「逆転プラン」のデメリットをメリットに変える
昨日のブログの続きです。
「逆転プラン」は、階段を上がらないと、メインの生活空間であるLDKに行けないので、通常はあまり、採用されません。
しかし、この敷地の場合は、南の既設スロープを利用して、2階へアプローチしやすくなるので、デメリットをある程度解消可能です。
さらに、1階から2階への上がり降りが楽になるように、階高(1階床から2階床までの高さ)を小さく抑えました。
通常の階高は、3m近くあるのですが、2.5mで提案しました。
毎日のことですから、50cm違うとずいぶん楽です。
1階は天井を張るのをやめて、2階の床板をJパネル(杉三層パネル)として、梁とともに見せることによって、それが可能になります。
私たちが設計した「ツカズハナレズのHARARE」や「(仮称)刈谷の家」で採用した方法です。
また、階段の勾配を通常よりも、かなり緩くしました。
段数を増やして、1段上がる高さを抑えたのです。
来客にも上がってもらいやすいです。
階段の踊り場レベルに勝手口を設け、母屋との行き来がしやすくしました。
半階上がると既設母屋の地盤レベルになるのです。
1階に寝室があるので、朝起きたら、1階の玄関先の新聞を取りに行くのは、楽です。
新聞を持って、2階に行けばいいのです。
夕刊を取るならば、「中間階」となる勝手口の外に郵便受けを設置するのも、ありだと思います。
2階リビングから、半階下がれば、郵便受けに行けます。
LDKからは半階下がれば、勝手口なので、ゴミを一時的に出すのも楽ですし、買い物を運ぶのも楽です。
これで「逆転プラン」のデメリットの1つ「勝手口の問題」をある程度、解消できます。
LDKの南はバルコニーですが、その下が母屋駐車場へのアプローチなので、バルコニー先端直下に柱を建てて、奥行を大きくすることができません。
その代わり、西に大きな空中デッキをつくり、庭の代わりとすることができます。
これで「逆転プラン」のデメリットの1つ「庭の問題」をある程度、解消できます。
このデッキ脇に段差解消機という、車イスに乗ったまま、上下できるリフトを将来設置したり、階段に階段昇降機という、上下できるイスを設置すれば、老後など体が衰えた時のアプローチも可能です。
これで「逆転プラン」のデメリットの1つ「バリアフリーの問題」をある程度、解消できます。
「逆転プラン」のメリットについては、次回に続く。





