Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

住宅の冷暖房効率アップ その2

先週の「住宅の冷暖房効率アップ その1」のブログの続きです。
全館冷暖房やパッシブハウス設計をしない場合は、今回うちの事務所に設置したような可動パーティション(過去ブログ)では、住宅の雰囲気に合わないので、別のものを提案します。
いろいろな案がありますが、まずは、日本古来からの、日本人の「知恵と工夫」を見直すこともそのひとつです。

私たちが設計した、古民家スタイルの↑↓「刈谷の懐/廻の家」は、居間や食堂の廻りの、南と東にぐるりと、広縁(=縁側の広いもの)を廻した家です。

昔から日本にある、障子や襖も冷暖房効率アップ手法のひとつです。
縁側や広縁がある家は、和室とは障子で仕切られています。

日本の家は、昔から、風通しをよくするために、間仕切壁が少なく、部屋どうしが障子や襖でつながった家づくりをしてきました。
冬は、障子や襖を閉めて、暖房エリアを狭くし、また、外気温の影響を受けにくい、奥の部屋ですごすことにより、暖房効率を高めていたのです。
窓に設けた障子は、窓枠ぴったりにおさまり、窓からの冷気をシャットダウンし、断熱効果を高めます。
この家の窓は、目に見えないほどごく薄い金属フィルムを張った省エネ断熱型Low-Eペアガラスです。
夜間は雨戸を閉めれば、さらに断熱性が高まります。
壁や床、屋根にはしっかりとした断熱材が入っており、壁と屋根には遮熱対策も施しています。
「住宅の冷暖房効率アップ その3」は、来週投稿します。