Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

「南欧モダンの白い家」の減額設計打合せ

昨日は、豊橋の「南欧モダンの白い家」のU様とほぼ2ヶ月ぶりの打合せをしました。
途中、何回かFAXやメールのやりとりはしていました。
しかし、会って打合せしたほうが、早いし、理解も深まると思います。
年末に一度、実施設計が完了していたのですが、「今、見積もりすると高いぞ」との声があり(確かに当時は原油価格高騰による建材価格が上がっていました)、4ヶ月見積もり依頼するのをストップしていました。
建設物価が下がってきた4月になり、さあ見積もり依頼しましょうかという段になったので、連絡しました。
ところが、予算を減らしたいとの話が出てきて、設計を見直すことになったのです。
そこで、まずは建物面積を小さくするのが、一番コストダウンに有効なので、1,2階を少し小さくした上で、仕上げ材や設備などを見直しする打合せを繰り返して、図面を直し、やっとここまできました。
しかし、昨日の打合せで、1階だけはどうしても、狭くしたくないとおっしゃるので、困ってしまいました。
また、U様ご家族の周囲から「概算の想定坪単価が高いぞ」という声が出ていて、ご本人たちもうまく説明できないでおりましたので、なぜ、普通の家より坪単価が高いのか説明するために、資料が必要と思い、作成しました。
それは、構造体、断熱、内外装、設備など多項目にわたって、普通の家との仕様の違いを比較表にしたもので、ひとつずつ説明をしていきました。
設計しているこの家は、ほとんどの仕様が普通の家とは違うのです。
昨日は、たまたま、お子様のめんどうを見るために来ていらした、ご両親が登場。
今までも、たびたび、設計に対するご両親の意見を奥様経由で聞いており、減額にならず逆に増額になってしまうような項目もあったのですが、なるべく採用するなどしてきました。
一緒に住むのではないですが、隣に住むことになるので、何かと気になっていたのでしょう。
ご本人たちの家も30年前に設計事務所で設計したモダンな家なので、家づくりが好きということもあると思います。
お父様も一緒に打合せに参加することになり、1階は減らさないですむことになりました。
その他のお父様のご要望も、一緒に打合せをして、一挙に進み、やっとプランがまとまりました。