Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

麦わらボード「OSSBボード」

昨日のブログでリビングスタイル ハウズに行ってきたことの続きです。

岡崎製材(株)が開催した「春のウルトラ市」へ参加したことを以前のブログで書きましたが、そこで展示されていた、麦わらでできたボードが売られていました。

メーカーであるAD WORLDから、カタログとサンプルを取り寄せていて、さらに興味をもっていました。
ハーベストパネルOSSB」という商品名です。
現在、震災の影響で品不足になっている合板(ハウズでは、ハーベストパネルの隣で合板を売っていたので、以前より状況がよくなったのかなと思います。以前はホームセンターから合板が消えました。)の代わりに使えますよというのが「売り」になっているようですが、私は、画期的なエコ建材としての可能性を感じています。

合板は生産するのに長い年月を必要とする木を伐採して作られるのに対して、ハーベストパネルは世界中で繰り返し生産され、農業廃棄物として捨てられていた麦わらが主原料です。
接着剤で固めているので有害揮発性化学物質が、気になるところですが、圧倒的に少ないです。
ホルムアルデヒド量を示すF☆☆☆☆認定を取得する必要のない、無垢材と同じ扱いと認められています。

今後、不燃認定や耐力壁認定取得予定があり、実現すれば、より、いろんなところに採用しやすくなります。
見た目がきれいで、そのまま内装仕上材として床や壁や天井に使えると思います。
留め釘が目立ちにくいのもいいです。
カラーバりーションも12色あり、表面の仕上げ方法も「うづくり」や「クロス」などいろんなタイプがあり、意匠性が高く、2010年度グッドデザイン賞を受賞しています。
ハーベストパネルを使った製品として、ハーベストドア、ハーベストファニチャー(家具)、ハーベストフロアが製品化されています。

2011.05.03「建築材料
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