無垢のフローリング
岡崎市内にある無垢のフローリングを扱う会社「床板屋本舗」へ行きました。
先日、サンプル送付をお願いしたのですが、「近いから、いろんなサンプルがあるので、見にきてください」とのことで、行くことにしたのです。
以前にも行ったことがあります。「田原の大屋根の家」の外縁のデッキ床に使った「サイプレス」は、ここの商品です。別名オーストラリアヒノキともいいます。とても、硬く、施工も大変でしたが、耐候性抜群です。なのにイペやジャラといったデッキ材として有名な木よりもずっと安いのです。
新美社長とお会いしたのですが、社長とこの会社は全国に名が知れています。
というのは、いろんな建築雑誌に無垢のフローリングについて、記事(フローリングの特徴、クレームにならない施工ノウハウ、塗装など)をたくさん書いているからです。
私も「建築知識」という建築専門月刊誌の無垢のフローリング特集号で、新美社長の記事を読んで、岡崎にこんな有名な人がいるんだと思って、訪れたのがきっかけです。
全国から注文が大量に来るそうで、東京や大阪の有名な建築家が、岡崎までサンプルを見にくることもしょっちゅうだそうです。
多種のフローリングを扱い、様々な仕上方法と塗装を同時に行え、少量注文に対応でき、安いという強みがあるからです。
無垢のフローリングは奥が深いです。大きく分けて針葉樹と広葉樹があります。
杉やヒノキなどの針葉樹は吸放湿性が高く、空気を多く含むので、熱が伝わりにくい(夏冷たく、冬暖かい)ですが、伸縮が大きく、やわらかくて傷が付きやすい(樹種によって硬さは異なります)というデメリットを持ちます。また節付きの材がほとんどです。(北方カラマツは無節あり)自然塗装なら、無垢は傷ついても紙やすりで削って自分で塗装しなおすことができます。
カバやナラなどの広葉樹は針葉樹と全く逆の特徴を持ちます。
一般には広葉樹の方が高価です。UNIといって、短い材を接着剤で縦方向につないで、1枚の板(長さ1820)にしたものは無垢の一枚板より安くなりますし、こちらのほうが一般的です。
F・J・Lといって、横方向にも接着剤でつないだものもあり、さらに価格は安いです。
同じ樹種でもグレードによっても価格は異なります。
針葉樹の場合は節のなし、あり、ある場合、節の大きさ、大小によって。
広葉樹の場合はラスティックグレード、ナチュラルグレード、セレクトグレードの順に高くなり、見栄えがよくなります。コーヒーのような濃い色で塗装するなら、ラスティックグレードも使えます。
また、無塗装品、塗装品で価格が違い、塗装品でも自然塗装(オスモ、リボス、アウロの各ドイツ製、岡崎太田油脂の「匠の塗油」)、ウレタン塗装、UVウレタン塗装と種類があります。
着色かクリヤーかの違いもあります。
塗装については、また別の機会にブログで説明します。
表面のテクスチャーの違いで価格が違います。一般的な平滑なもの、「うずくり」といって表面をワイヤーブラシを掛け、あえて、やわらかい所を削って板の模様をはっきり浮かび上がらせたもの、表面を波状に削ったもの、魚のうろこのように1枚1枚削り跡を残したものなどいろいろあります。
床暖房対応と非対応では価格が倍以上違います。
厚みによっても違います。無垢は15mmが多いですが針葉樹は30mmという分厚いものもあります。
下地合板なしで張れ、1階床なら断熱材の一部としての効果もあります。
新美社長と雑談交え、いろんなことを話しているうちに2時間もたってしまいました。
サクラと北方カラマツのサンプルをもらって帰りました。





