Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

「南欧モダンの白い家」 デザインカラー

設計中の「南欧モダンの白い家」の豊橋のU様と打合せをしました。
インテリアイメージを固めることが、今日の打合せの中心議題でした。
前回、床板屋本舗さんで一緒に見聞きしたことを参考に、フローリングの樹種を決め、自然塗料を選択し、そして着色する色を決めていきました。
以前は明るい床色をイメージして設計していましたが、いろんなインテリアの参考写真をお見せしたりして、U様が、いろいろ考えた結果、ダーク系のほうが、しっくり落ち着くということで、ダークブラウンに決まりました。
以前は、「南欧」という固定観念から、明るい床と決めていたのですが、その観念にしばられることなく、真に自分達に心地いいのは何かということを追求した結果です。
壁・天井は白というのは変わっていません。
次にインテリアの要素としても重要なサッシの色を決めていきました。
サッシをインテリアから見た時に、床のダークブラウンに合わせると、ブラウンか黒と普通はなるのですが、外観は白にすることは変えていないので、外観からイメージすると、濃い色のサッシは、目立ちすぎてしまいます。
そこで、白い外壁に溶け込むように、サッシはシルバーとし、インテリアから見ても、白い壁に溶け込むように、サッシの額縁も白くして、木目を見せないように塗り込むことにしました。
白いサッシも選択肢としてはありますが、モダンなイメージを出すためにシルバーとしたのです。
木製建具や造作家具のカップボードも白くします。
床はダークブラウンで、それより上は白という、対比色のきれいなイメージになると思います。
外観も同時に決まっていきました。全部外壁は白一色で、横葺きのガルバリウム鋼板の屋根はシルバーです。
サッシの色とも合います。
今まで、はっきりとしていなかったお施主様の求めるイメージが、俄然明確になってきました。