Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

揮発性化学物質封止塗料

設計中の「南欧モダンの白い家」はご家族に化学物質に弱い方がいらっしゃるので、シックハウス対策に十分な配慮が必要な家です。
なので、自然素材を使い、なるべく、接着剤を使っている合板や集成材を使わない家づくりを考えているのですが、コストや工期の制約もあり、全くこれらを使わないことが難しいのも現実です。
例えば、私達が通常、住宅を設計する場合は、木製建具はシナ合板等(当然F☆☆☆☆)を使った造作建具(建具職人に作ってもらう)にするのですが(ハウスメーカー等では、既製品の木目調の塩ビやオレフィンなどのシートを張ったにせものを使用することが多い。)、これを合板を使わないで無垢の扉にするとコストが何倍にもなってしまいます。
比較的安い無垢のパイン材(松)や杉材などで作った既製品のドアもありますが、それでも高いですし、大きさやデザイン、色が限定されてしまいます。
また、化学物質に弱い方は松や杉のにおいに拒否反応が出ることがあります。
そこで、いい方法はないかと、調べているうちに、自身シックハウス症候群になってしまった建築家の足立和朗さんという京都の建築家が書いた著書「アレルギーの人の家造り」の中で、アメリカ製の揮発有害化学物質を封じこめる塗料がいいとの情報を得ました。
それは、アメリカ製のAFMという会社のセーフコートという塗料であり、輸入販売会社が岐阜羽島にあることが分かりました。
今日は、そのエイ・エフ・エム ジャパンの野村社長様に説明に来ていただき、いろんなことを2時間近くもお聞きしました。
エイ・エフ・エム ジャパンはアメリカAFM社の日本法人ではなく、輸入販売権を取得した会社です。全国に商品を卸している販売代理店会社があります。
シックハウスならぬシックスクールという言葉をご存知ですか。
学校や幼稚園などにおいても、シックハウス症候群対策(これは日本だけの呼び名です。欧米ではシックビルディング症候群といいます)がはかられているのですが、このセーフコートが多く採用されています。実績書を見せてもらいました。
塗料自体も無害なので、木だけでなく、石膏ボードやコンクリート、金属など、あらゆるところに使えます。外部にも使えます。(当然、数多くの塗料の種類があり、何に塗るか、透明なのか、木目を生かすのか、つぶすのか、つやありか、つやを落とすのかなど、様々に使い分けます)
自然塗料のドイツ製のリボスやオスモ、アウロについて、日本製のキシラデコールやバトンについても生きた情報をお聞きしました。(こういう情報は、鵜呑みにするのではなく、半分疑って聞かなければいけないと思っていますが)
それらと比較しても、化学物質を抑えるには、すばらしい塗料だと思いましたので、採用候補材料に加えたいと思います。(ただし、価格が少し高いそうです。いいものは高いというのは当たり前ですが。)

2008.10.07「建築材料
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