Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

豪雨や台風と地震の同時または連続で発生可能性

前回ブログの続きです。
前回は、「浸水被害実績マップ・ 浸水被害予測マップ・河川氾濫マップ・土砂災害危険度マップ・地震予測マップ・液状化マップ・津波マップ・ハザードリンク集・ハザードマップ」

<最近の大きな地震>
三河南部地震が、今年2018年4月14日に、三河の西尾市吉良町を震源として起きました。震度4
過去ブログ 以降、連載で三河南部地震について書いています。
熊本地震から2年を迎えた4月14日に、三河南部の西尾で大きな地震

大阪北部地震が、6月18日起こり、震度6弱の甚大な被害をもたらしました。
過去ブログ
大阪北部地震発生・液状化対策、高度な耐震設計、制震設計、家具転倒防止対策、地震時火災対策を行った「備える家/岡崎」のオープンハウス開催7月28・29日
大阪北部地震から1週間・住宅被害は1万棟超、地震の建物被害の大きさを判定する応急危険度判定・応急危険度判定士
大阪北部地震で大阪府内の住宅被害2万棟超えました
大阪北部地震は、断層型の地震と言われています。
終戦間近の昭和20年1月13日に起きた、甚大な被害をもたらした、三河地震も断層型地震です。三河地震 – Wikipedia
蒲郡市、幸田町の深溝断層(ふこうぞだんそう)と、西尾市吉良町から旧西尾市へかけての横須賀断層がずれました。
過去ブログ
1月13日は昭和20年に起きた三河地震の起きた日
昭和20年1月13日の三河地震 その1
三河地震を起こした深溝断層見学 その2

今年の4月14日の三河南部地震との関係性は分かりませんが、要注意だと思います。
 豊田から高浜にかけて、長大な、猿投-境川断層(猿投-高浜断層帯)があります。
豊田には、猿投山北断層があります。
瀬戸には、多治見からつながる笠原断層があります。
 
活断層図 東海地域整備範囲 国土交通省 国土地理院 活断層の位置が見られます。
  
千葉県北東部で、昨日7月7日、震度5弱の地震がおきました。マグニチュード(M)は6.0
<地震>千葉県北東部で震度5弱 津波の心配なし Yahooo!ニュース 2018年7月7日

<豪雨や台風と地震の同時発生可能性>
このように、当たり前のことですが、日本では、豪雨と、地震が同じ日に起こることが、実際にあるのです。
同じ地点でそれが同時に起こる可能性もあります。
調べていませんが、過去に日本で起きたことがあるかもしれません。
豪雨や台風に対しては、気象予報により、ある程度は、家への対策や避難等ができますが、地震は予報や予知ができません。
せいぜい、震源地の大きな揺れを感じて、すぐに周辺地域に発信される地震襲来情報がある程度です。
大阪北部地震の被災地でも、今回、雨が降りました。
余震だけでなく、被災建物へは、豪雨や台風も、さらなる痛手となり、被害を拡大します。
前回も書きましたが、地震で河川の堤防や沿岸の防波堤が壊れたところに、豪雨や台風が襲ってきたら、大規模な浸水被害等もあうことになります。
 
次回に続く
「災害に備える設計の重要性・「備える家/岡崎」のオープンハウス開催7月28・29日」

ハザードマップ・浸水被害実績マップ・ 浸水被害予測マップ・河川氾濫マップ・土砂災害危険度マップ・地震予測マップ・液状化マップ・津波マップ・ハザードリンク集

前回ブログの続きです。
前回は、「東海地方の過去の大きな水害・浸水被害・伊勢湾台風、東海豪雨、平成20年8月末豪雨(岡崎・幸田で甚大被害)」

[ 自治体の浸水被害実績マップ・ 浸水被害予測マップ・土砂災害危険度マップ・地震予測マップ・液状化マップ・津波マップ・ハザードリンク集・ハザードマップ ]
これらの教訓をもとに、岡崎市では、過去の浸水被害マップや水被害予測マップを公開しています。
岡崎市のホームページで浸水実績図が見られます。平成20年8月末豪雨編と2000年の東海豪雨編の2つがあります。
また、土砂災害危険度マップや地震予測マップもあります。
岡崎市わが街ガイドわが街ガイド(ハザードマップ)わが街ガイド(災害危険度判定(地震))岡崎市の地質と活断層南海トラフ地震被害予測調査について浸水実績図土砂災害ハザードマップため池ハザードマップ
恐ろしくて、考えたくはないものですが、矢作川の氾濫も想定シュミレーションした結果も反映されています。

こうしたものは、他の自治体でも、作成されています。
 過去ブログ 国、愛知県、三河のハザードリンク集です。
「液状化対策の地盤補強工法10 ハザードリンク集:液状化マップ・地盤情報・地歴・航空写真・ハザードマップ等」

