です。
カクキューの歴史
1560年、今川義元に仕えていた早川家の先祖の新六郎勝久は、桶狭間の戦いで義元の死後、武士をやめ、号を久右衛門と改めます。
1645年創業
カクキューのロゴである、四角の中にある「久」は、味噌の仕込みを始めた早川久衛門の名に由来します。
資料紹介ページ
古い花火大会協賛ポスターやカクキューの八丁味噌を愛した著名人の一覧
徳川家康も愛した一人で、戦でも重宝されました。
宮内省御用達です。
岡崎カクキュー八丁村
新しい飲食施設ができました。
八丁味噌料理「休右衛門」、カフェ「Q to CAFE」、焼きカレー「元祖鉄板やきカレーbyさん太」の3店が入っています。
<株式会社 まるや八丁味噌>
社名に八丁味噌が入っています。
カクキューとは隣どうしです。古い歴史ある店舗が旧東海道をはさみ、向いあっています。
まるや八丁味噌のホームページ
まるやの歴史
旧社名は創業家大田家の名を付けた、合名会社大田商店
<GI登録問題の解決へ向けた署名活動>
この問題は、二社だけの問題ではなく、岡崎の伝統的地場産業であり、名産品であり、地域の誇り問題
岡崎の老舗八丁味噌2社のGI登録問題の解決へ向けた署名活動が始まりました。
東海テレビの動画です。
『八丁味噌』老舗メーカー2社のGI登録求め…地元の大学学長らが署名活動 愛知・岡崎市 yahoo!ニュース
八丁味噌老舗が署名活動 GI登録見直し求め
岡崎の愛知産業大学の学長であり、「岡崎の伝統を未来につなぐ会」の代表である、堀越哲美先生が発起人となっています。
私が名古屋工業大学の学生時代に、建築を教えていただいた、恩師です。
愛産大の初代学長の内藤昌先生も、同様です。
内藤先生とは、大学3年生の時に、京都を中心に滋賀、兵庫県の古建築を一週間かけてめぐる関西建築旅行に行っています。
過去ブログ
私の大学時代(名古屋工業大学)の思い出 <建築見学旅行・観光旅行>
岡崎の二社+各関連会社の計四社で構成する、八丁味噌協同組合のホームページ に署名活動の情報が掲載されています。
「岡崎の伝統を未来につなぐ会」による「地理的表示保護制度(GI)」における『八丁味噌』の登録見直しに関する要望の署名活動が開始されました。
署名受付場所は、岡崎商工会議所(イオン近く)、JR岡崎駅と名鉄東岡崎駅の各観光案内所、岡崎市観光協会、カクキューとまるやです。






