Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

「懐/廻の家/刈谷」のお施主様宅へ、計画中の「(仮称)刈谷の家」のお施主様を見学ご案内

設計した「懐/廻の家/刈谷」のお施主様宅へ、計画中の「(仮称)刈谷の家」のお施主様をご案内して、見学していただきました。
古民家スタイルの家で、築7年となります。
「懐/廻の家/刈谷」のお施主様は、とても満足して暮らしておられるそうです。
この写真は新築当時ですが、植栽が成長したこと以外は、大きく変わっていませんでした。
白い外壁の漆喰も白いままです。
腰壁の杉板張りの自然塗装が少し、色褪せてきたので、長持ちさせるためにも、再塗装をおすすめしました。
長持ちするドイツ製プラネットカラーです。

訪問時の写真

2階の梁には、新潟へお施主様と一緒に行って選んできた、曲り梁があります。
いい味だしています。
内壁も漆喰です。
天井は杉板自然塗装です。
柱や梁を見せる真壁(しんかべ)造りです。
この家は、古民家スタイルなので、デザインが古くさくなるということがないのがいいです。

先日、訪問した際は、家具や物が入り、生活感あふれて、いい味を出していました。
飛騨の家具職人による座椅子などの家具がこの家にあっていました。
訪問した暑い日でしたが、軒高を抑え、深く張り出した軒出、障子、すだれによって日射を遮っていました。
内外壁の漆喰無垢の杉ーリング自然塗装、柱や梁を見せた真壁造り、天井杉板など、湿度をコントロールする自然素材を多用しています。
湿度を抑えると、快適性が向上し、エアコンの設定温度を高めにでき、省エネになります。
省エネLow-Eペアガラスのサッシ、高気密高断熱木製玄関引違戸遮熱両面アルミサンドイッチ発泡断熱材などの高気密高断熱により、エアコンがよくきいており、家じゅう、障子や引き戸が開放的にあいていましたが、どこも涼しかったです。
吹抜上に設置したシーリングファン(天井扇)も効いていました。
猛暑でなければ、廻り広縁の掃出し窓を開ければ、吹抜のある階段の高窓にむけて、風がよく通り抜けるそうです。
大きな窓には全て、雨戸(戸袋は杉板張)があり、杉縦格子がついた窓もあり、台風でも、窓ガラスが割れることなく、防犯面でも安心です。