Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

「備える家/岡崎」 液状化対策地盤補強 スーパージオ工法の施工開始

設計した「備える家/岡崎」の現場監理へ。
矢作川に近く、地盤調査及び土質試験で、地震時の液状化が起こるとの結果が出たので、液状化対策地盤補強であるスーパージオ工法を採用しました。
一般社団法人 地盤対策協議会の工法です。
矢作川に比較的近い、「つながる家/岡崎」でも採用したことがあります。
建物の重量と同等の土を取り除きそこへビールケースのような、、樹脂製箱状の改良体(スーパージオ材といいます)を敷き詰めて、地盤を軽量化し、建物を支える力を保つ、置換工法です。
簡単な工法であり、土掘削以外は、改良体工事自体には、特別な重機がいらないので、工務店(実際は下請けの土工事会社)が施工できます。狭い土地や前面道路の場合で、重機が敷地内に入らない場合でも施工できます。
どんな土質でもOKです。
まずは、掘削された状態を確認しました。

土木シートを敷いてから、その上に砕石を転圧してありますが、より平滑になるように、再転圧してもらいました。

次に、この採石の上にも、土木シートを敷きます。

パーツに分かれて、搬入されている、スーパージオ材を組み立てます。
軽いので、組み立ててから、運んでもいいし、実際に配置する場所で組み立ててもいいです。
地盤対策協議会の施工指導員が来てくれたので、わかりやすいよう、やりかたのお手本を前者の方法で見せてもらいました。
まず、本体を置きます。

この両サイドに、ハーフと呼ぶ側パネルをはめます。ビスや釘などは不要です。

この上に、天板となるパネルをはめます。はめる向きが決まっているので、注意が必要です。

横からみたところです。

大きな空洞があります。
地盤が液状化した時に、地上に上がってくる水がこの改良体内に入ることにより、液状化対策が可能なのです。
ちなみに、今回の現場では使いませんが、地盤状況や建物荷重等によっては、高さが大きい(H520mm)スーパージオ材にすることも、以下のように、同じパーツを使って可能です。

側パネルがないものどうしが隣合わせになるように、並べていきます。

並べ終わったところです。この写真は仮置きの状態です。
この後に、基準となる糸を張って、それに合わせて、端がそろうようにまっすぐに並べます。

両端のエンドパネルをはめます。

これを周囲の土木シートでくるみ、テープでとめます。土木シートの側面には砕石を充填します。
これらは、液状化時に、水だけを入れ、や砕石がスーパージオ材内に入らないようにするためです。

両端の土木シートをきれいに折り曲げて、テープで留めます。

土の掘削深さが浅い部分的には、側パネルがなしとし、天板パネルを2枚重ねるパーツを並べます。

これらの作業をくりかえしていって、全ての掘削部分に、スーパージオ材を敷き詰めていきます。
最後に、シート脇に採石を充填していきます。