Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

岡崎市旧額田町の天恩寺(重要文化財)見学 足利尊氏の遺言で義光が創建し、徳川家康公の命を救った「家康公見返りの大杉」のある寺

住宅設計の敷地調査に岡崎市旧額田町へ。

新東名高速道路の岡崎東IC近くの天恩寺を見学しました。
仏殿(地蔵堂)と山門(日本最古の薬医門)が重要文化財です。日本最古の薬医門

鎌倉時代の承久の乱以降、三河は足利家一門の領地となり、足利尊氏の遺言で義光が創建しました。

1335年、矢作川の戦いで敗れた足利尊氏がこの地に敗退し、延命地蔵に祈願したところ、戦勝したためです。

風情ある階段を上がっていくと総門が見えます。 

総門脇の三十三観音堂。数えると三十三体の観音様が鎮座しています。

境内には杉の巨木が並び立ち壮観です。中でも、ひときわ大きい杉があり、「家康公見返りの大杉」と呼ばれ、岡崎市指定天然記念物です。

家康公が長篠の戦いに向かう途中、戦勝祈願に訪れた際、延命地蔵菩薩から、「家康、家康」と呼び止められ、ふり返ると大杉の影から、敵方の刺客が矢を差し向けるところだったのです。

命を救われた家康公は何度も馬上から見返り、戦場に向かいました。

放生池にかかる太鼓状の石橋を渡った先に見えるのが仏殿です。放生池は禅宗の寺院で見られます。

石垣が珍しく、この地に多い雲母片岩を積み重ねてあり、美しいです。

寺を見学する前に、隣の八幡社(神社)を通っていきましたが、そこでも見られました。

薄い石は、石仏等の屋根や側板としても使っていて、珍しいです。

右手には苔むした階段の先には水盤舎が見え、とてもいい雰囲気です。


強い反りがある入母屋造、檜皮葺屋根の禅宗様の仏殿は、重要文化財です。

軒は二軒扇垂木で大きく張り出しています。

命地蔵菩薩を祀ってあります。

仏殿と築地塀でつながる、山門(日本最古の薬医門)も要文化財です。

家康公が長篠城へ向かう際に天恩寺で一泊した翌日、大杉の下まで来た時に延命地蔵に呼び止められ、大杉の影から矢を射る敵から寸前で身を守ったという逸話があります。家康公が長篠城へ向かう際に天恩寺で一泊した翌日、大杉の下まで来た時に延命地蔵に呼び止められ、大杉の影から矢を射る敵から寸前で身を守ったという逸話があります。

方丈

なぜか、明治期の旧日本軍の絵が多数掲げられていました。お寺で初めて見ました。珍しいです。

足利家や家康しかり、明治以降も戦勝祈願の寺として崇拝されてきたからでしょうか。

山門前の立派な松は、岡崎市指定名木です。

大きくて立派な水盤舎

鐘楼 格子のすきまから鐘が見えました。

次回は隣の八幡社(神社)です。独特な石垣や尊厳高い雰囲気がよく、一緒に見るといいです。