Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

「南欧モダンの白い家」 その3

白い南欧の家は主に、地中海沿岸のポルトガル、スペイン、イタリア、ギリシャのうち各国の南部に見られます。
地中海性気候と呼ばれ、一年中温暖で、乾燥しており、雨が少なく、夏には厳しい日差しがあります。雪も降りませんし、台風もありません。
乾燥しているので、山にはこのように木が少なく、そんな環境でも育つ代表的な木はオリーブです。


一方、豊橋は、夏は高温多湿で、冬は乾燥して冷たい強い風が吹きます。また、台風や地震の脅威もあります。
一年を通しては、比較的温暖で、適度な降水量もあり、年間日照も長い豊橋は、作物の栽培に適しており、豊橋市は隣接する渥美半島にある田原市とともに、日本一、二を争う農産物出荷額を誇る緑豊かな大地なのです。下の写真はまるで北海道のような広大な農地

日本の中でも沖縄と北海道や東北の民家の形が違うように、その土地の気候風土や取れる建材・生活スタイルが、その土地に建つ家の形を決定しているのです。
私達は、日本の豊橋の気候・風土にあった、「南欧テイストの家」にするべきと考えていました。
そこで、計画案依頼をいただいた当初から、U様には、かの地にある白い南欧の家を完全コピーしたり、ちまたで流行っている「南欧デザインの家」をまねた設計をするつもりはないことをはっきりと申し上げてありました。
「白い南欧の家」がもつ、「きらめき輝く光、晴れ渡った青い空、明るい、開放的、湿気がなくからっとしてさわやか、時間がゆったり流れる、あくせくしない、のんびり、心から開放、安心、心地いい」といったイメージを抱くような家にしましょうとお話しました。
U様には、この考え方にご賛同いただき、設計依頼へと進んでいったのです。