会話やプランのやりとりの中から

会話によるコミュニケーションを重視

• これまでの暮らしからかけ離れた、憧れや真似だけで決めた家に、自分達が合わせるのでは、本
  　　　当の自分達の家とは言えません。
  　　　自分達の本当の家とは、自分たちの暮らし方にあった、居心地のいい家です。
• 「自分達家族は何を大切に暮らしていて、どのように暮らしていきたいか、どういう状態が心地いい
  　　　か」を明らかにすることが大事です。
  　　　私達は興味のあること、子育てや趣味の話などもしながら、自分達だけでは気づかなかったり、
  　　　表現しにくかったその「答え」を引き出していきます。

プランのやりとりの中から発見

• その「答え」を取り入れたいくつかのプランの検討をするうちに、ついに「こういう暮らしがしたかった
  　　　んだ」と「真の答え」にたどり着けます。

　　　　一緒に建てる充実感と満足感

• 私達は、設計とはデザインも含め、建主とのコラボレーション（共同創造）によって創り上げるもの
  　　　と考えています。
  　　　表面的な要望を聞いてそのまま創るのでもなく、自分の考えやデザインを通すのでもなく。
  　　　Conceptで私達の家づくりの考え方の一部を示していますが、当然全てを網羅しているわけでは
  　　　ないですし、考えを押し付けるものでもありません。
  　　　ただ、設計事務所として、自分達の考えを持つことは重要だと思います。
• 要望を十分にお聞きして、それをふまえ、家づくりの専門家として自分達の考えと照らし合わせな
  　　　がら、提案をします。
  　　　互いに矛盾を含むこともある多くの要望を整理しながら、最大限に取り入れつつ、よりよいものへ
  　　　創り上げていきたいと思います。
  　　　そのためには、お互い納得できるまで話し合い、意見を出し合いながら、進めることが大事です。
• 「買う家」でなく、「共に創り上げる家」は、愛着と誇りを持てる、どこにもない家になります。
  　　　一生に一度しかない家づくりという一大イベントを楽しみましょう。

　　　　自分達だけのオリジナルの家をフルオーダーで

• 十人十色というように、10の家族があれば、必ず10の家族の暮らし方があります。
  　　　例えば、食事の仕方、子供の育て方などの多くのことが自分達と全く同じという家族はありません。
  　　　家族の暮らし方に応じた柔軟な考え方で、最適な住まい方を提案します。

自分達らしさにフィット

• 自分達の「暮らし・ライフスタイル」にフィットし自然体で暮らせるフルオーダーの家づくりをします。
  　　　例えばカフェのような家とか、ギャラリーのような家とか、そういう雰囲気を創り出すのも、あなたら
  　　　しいオリジナルな家になると思います。
  　　　右の事例は、くつろぎの時間を畳でごろんとすごしたいという要望をかたちにしたリビングです。

思いをかたちに

• 「家族が集まるリビングがほしい」などのように、具体的にはどういう間取りがいいか建主に分から
  　　　ない場合がほとんどです。私達はそれを具体的な形で提案します。

当たり前を疑い、「何LDK」から脱却

• 子供部屋は6畳で何室というような固定観念にしばられず、暮らし方や条件に合わせて考えます。
  　　　例えば、各スペースが家具などで仕切られ、ゆるやかにつながったワンルーム的空間なども。

こだわりを追求

• 一生に一度しかない家づくりだから、こだわる所にはとことんこだわってみたいと思いませんか？
  　　　人それぞれこだわる所は違います。自分達なりのこだわりを追求できます。
  

低予算に負けない

• ローコストにする第一条件は家をコンパクトにすることですが、小住宅ほど、家への一般的な観
  　　　念にとらわれず、狭さを感じさせない工夫が必要です。
  
• シンプル、素材を統一、間仕切りを減らす、設備の軽装化、水廻りの集約など様々な工夫に
  　　　よって、良質な空間のまま、コスト削減できるよう考えます。
  

• 完全分離型、一部共用型、完全融合型などありますが、家族のあり方や条件によって、コミュニ
  　　　ケーションとプライバシーのバランスを考えながら提案します。

　　　　心から開放されるくつろぎの時間

ペット共生住宅　犬やネコなどペットも家族の一員

ペットの習性をよくお聞きし、一緒に暮らすための様々な工夫をします。

犬との共生住宅

右の事例は3匹のネコと室内で暮らす家のための工夫のひとつです。

猫との共生住宅

　　　高い所が好きなので、リビングボードを工夫して、登れるようにし、高窓にネコウォークを付けて、
　　　外を見ながら日なたぼっこできるようにしました。他にもネコドアなど様々な工夫をしています。

