事務所名の由来その1
昨日のブログで触れた、事務所名を変えた理由を数回に分けて伝えます。
2002年4月設立から今年3月までの6年間、「KAN建築設計」という名称でやってきましたが、悩んだ末、ホームページ開設を機に事務所名を思い切って変えることにしました。
<KANO>
変えた理由のひとつは、「KAN建築設計」のKANは、自分達の名前「加納」KANOのKANを使い、また「感性豊かな空間・環境づくり」という3つのKANをテーマとしていたのですが、分かりづらく、「KANって何」と良く聞かれました。意味不明の言葉には人は親しみを感じません。「KANOのKAN」とは理解されないんだなと思い、それなら、KANOをそのまま使おうと考えました。
住宅などの細かい設計では組織事務所と違って、建築士個人の感性・能力・知識・経験が大きく影響します。だれが設計したのか、分からない建物ではなく、私達、加納「KANO」が設計しています!とちゃんと伝えたいと考え、事務所名に自分達の名前を入れたいというのはありました。
漢字ではなく、アルファベットにしたのは、デザインを売りにしている事務所として、横文字のほうがクールというのもありますが、「空感」の感(KAN)という言葉の響きとの共通性に気づいてほしいという思いもあります。
<設計>
事務所名の一番後ろの「設計」は業務内容が分かりやすいよう、また、HPの検索にひっかかりやすいよう、そのまま残すことにしました。最近の設計事務所の名前は多様で、名前を見ただけでは、何の会社かよく分からないですね。ネット社会の現代ではそれもありとは思うのですが・・・。
私達の場合はちゃんとした事務所の構えがあり、サインも上げるので、設計事務所ということがすぐ分かることが重要だと思いました。
次回に続く。