Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

「下山の光庭の家」 西日よけの大きな庇で節電

「下山の光庭の家」の現場へ。
玄関やアプローチのある反対側である西側に、外縁(そとえん)と、それにつながるスロープが設置されました。
高齢になって、足腰が衰えたりなどの場合に、バリアフリーで室内に入れる「サブ玄関」としても機能します。

外縁から室に入れます。
外縁の上には大きな庇を設けて、西日よけとしています。
私たちの設計では、基本的に、西日のあたる西側には、なるべく窓を設けないようにしています。
とはいっても間取り計画上、部屋が西にしか面しない場合もありますので、法的に必要となる採光や通風のために、設けたとしても、小さい窓にします。
縦長の窓よりは、窓上に庇を付けて、横長の窓にしたほうが、同じ窓面積なら、西日が後者のほうが、より入りにくくなります。
今回のように、大きな掃き出し窓を設ける場合は、このように大きな庇を設け、さらに、日射を防ぐLow-Eガラスサッシ(昨日のブログ参照)にするようにしています。
よしずを立てかけたり、すだれを庇にぶら下げることも可能です。