人生を豊かにする趣味

• ホームシアター、ガレージ、茶室などのこだわり空間を家全体とのつながりを考えながら創ります。
  　　　こだわりが多いほどハウスメーカー等では対応しきれないものです。
  　　　自転車ガレージ、茶室のある家
  　　　ホームシアターのある家

癒される明かり

• 間接照明や温かみのある色で陰影のある明かりは、リラックスでき家族の絆が深まると思います。

「買う」風呂ではなく「創る」風呂

• メンテナンスのしやすさなどから、ユニットバスが普及していますが、至福の時間を過ごすには、
  　　　物足りない方もいるのでは。
  　　　「創る」風呂なら、ヒノキや石を張ったり、窓を大きくしたり自由にできます。

時には集中できる空間もほしい

• 何かに熱中できる、小さな空間がたまらなく魅力的に思えることがあります。
  　　　書斎、アトリエ、趣味の部屋、・・・
  
• 右の事例は小屋裏利用の部屋ですが、低い斜め天井が、落ち着き、コストも抑えられます。
  　　　リビングとのつながりを感じるよう、吹抜に面して障子を設けました。
  

一人になれる場

• トイレは創り方次第で、本を読んで長居するほどのリラックス空間になります。
• 右の事例は消臭、吸放湿性のある珪藻土壁紙を張り、落ち着いた雰囲気にしました。
  　　　足元の地窓（床近くの窓）は隣家からの視線を気にせず、庭の緑を眺められます。

　　　　楽（ラク）で、家事が楽しくなる家に

• 日常生活の中で家事は毎日のものです。新しい家にいろいろな夢を描きますが、普段の生活の中
  　　　でストレスなく過ごせることはとても大事なことです。スムーズに家事ができることはもちろん 、
  　　　家事が楽しくできる、そんな家ができたらいいと思います。

暮らし方から考えるキッチンのあり方

• 二人で食事を作る、パンを焼くのが趣味、会話を楽しみながら料理や片付けをしたい、などさまざ
  　　　まな要望はもちろんですが、朝食の時間帯がバラバラである、来客が多い、など家族のライフスタ
  　　　イルにあわせてキッチンの提案をしていきたいと思います。最初にキッチンスタイルありきではなく。

家事動線をコンパクトに

• 家事のやり方も人それぞれあります。その流れをいかにスムーズに、コンパクトにするか、キッチ
  　　　ンと洗面所、浴室、家事室、サービスヤード、物干し場などとのつながりが重要となります。

使いやすい収納とは暮らし方にあった収納

• 使う場所の近くにあるのが基本の収納場所ですが、収納をどこに、どのようにつくるかは、それを
  　　　使う人の動きを十分に知ることが大事です。インテリアと一体化する造作家具が得意です。
  　　　右の事例は書斎コーナー、リビングボード、ダイニングベンチ、収納の機能を兼ねる造作家具です。

　　　　敷地や環境に同じ条件のものはふたつとない

• 敷地によって、光や風の入り方、周辺環境など条件は様々であり、それらを読み取り、生かした
  　　　設計をすれば、オリジナルな家が生まれます。

隣接地の状況や周辺環境を考える

• 家は周囲の状況と無関係には建てられません。近隣住宅等の位置や窓を考慮したり、将来建替
  　　　えを想定したり、家が建つことによる近隣への影響（日当たり、圧迫感、調和など）に配慮します。
  　　　周囲を建物に囲まれた密集地でも、どこか一箇所でも、条件のいい所を糸口に考えます。

• ハウスメーカー等が敬遠する（設計自由度が低く、合わせられない）土地こそ、設計事務所に。

• 北側斜線制限など法規制が厳しい敷地でも、柔軟に対応できます。
  
• 右の事例は、南に神社の大きな森と店舗が日当たりを遮っていました。そこで、2階の窓から吹抜
  　　　を通して1階に光が届くようにし、森を借景とする静謐な中庭を設けました。　

　　　　庭、家具、カーテン類、明かり、家電までコーディネート

• 建物との調和のため、アドバイスさせていただきたいです。

建物と庭・外構の一体化デザイン

• 外構と建物は密接な関係があります。建物デザインやプランに合わせた外構・植栽計画をします。
• 庭にウッドデッキを設けると、外のリビングとして、「使える」庭になります。特に中庭にはお勧め。

建物と家具のいい関係

• 家具はインテリアを最終的に決定づける重要な要素です。
• ダイニングセットなどの購入家具がある場合は、デザイン面・機能面からアドバイスします。
  　　　設計では手持ち家具も含め、最適な配置を提案します。
• 逆に好きな家具があるから、これに合わせた家を作ってほしいという要望もかなえられます。

