「うなぎの寝床」の土地 その1
日曜日の名古屋の方と打合せした時につくづく思ったのですが、それは、建築や不動産に関しては素人であるお施主様にとって、土地選びは、自分達だけで行うと難しいということです。
最終候補に残った土地以外に、4つの候補地の写真や土地形状図を見せていただいたのですが、土地購入予算の都合上、どれも土地の価格や土地の坪単価が比較的近いものでした。
中には、通称「うなぎの寝床」と呼ばれる間口が極端に狭くて、奥行きの長い土地も複数、含まれていました。
間口が狭いと土地の坪単価が小さくなる傾向はあるので、お買い得に思われます。
中庭を計画すれば、光と風を採り入れた、設計事務所ならではの提案もできます。
しかし、あまりにも間口が狭い場合は、それさえも困難なので、注意が必要です。
今回、間口が4.8mや5mという土地がありました。
建物の幅も同じだけ造れるような錯覚になりますが、そうではありません。
民法という法律で、隣地境界線から外壁面まで50cm離さなければならないのです。
そうしない場合は隣家の承諾が必要です。
しかし、将来土地の所有者が変わった場合などに、予期せぬことが起こらないとも限りませんし、将来の外壁や屋根などのメンテナンスを考慮すると、足場を立てるスペースは必要ですし、採光、防音や防火上、通風上の観点からも、スペースはあったほうがいいです。
次回に続く。





