「ダブルゲートハウス」 夢の実現
引越しを終えた「ダブルゲートハウス」を訪問しました。
子世帯の造作リビングボード兼DJボードに、大型TVが設置されていました。
TVの両脇の奥行が浅い部分に大きなスピーカーが設置されます。
このリビングボードの背面側は、ご主人の夢であったDJコーナーになっており、床が一段上がっています。
天井には調光可能なLEDダウンライト照明を設置し、演奏時の雰囲気を盛り上げます。
造作リビングボード兼DJボードは両面から使え、カウンター(TVの上にあります)の上にDJ機器が乗っていて、一部はCDラック棚になっています。
DJコーナーの対面壁の上のほうには、5.1ch対応のサラウンドスピーカーが2つ設置されていました。
防音対策として、親世帯と子世帯の間に、玄関ホールを挟んでおり、かつ、間仕切内に防音シートを張り、吸音材として、グラスウールを充填しています。
隣地側への防音対策として、DJコーナーのあるLDKを隣地側に面させず、サニタリーや浴室、家事室を配置し、間仕切内に吸音材が充填されています。
音が伝わってしまうため、LDKからのキッチンレンジフード排気も、隣地側には出していません。
外壁断熱材には、吸音効果の高い、白い高性能グラスウールである旭ファイバーグラス製「アクリアネクスト」を採用しています。従来のグラスウールを大幅に改善した「アクリア」がベースになっています。
LDKの上は吹抜になっているので、屋根断熱材も吸音効果の高い、厚い高性能グラスウールを採用しています。
全ての窓や外部ドアは、空気層をはさんだ、ガラスが2枚入ったペアガラスにより防音をしています。
重い物質は防音効果が高いため、外壁の耐力面材には、重い窯業系サイディング系耐力面材であるニチハ製「あんしん」を張り、さらに、通気胴縁を介した上に、仕上げとして重い窯業系サイディングを張っています。
これらの防音対策により、お施主様から、「窓を閉めておけば、演奏中に音がLDKから漏れないよ」と、効果があったことを聞きました。
2階廊下手摺には、落下防止のネットが張ってありました。
手摺側に細工をして、ネットをはさみこむ板を付けてあったので、ビスを外して、ホームセンターで購入した園芸用のネットを張り込み、板をもとどおりにビス留めしていくと、できあがりです。
お子様が大きくなって、落ちる心配がなくなったら、ネットを外せば、もと通りの開放的な手摺や空間になります。