「(仮称)名古屋の家」の模型プレゼン その2
昨日のブログの続きです。
模型を作ってお見せしたという話を昨日のブログで書きましたが、内部も作っていて、この階段の違いによる案のバリエーションも差し替え可能なようにして、3案作りました。

打合せの結果、建物中央に南北に細長い吹抜を設け、そこに階段を設ける案に決まりました。
間取り図だけで見ると、ダイニングとリビングの間に配された階段が邪魔のように思え、広がり感が阻害されるように感じられます。

しかし、模型を見ていただくと、分かるのですが、軽快で開放的な階段を中心に、ぐるぐると、回遊できるようにしたのです。ワンちゃんが、喜んで駆け回る姿が思い浮かびます。

また、2階の吹抜上部の南側には、渡り廊下「空中回廊」を設け、2つの部屋を行き来できるようにしました。
この「空中回廊」の床は、透けて下が見えるような素材を考えており、光が1階へ落ちていきます。
ですから、2階でも、ぐるぐると、回遊できるようになっているのです。
無駄に思えることでありますが、こうした「遊び」が、空間を豊かにし、暮らし方のバリエーションが生活を楽しく、機能的にしてくれ、「わくわくしながら」生活ができると思います。

さらにこの吹抜により、2階の南窓から、1階へ光がさしこみ、明るくなります。
キッチンが南に面しておらず、「暗いのでは」という問題に、解決を図ったものにもなっています。
また、1階北側に水廻りを並べているので、南北通風が確保しにくいのですが、1階の窓から入った風が、吹抜を上って、2階の北窓へ抜けていきます。
しかし、もともとのヒヤリングの時点では、D様は吹抜を積極的に希望していたわけではなかったので、今まで吹抜案はありませんでした。(リビングと一体になった階段だったので、吹抜みたいなかんじではありましたが)
吹抜を設けるメリットよりも、むしろ、冷暖房効率が悪くなるデメリットを気にされていたのです。
そこで、決定案においては、冷暖房時には、リビングと階段の間に、天井に設置したロールスクリーンなどを下ろすなどして、仕切ることを提案しています。
今後は、階段脇に設ける、造作家具のリビングボード(TVを置き、いろんなものを収納)をどういう形で、デザインしていくかが、課題です。
階段下にワンちゃんのケージを置くので、ソファに座っても、リビングボードで見えなくなってしまわないように、かつ、LDKの一体感を損なわないように考えたいと思います。
模型は事務所に置いてあるので、興味のある方はいらして、ぜひご覧ください。
他にも、たくさんの模型が展示してあります。