家を建てるために、敷地を新規購入したり、複数の所有地がある場合の選択として、こうしたマップが非常に役に立ちます。
建て替えの場合は、マップをまずは調査し、その浸水対策設計を講じるべきです。

[ 国土交通省の大河川の洪水浸水想定区域(想定される最大規模)」
国土交通省は2016年から、「千年に1度」の雨を想定した「洪水浸水想定区域」を公表しています。
国土交通省は、「千年に1度」の雨を想定した「洪水浸水想定区域」を公表している。

国交省によると、これまでに想定していたのは、「100〜200年に1度の雨」でした。
しかし、2015年に改正された水防法が、「想定される最大規模」の浸水想定を出すよう河川管理者に義務づけたため、新たに想定し直したといいます。
公表されている想定最大規模降雨による洪水浸水想定区域データ (平成29年6月2日現在) 
水防法の改正(平成27年5月)に伴い、国土交通大臣が管理する区間において、 想定最大規模降雨(想定し得る最大規模の降雨であって国土交通大臣が定める基準に該当する降雨)により当該河川が氾濫した場合に浸水が想定される区域を 洪水浸水想定区域として指定することとなりました。 詳しくはこちらをご覧ください。

これを見ると、恐ろしいことに、全国のほとんどの低地や河川沿いの都市の広大な面積や深さで浸水します。
「千年に1度」の雨を想定したとあると、千年先に起こるイメージを持つ方もいるかもしれませんが、地球温暖化などにより、今回のような西日本豪雨や昨年の九州北部豪雨、一昨年の広島の豪雨による崖くずれなど、異常気象が毎年起きる最近の状況では、いつ何が起きてもおかしくはないです。
 愛知県(岐阜県・三重県含む)に関係する川では矢作川豊川庄内川水系、木曽川水系の4つの大河川水系をシュミレーションしています。
 
<矢作川>
矢作川流域は、昔は水害常襲地域で、比較的近年である1789年~1903年の約100年間で18回破堤しています。
それ以前には、もっとあったと思われます。
南海トラフなどの大地震によって、堤防が決壊する可能性もあります。
その時に、豪雨が襲ってきたら、浸水してしまう可能性があります。
現実に、明治時代の濃尾地震の際に、中之郷から六名に至る矢作川の堤防に亀裂が入り、安藤川堤防を始め各所に小欠損が発生しています。
近年、水害にあった土地自然に池ができるような低い土地は、大昔から過去にもなんども水害にあっていると思われます。
そして、川からの大量の砂が堆積してきたはずです。
そうした土地は、地下水位高にもよりますが、液状化の可能性が高いです。

矢作川洪水浸水想定区域図 西三河の台地や丘陵部や山間部以外はほとんど浸水という恐ろしい予測です。
矢作川洪水浸水想定区域図(想定最大規模) 表示に時間がかかります。一番下にスクロールしたところにあるPDFデータがダウンロードできます。
矢作川洪水浸水想定区域図(関係市町別)
矢作川洪水浸水想定区域図(岡崎市)

矢作川洪水浸水想定区域図(家屋倒壊等氾濫想定区域(氾濫流))

<豊川>
豊川・豊川放水路洪水浸水想定区域図
豊川洪水浸水想定区域図(想定最大規模)・
豊川放水路洪水浸水想定区域図(想定最大規模)・豊川・豊川放水路洪水浸水想定区域図(想定最大規模)
<庄内川>

 庄内川洪水浸水想定区域図

<木曽川>
木曽川水系洪水浸水想定区域図

次回に続く。 
「 豪雨や台風と地震のまたは連続での発生可能性」
 
  
  
 
  
      

東海地方の過去の大きな水害・浸水被害・伊勢湾台風、東海豪雨、平成20年8月末豪雨(岡崎・幸田で甚大被害)

前回ブログの続きです。
前回は、「西日本豪雨に愛知県岡崎市消防本部の全国で1台の全地形対応車「レッドサラマンダー」出動」

[ 東海地方の過去の大きな水害・浸水被害・台風 ]
 東海地方では、過去に大きな水害をたびたび経験しています。

<伊勢湾台風>
1959年(昭和34年)
明治維新以来、日本で最大の被害を出した台風 伊勢湾台風 – Wikipedia
犠牲者5,098人(死者4,697人・行方不明者401人)・負傷者38,921人 とてつもない被害です。
経済損失額は、東日本大震災と比較されるほどです。
全国に大きな被害を出しましたが、特に、愛知県で3,351人(うち名古屋市1,909人)、三重県1,211人と多くの死者が出ています。
被害地域は伊勢湾沿岸等の海抜ゼロメートル地帯や海抜下の、元は海の干拓地が多く、高潮等で防波堤が決壊し、甚大な被害を出しました。
こうした、元は海の干拓地域では、1959年(昭和34年) 明治維新以来、日本で最大の被害を出した台風である、伊勢湾台風で、大規模に浸水し、甚大な被害を出しました。
愛知県では、名古屋以西の尾張の沿岸及び奥(北)の広範囲知多半島沿岸衣浦沿岸、西三河の三河湾沿岸、東三河の豊橋などの三河湾沿岸です。
海抜ゼロメートル地帯が広い都道府県の1位は愛知県です。
こうした地域は、地震時の液状化の可能性も高いです。
過去ブログ
液状化対策の地盤補強工法8 液状化しやすい元海・元干拓地・元新田・元干潟・元低湿地・元塩田

