「備える家/岡崎」 地盤調査報告書と土質標本
今月行った、「備える家/岡崎」の地盤調査報告書2冊と土質標本が届きました。
矢作川に近いので、地盤がよくないことが調査前に予想されたので、
木造住宅で、世間一般的に行われている簡易な調査方法であるスウェーデン式調査を5ポイント行った上で、
より調査精度の高い、高層建築でも採用されている、ボーリング調査も行いました。
それで、地盤調査報告書が2冊あるのです。
土質標本とは、地中の土を深さ1mごとに採取したものです。
スウェーデン式調査では採取できず、ボーリング調査でしか採取できません。
表層の浅い部分だけを採取するだけなら、ハンドオーガーでもできますが、深い位置は無理です。
ボーリング調査では、採取した土をもとに、地震時の液状化の可能性等を正確に把握するための土質試験を行いました。
その結果も、報告書に記載されています。
ボーリングは当初10mの予定でしたが、やはり、地盤がよくなく、15mまで行いました。
なので、ケースに入った土質標本が15本入っています。
コストはかかりますが、地盤補強対策は家の耐震を考える上で、もっとも重要です。
いくら、耐震性を上げた設計とし、耐震等級3の最高ランクとし、制震金物を付けて、地震の揺れに強い家にしたとしても、
地盤がよくなければ、傾いたり、最悪、倒壊してしまいます。
そのためには、より、精度の高い、地盤調査が必要なのです。特に液状化が想定される敷地では。