建物とインテリア製品との調和

• ロールスクリーンやカーテン類、後付け照明器具はインテリアと調和したデザインや機能を選定す
  　　　るお手伝いをします。
• 右の事例はロールスクリーンを納めるボックスの上に間接照明を乗せました。
  　　　中央には絵を吊るすピクチャーレールも隠されています。

インテリアにとけ込む家電

• 壁掛けエアコン、購入家電（TV、冷蔵庫など）はデザイン面や、大きさの制約からアドバイスします。
  　　　機能面はみなさんこだわりポイントがあるので、おまかせします。
• 右の事例ではエアコンを造作家具のルーバー内に納めました。
  　　　壁や天井への埋込み型にすると、空間がすっきりします。

　　　　建主の代理人として、家づくりのパートナーに

家づくりのパートナー

• 家づくりには、色々と悩みが発生します。
  　　　土地の選定、予算、資金調達法、税金、構造、断熱、間取り、外内観、素材など。
  　　　私達は家づくりの全てのシーン（土地探し・調査・設計・見積・工事・保守）に関わっていきます。
  　　　分らないことや不安な事、迷うことがあれば、いつでもすぐに相談できます。
• 私達はなるべく、いろいろな面でお手伝いをしていきます。
  　　　土地探しやローン融資先探しのお手伝いはもちろん、本工事（工務店依頼工事）に入らない場合
  　　　の解体工事、外構工事等を行う会社等への手配や指示もご要望があれば行います。
  　　　いつ、何をすべきか、どうすべきかお伝えしていきますので、ご安心ください。

家づくりのプロが判断

• 利害の対立するハウスメーカー等を家づくりのパートナーにはできません。
  　　　私達は建主の利益を守る代理人です。
• もし、あなたがハウスメーカー等に依頼した場合、次のようなことを正しく判断できるでしょうか。
  　　　　・ 見積書の内容は正しいか？
  　　　　・ 契約条件（契約書・約款（トラブル時の解決方法を決めた書類）等）は不利になっていないか？
  　　　　・ 工事の手抜きはないか？
  　　　　・ トラブル時に建築のプロを相手に戦えるか？
  　　　普通は、相手の言いなりにならざるをえないと思います。

　　　　どんぶり勘定はNO!　 対等で透明な工事契約を　　

• 競争見積、査定、減額交渉等による減額で、設計料を入れても、総額では高くなりません。

設計図は「建主の夢や要望」を「形」にするための「翻訳書」であり、競争見積の「基準書」

• 枚数の少ない大雑把な図面では、「建主の夢や要望」を具体的に描き表わすことは出来ません。
• 詳細図面のない見積は概算見積でしかなく、工務店同士の金額を比較することができません。
  

常にコストを意識して設計

• 建物工事費以外の全ての家づくりにかかるコストを出して、建物にいくらかけられるか把握します。
  　　　概算を出し、予算オーバーしているなら調整しながら、設計を進めます。

競争見積によるコストダウン

• 選定した複数の工務店に競争見積させることにより、工事金額が下がります。
• 通常、金額差は1割以上に。設計料を入れても、総額では高くはなりません。

見積査定によるコストダウン

• 見積落ち等があるかもしれないので、必ずしも最安値の業者を選択するとは限りません。
• 見積内容（仕様・数量・金額）を精査し、各社比較し、適正価格と比較します。
• 査定結果を指摘し、コストダウンすることができます。

追加変更工事費のチェック

• 着工後、追加変更要望によって費用が発生する場合は、事前に見積を徴収します。
• 金額が妥当かチェックした上で、建主に提案し、了解を得た後、施工指示します。
  

　　　　手抜きを防止し、品質を確保して安心な家に

• 施工者の行う「監督」とは、職人や材料の手配など段取りをし、 安全に現場を管理することです。
• 建築士の行う「監理」とは、 図面通り作られているかどうかをチェックし、間違っている場合は指示
  　　　をして直してもらうことです。詳しくは『工事監理を知っていますか？』（国交省建築指導課パンフ）

対等な工事契約

• 工事契約に立会い、建主に不利な契約約款や支払い条件にならないようにします。
• 万一、トラブル時には契約書、契約約款、設計図、見積書をもとに、是正指示できます。

手抜き工事の防止

• 建主の代理人という立場で、正しい施工が行われるようチェックし、欠陥住宅を防ぎます。
• 意図的な手抜き工事はもちろん、悪意の無い工事ミスも排除します。
• 建主が工務店に対して言いづらい不満や要求を、建主の立場になって適切な言葉で代弁します。