Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

「刈谷の懐/廻の家」 冬の住み心地

昨年4月に竣工した、古民家スタイルの「刈谷の懐/廻の家」のお施主様から、住み心地に関して、メールをいただきました。
ブログへの公開をご了解をいただきましたので、ご紹介します。

ここのところ寒いですが、どうお過ごしかと聞いてみました。

この家には、「廻り縁」と呼ぶ広縁(幅広の縁側)が、東と南にぐるりと回っていて、居間などとは雪見障子で仕切れるようになっています。

お陰さまで快適に暮らしています。
居間の障子や勝手口、2階の引戸を全て閉めると
空間の容積が小さくなるのでエアコンだけで十分暖かいです。
まさに設計の狙い通りです。
しかも、妻がサンラメラ1200wを買ったためさらに暖かいです。
多少電気代が心配ですが。
部屋の中は暖かく、縁側や土間に出ると寒いという温度差が
季節感を演出してくれています。
さらに季節感を出すためにも、炬燵が欲しいですが
散財続きのため、今年は自粛します。
そうそう、背割りなしのヒノキが今のところ、全く割れないです。
塗装との相性もあるのでしょうか?
とにかく素晴らしいです。
漆喰の仕上げも素晴らしく、
何より、日本古来のものだけに安心感があります。
奥様にもよろしくお伝え下さい。
加納様と共に、
しっかりした奥さまあってのKAN0空感設計だと感じています。
私が偉そうなことを言って申し訳ないですが
奥様への感謝だけは忘れずに。
それでは今年も皆様によい家をつくってあげて下さい。

上記の文中のサンラメラとは、私が、よく提案する、輻射熱遠赤外線セラミックヒーターのことです。
うちの事務所でも600Wタイプを複数台、使っています。
寒くなりがちな広縁には、ほとんど出ないですむ洗面室やトイレの配置にしてあります。
こういうお言葉をいただけると、設計をやっていて、よかったなあという充実感を感じます。
うれしくなりました。
夏についても聞いてみましたので、次回ブログに続きます。