災害対策基本法がこの台風をきっかけに制定されました。
2013年に運用を開始した特別警報、台風については伊勢湾台風クラスを基準としています。
今回の2018年7月の西日本豪雨で、出されたのが「大雨特別警報」だったわけですから、相当な被害が予測されていたわけなのです。
  
<東海豪雨>
2000年(平成12年)
庄内川水系の新川が決壊し、天白川が氾濫し、名古屋市や尾張西部や衣浦沿岸で甚大な浸水被害がありました。東海豪雨 – Wikipedia
新川流域(名古屋市西区山田地区、清須市(当時の西春日井郡西枇杷島町・新川町など))、庄内川流域(名古屋市中川区、春日井市)、天白川流域(名古屋市天白区・南区・緑区など)、境川・逢妻川流域(大府市・知立市・刈谷市・知多郡東浦町など)、名古屋市周辺で多数の浸水被害が生じました。
三河地方でも水害があり、岡崎では各地で浸水しました。
岐阜県では矢作川流域を中心とした恵南地域に多大な被害が出ました。
激甚災害に指定されました。
東海地方(静岡県・岐阜県・愛知県・三重県)で10人が死亡し、全国で115人が重軽傷。
過去ブログ
東海豪雨の水害体験

<平成20年8月末豪雨> 
2012年(平成20年)
岡崎市伊賀川流域(伊賀町等)や幸田町広田川流域(地名:菱池 堤防が決壊)などに特に大きな浸水被害と、死者を出しました。平成20年8月末豪雨
全国に被害を出した中で、特に、岡崎市や幸田町での被害が大きかった豪雨です。
岡崎市は全市域(約14万世帯37万6千人)に避難勧告を出し、県を通じて自衛隊の派遣を要請しました。
岡崎市では8月29日の1時から2時までの1時間の雨量が、8月の日本の観測史上1位を更新する146.5ミリに達しました。
この記録は気象庁観測史上7位です。
 1時間雨量の記録を更新した地点が21ヶ所を数えました。
死者は愛知県の岡崎市と一宮市で計3人、負傷者は愛知県、埼玉県、千葉県、神奈川県で計7人。
住家被害は全壊6棟、半壊7棟、一部損壊41棟のほか、床上浸水3,106棟、床下浸水19,354棟。
都市部を直撃したため、浸水被害が非常に多かったです。がけ崩れも221ヶ所で発生しました。 

岡崎市では、伊賀川・更紗川・小呂川・前田川・鹿乗川・占部川・砂川・乙川の9つの河川が氾濫し、竜泉寺川にかかる三河橋が崩落しました。
この雨による住宅被害は全壊4棟、半壊1棟、また床上浸水890棟、床下浸水1,610棟で、全体で2,500棟に達しました。
岡崎市のホームページで町別の被害状況がわかります。岡崎市内の町別 床上・床下浸水件数
これを見ると被害の大きい町(100件以上を記載)は、氾濫した伊賀川沿いの伊賀町286件、稲熊町248件、大平町129件、久後崎町116件、福岡町123件、明大寺町117件、元能見町132件、若松町122件あります。
六名は各町名ごとだと、100件以下ですが、「六名」と付く地名の町全体では、250件と大きな被害です。
久後崎町は 1882年乙川が決壊した「久後切れ」のある町です。旧乙川流路の付け替え部あたり。
過去ブログ
液状化対策の地盤補強工法5 液状化しやすい元川(旧河道)・元堀
 
幸田町では、床下浸水64戸、床上浸水55戸と岡崎二比べれば少ないですが、広大な田や道路が冠水しました。
かつて、あった大きな菱池を明治時代に干拓して、新田をつくった場所を中心に被害が広がりました。
過去ブログ
液状化対策の地盤補強工法6 液状化しやすい水害実績地・巨大な元池(幸田町の菱池・岡崎市の妙覚池)・矢作川、乙川の破堤・豪雨での岡崎市、幸田町の大規模な浸水被害

次回ブログに続く。
「浸水被害実績マップ・ 浸水被害予測マップ・土砂災害危険度マップ・地震予測マップ・液状化マップ・津波マップ・ハザードリンク集・ハザードマップ」

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