Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

LIXILの構造解析新技術「スマートスケルトン」

名古屋国際会議場で開催された、建材メーカーLIXIL(リクシル)のセミナーに行ってきました。

LIXILは、タイル衛生機器のINAXやサッシメーカーのトステムなど建材5社が統合した、巨大企業グループです。
新しく発表されたのが、「スマートスケルトン」と呼ぶ、画期的な木造構造システムです。
木造住宅は、筋交いやモイスのような耐力面材で耐力壁を構成し、地震に耐える構造体なので、窓を付けられる位置や大きさに制約があります。
窓の部分は、耐力壁とならないためです。
しかし、「スマートスケルトン」では、構造解析の新技術により、耐震性と断熱性を確保しながら、耐力壁の制約を極力受けずに、自由な窓の設計が可能になりました。
一定のルールはあるものの、窓がある部分の上下に耐力面材があれば、耐力壁として、計算できるのです。
このシステムを採用するには、LIXILへの構造設計料が必要となります。