Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

「下山の光庭の家」 竣工写真 その4

和モダンスタイル「下山の光庭の家」の竣工写真の続きです。
和室編。

↑リビングの畳コーナーの奥には、縁側があり、和室に行けます。
縁側のある家は、最近は、あまり建てられなくなってきたと思いますが、こういった、日本古来からの知恵や工夫というものは、現代のエコライフの観点からも見直しされるべきと考えています。
縁側は、内と外のあいまいな空間です。
縁側と和室との間の障子があることによって、冬の寒い外気を遮断する断熱空間となります。
冬は、太陽高度が低いので、縁側という空気層を暖め、隣の和室に暖かさを伝えます。
和室は、面積が小さくなるので、暖房効率が高まります。
それ以外の季節には、障子を開け放して、風を通すとともに、和室と縁側の一体となった、大きな開放的な空間をつくり出します。
夏は、大きな庇とともに、強い日差しをやわらげ、畳が日焼けすることを防ぎます。
縁側に腰掛けてスイカを食べたり、夕涼みするのもいいですね。
春には、日向ぼっこしたり、秋には月見をしたり。
四季を感じ、自然を感じることができます。
家族や隣人とのコミュニケーションスペースにもなります。

↑仏間には折戸を付けました。神棚にも、透明アクリル板付の引違戸を付けてあります。
和モダンな半帖ふちなし畳です。イグサのにおいっていいものです。

↑光庭に面する窓から光と風が通ります。
LDKから和室が丸見えにならないように少し高い位置に窓を設けています。
中央は、TVスペースですが、置かない時は床の間風に見えるようにしています。
その隣は、飾り床になっています。
LDKと同じく、壁、天井は100%自然素材の中霧島壁ライトを塗っていますが、赤みがかった色に変えて和の雰囲気を出しています。

↑障子と窓を開け放すと、庭や向いの山の景色を取り込むことができ、開放的です。

↑和室の北側は、襖で室1(当面は親世帯の部屋)とつながっています。
襖を大きく開け放てば、和室と室1がつながった大きな部屋になります。
室1からは、廊下を通って、ダイニングに戻ることができます。
このように、光庭の廻りをぐるりと一周することができます。
室1と廊下の間は、透光性のあるワーロン(和紙調樹脂板)の引違戸として、光庭に面する階段や廊下からの光を室1へとりこむ工夫をするとともに、室1をLDKから孤立した雰囲気にしないようにしています。
光庭に面する窓から光と風が通ります。
次回に続く。