Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

「暮らせる蔵」 ご紹介

設計が始まった「暮らせる蔵」について、ご紹介します。

敷地は名鉄阿久比駅近くの新たに開発された、ひな壇造成の閑静な住宅街にあります。
周囲は様々なデザインの新築住宅が立ち並び、また建てられつつあります。
こういう敷地は周囲との調和を考えるといっても、統一されたデザインがないので、規模や屋根形状、日影や圧迫感などに配慮する程度になります。
かえって、好きなデザインをできるという良さもあります。
といってもなんでもありではいけないと思いますが。
北側道路なので、家の顔となるファサードは北面となります。
蔵をモダンにしたイメージをご希望されていたので、どうしたら蔵のイメージを出しつつ、風を流れを遮ることのないよう快適に「暮らせる」か考えた結果、2階のジョリパット(しっくいのイメージ)壁にタテスリットすべり出し窓をたくさん設けることにしました。
蔵にも最小限の通風用の窓が付いており、いろんなスタイルがあるのですが、下の写真(岡崎カクキュー八丁みそ蔵)のような、防火のため、しっくいでタテ格子が塗りこまれた「むしこ窓」をイメージしたものです。

軒の出は少なくし、破風は斜めに大きく傾斜を付けて、外壁と擦り付けています。
2階とは対照的に、1階はなるべく窓が見えないようにしました。
アプローチ廻りのタテ格子は和のデザイン要素です。木製玄関ドアをさりげなく隠し、奥行き感を出しています。