Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

「大屋根中庭の家/岡崎」竣工写真 その2

3月に竣工し、オープンハウス(完成見学会)を開催した「大屋根中庭の家/岡崎」竣工写真 その2です。
大きな平屋のような、1階屋根が2階屋根までつながる「大屋根」と中庭コートハウスが特徴であるバリアフリー住宅です。

車いすが通りやすい、広くて幅のある玄関・ホール。階段下には、三角形の造作家具の下足入があります。下部は、外用の車いす置き場。
玄関とホールとの間は段差なしです。左の引き戸には、姿見鏡付。

写真左側にある玄関正面収納の上下扉の間には、将来、手摺を設置できます。
1階の戸は全て上吊引き戸で下レールなしでバリアフリーです。

ホールの先には、ダイニング(左)と吹抜のあるリビング(中央)と室1(右)の大きな一体的な空間があります。

夏は、今後設置する、ダイニングや室1に設ける予定の壁掛けエアコンで冷房します。効率を高めるために、ダイニングと吹抜のあるリビング、及びリビングと室1を仕切ることができるよう、ロールスクリーンが2列設置されており、写真は2列とも全ておろしたところ。
ダイニングとリビングの間だけおろしたり、リビングと室1だけおろすことが可能です。
各1列のロールスクリーンは、全幅を1/3と2/3に分けてあり、部分的な開閉や途中でとめることも可能です、組み合わせて、いろいろな開閉パターンができます。

ダイニング。無垢のナラのフローリングの上には、洗えるタイルカーペットが敷いてあります。
基礎断熱とした、床下エアコンの家です。床下エアコンは、床下空間全面をあたためることにより、快適性が向上し、部屋間の温度差を解消し、心臓等へのヒートショックがおこりくくなります。窓際に設けた、吹出口から暖気が上がってきますし、窓からのコールドダウン(冷気降下)対策ともなっています。
ホールまでつながる広々とした開放的な空間。ダイニングの奥は開放的なキッチンです。耐震(等級3の最高ランク)上必要となる、斜材である2本の筋交いをあらわしにし、視線が抜け、広がりが得られるようにしています。制振工法制振ガルコン)も採用しています。

中庭に面する障子から、やわらかな光が入ってきます。障子をあけると趣味のガーデニングのある中庭を眺めて楽しむことができます。
天井のシナ合板張りや、ダイナミックな三角形トラス状梁や登り梁が、あたたかみのある木の家らしさを感じます。
吹抜の勾配天井に設置したシーリングファンは、軽くなって上にたまる暖気を下したり、夏は逆回転させて、上昇気流を創り出し、高窓や吹抜に面した2階の部屋の上げ下げ障子から風を抜きます。

右の家事コーナーに面する窓には、縦型ブラインドを設置しています。開く角度が変えられるので、中庭の向こうからのプライバシー確保しつつ、中庭を眺めたり、西日をカットすることができます。

リビングにつながる、室1の重厚な垢のタモ材の地袋カウンターは、全国的にも有名な地元の岡崎製材(直営店ヘルベント)から購入。
自然塗装のドイツ製オスモカラー
地袋の襖はこだわりの手すきからかみ。
アクセント壁や障子が和の雰囲気を感じさせながらも、北欧デザインの照明器具により、和モダンの空間となっています。
森林が多い北欧は、木の使い方やデザインや考え方が日本と通じるところがあります。
ペンダントライト(吊り下げ型)やブラケットライト(壁付け型)に、デンマークの建築家であり、デザイナーであるアルネ・ヤコブセンがデザインした照明器具(ヤコブセンランプ)を多用しています。

ダイニングと開放的につながるキッチンです。L型キッチンはシンクとコンロとの行き来は身体の向きを変えればすむので、料理動線が短いです。コーナー部を広く使うことができます。
シンク下は足元が凹んでいるので、足を入れた楽な姿勢で腰を痛めず、料理をすることができます。
次回に続く。