Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

東海地方以外の主な航空宇宙博物館 石川県立 航空プラザ・カワサキワールド・所沢航空発祥記念館・航空科学博物館・三菱みなとみらい技術館・河口湖自動車博物館・飛行舘・青森県立三沢航空科学館

前回ブログの続きです。
東海地方以外の主な航空宇宙博物館を紹介します。
<北陸地方>
石川県立 航空プラザは、石川県小松市の小松空港に隣接しています。無料。
日本海側唯一の航空機の博物館です。
小型飛行機からジェット戦闘機まで18機の実機の展示と、模型やパネル、風洞装置などを使った航空機の仕組み、飛行の原理などの展示があります。
国産初の旅客機であるYS-11の本物のシミュレーターやF-15戦闘機やセスナ機の操縦が体験できる簡易シミュレーターもあります。
館内の実機を見れる場所に、ぶ~んぶんワールドという遊具のある子供広場があります。
ちなみに、小松空港は、東京に住んでいた時に、羽田空港までのフライトで利用したことがあります。

<関西地方>
カワサキワールドは、川崎重工業グループの企業博物館です。
神戸港メリケンパークにある神戸海洋博物館の中にあります。
ヘリコプターの実物を展示しています。
川崎重工業は、本社が神戸市(東京にも)にあり、岐阜県各務原市で航空機製造、弥冨市、飛島村の工場で、航空機部品の製造をしています。
戦前は各務原市で戦闘機を製造していました。
ちなみに、「川崎」は創業者の川崎正蔵の姓が由来であり、神奈川県川崎市とは無関係で工場の立地もありません。
川崎重工業は造船業から始まった会社で、オートバイなど様々な分野で重要な地位を占める会社です。
神戸海洋博物館は、その美しいシンボリックな外観を見たことがあります。

  <関東地方>
所沢航空発祥記念館
埼玉所沢市は、日本の航空発祥の地であり、日本ではじめての飛行場がここに誕生しました。
飛行場は現存せず、現存飛行場で最古は、各務原の航空自衛隊岐阜基地です。
屋外には国産初の旅客機YS-11を展示。
通常は外からの見学のみとなりますが、年に数回、内部公開の日があり無料で見学することができます。
1962年(昭和37年)8月30日に、試作1号機が、名古屋空港で初飛行に成功しました。2006年最後の機が現役引退。
YS-11は、前回ブログで書いたように、昨秋オープンした、あいち航空ミュージアム内に展示されています。県営名古屋空港の隣。

航空科学博物館
成田空港に隣接した千葉県芝山町にあり、離着陸する飛行機が、5階の展望展示室から見られます。
日本製の名機YS-11の試作1号機や、ジェット機、プロペラ機など約20機を展示するほか、ボーイング747のコックピット模型での操縦体験や、パイロット訓練用のシミュレーター体験など、体験型展示が多いのが特徴です。
屋外展示場に実機多数あります。

三菱みなとみらい技術館は、神奈川県横浜市みなとみらいにある三菱重工業グループの企業博物館です。
7つのテーマのうち、「航空宇宙ゾーン」では、国産初のジェット旅客機MRJ(Mitsubishi Regional Jet)の機首・前胴部と主翼(一部)・エンジン部を実物大で再現しています。↓写真
機内に入り、実物の座席の座り心地を試したり、フライトシミュレーションを体験することができます。
MRJは前回ブログで書いたように、昨秋オープンした、MRJミュージアムで、そのテクノロジーの展示や最終組立工場を見学できます。
ロケットのエンジンの展示などもあります。
バーチャルツアーステーション」は、半径7m、全幅15mに及ぶ巨大シリンドリカル(円筒形)スクリーンが視界全域を覆い、まるで映像の中に入り込んでしまったような”異次元空間”ツアーが体験できます。

河口湖自動車博物館・飛行舘 山梨県南都留郡鳴沢村富士桜高原内
8月だけ開館します。

<東北>
青森県立三沢航空科学館は、青森県立三沢市の三沢空港・航空自衛隊三沢基地に隣接しています。
1931年、三沢・淋代海岸から離陸し、世界初の無着陸太平洋横断飛行に成功した、ミス・ビードル号の復元機があります。
国産初旅客機YS-11は、内部が見学できます。
↓十和田湖に沈んでいた旧陸軍の「一式双発高等練習機」。日本国内にほかに現存する機体はなく、非常に貴重です。

次回に続く

2018.04.13「自然・観光,建築
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