建主が行うこと 支払い関係 ( )内はケースによる
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1 土地探し相談 |
相談、(土地売買契約、登記) |
(土地購入費、登記、ローン関係) |
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2 ご相談・お問合せ |
相談、ローン融資先探し |
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1 計画案依頼 |
申し込み書記入 |
計画料税込1万〜3万円 |
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2 家族で話合い |
家族会議、ライフスタイルシート記入 |
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(地盤調査) |
(地盤調査費) |
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4 ヒヤリング |
打合せ |
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打合せ |
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検討 |
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1 設計監理契約 |
設計監理契約 |
設計料1回目 |
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2 基本設計 |
(測量)、打合せ・ショールーム |
(測量費)、(地盤調査費)、承認後設計料2回目 |
打合せ、実施設計図承認 |
承認後設計料3回目 |
1 工務店選定の助言 |
打合せ、工務店選定 |
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2 競争見積依頼 |
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3 見積徴集・査定 |
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4 工務店仮決定 |
打合せ、工務店仮決定 |
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5 工事金額の調整 |
(打合せ) |
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工事契約、ローン手続き |
確認申請手数料、ローン関係 |
打合せ、仕様・色決定・ |
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1 着工 |
近隣あいさつ、(地鎮祭)、 |
近隣あいさつ費、(地鎮祭費)、工事着手金 |
2 上棟 |
(上棟式) |
(上棟式費)、中間検査申請手数料、工事中間金、設計料4回目 |
3 竣工 |
竣工検査 |
完了検査申請手数料 |
4 引渡し |
右記の他、(インフラ手続き) |
工事残金、設計料5回目、登記、登録、保険、保証 |
5 別途工事 |
右記 |
(外構)、(壁掛けエアコン)、(カーテン類)、 |
6 引越し |
右記の他、届出 |
引越、備品、家具、家電その他、税金(引越し時ではない) |
1 定期点検 |
点検立会い |
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2 アフターケア |
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- 以上は更地に建てる新築木造住宅の場合ですが、他の場合もおおむね、このように進みます。
- 通常は設計から入居まで木造住宅で約1年かかります。条件、打合せ頻度にもよりますが、設計に
3〜6ヶ月程度、見積・調整・施工者決定・準備に1〜1.5ヶ月、施工に5〜6ヶ月です。 - ハウスメ−カ−等と違い完全に一品生産となる為、各段階で時間を要する為、長めになります。
- 一生住むのですから、後悔しないために、できるだけしっかり時間を確保していただきたいです。
あなたにしっくり合う家づくりのために
1 設計事務所に向いている人
- 自分達らしく暮らしたいと思う人達です。
・自分達の暮らしにフィットする理想の家やこだわりの家を追求したい人
・住宅展示場を回ったけれどピンとこない人(ライフスタイルが多様化した今、一般大多数のニーズ
を取り入れた商品化住宅に、共感できない人が増えている)
・規格や既製品にはない「何か」がほしい人
設計事務所に頼むのは特別なことではない
- 豪邸しか設計しないと思われているかもしれませんが、普通に手の届くものです。
- デザインに関心ある人だけが頼むのではと思われているかもしれませんが、違います。
MeritやProcessで述べているように、デザインだけが仕事ではありません。
また、私達は必然から導かれたデザインをし、奇抜なだけの意味のないデザインはしません。
当然、デザイン優先で構造や住みよさを二の次にすることはありません。
2 工務店・ハウスメーカーとの違い
- 設計事務所との比較はいろいろな出版物などでも書いてありますが、私達が一言で言うならば、
あなたにあったオリジナルな家づくりができるということです。
向いていない人
・とにかく早く家を建て
たい
・設計だけでなく、何から
何までおまかせにした
い人
電話や無料のメール相談・フリー相談室へどうぞ
1 土地探し相談
- 直接の土地紹介はしていませんが、アドバイスします。
2 ご相談・お問合せ
- 具体的な計画はまだ先だとしても、また考えがまとまっていなくても、お気軽にご相談ください。
- 現地調査・役所調査を伴う相談の場合は有料ですが、計画案作成依頼していただいた場合は、
これに含みます。
・・・お気軽に
・・・事務所見学のつもりで気楽にいらしてください
- 土地やその写真などの資料や好みの外観やインテリアの写真などがあればご用意下さい。
- リフォームや増改築の場合は既存の図面や写真などがあるといいです。
- このホームページで説明しきれていないことや、写真や模型、計画案例などをお見せします。
- 家づくりに対する考え方や好み、家族のことなど雑談を交えながら、お互いを知ります。
家づくりのノウハウやアイデアこそ設計事務所の要
1 計画案依頼
- 「いいな」となれば、計画料1〜3万円(税込)をいただき、計画案を作成します。
- ご契約頂いた場合は設計料からこの金額を引きます。
2 家族で話合い
- 生活スタイルや今の住まいの不満・要望などについて記入していただく、ライフスタイルシートをお
渡ししますので、家族で話し合いながら書き込んでください。
3 現地調査・法規調査・(地盤調査)
- 敷地形状や高低差、水道メーター等や排水枡の有無、位置、また周辺環境を調べます。
- 役所等で条例等や敷地の法的規制や水道等のインフラ(概算に影響します)を調べます。
- 地盤補強の概算のために地盤調査が必要な場合は、調査会社への別途費用が必要です。
(地盤調査なしでも計画案提出は可能)
4 ヒヤリング
- 生活スタイルや今の住まいの不満・要望などについてお聞きしますので、家族で話し合っておいて
ください。
5 プレゼンテーション(計画案提示)
- 私達は計画するにあたり、いろんな案を出しながら検討していきます。
プロジェクトごとに担当を決めるのではなく、二人共同で取り組みます。
一人より二人のほうが違った観点から見られ、さらに男女の視点からも見られます。
最終的には、一案に絞り、プレゼンテーションしますが、何案かプランを出すこともあります。
コンセプト ・単に間取りや外観を提案するだけでなく、家の基本的な考えや方向性をまと
めたコンセプトづくりを重視しています。これがしっかりしていないと外壁の色
ひとつとってみても必然性がなくなってしまいます。
図面 ・配置図(敷地内の建物の配置や外構)、平面図(間取図)、断面図(切断図)
模型やパース ・図面だけではご理解いただきにくいので、分かりやすいよう簡単な模型(お貸
しますが、納品はしません)やパース(完成予想図)も作成します。
・特に周囲が建て込むなど条件が厳しい場合は、周辺建物の模型や日影図を
作り、日影や圧迫感、相手の窓からの見え方などのシュミレーションをするこ
ともあります。
概算書 ・建物に掛けられる予算や規模を導き出すために、右欄のように、税金や引越
代など家づくりにかかる全ての費用の概算を提出します。
家づくりの費用は単純に坪単価いくら、工事費いくらではないのです。
調査報告書 ・現地調査や役所での法規・条例・要綱、インフラ調査報告をします。
6 プレゼンテーション以降
- 計画案の著作権は私たちにあります。
いただいた計画料は、作業に対する対価であり、アイデア・デザイン料ではありません。
分かりやすく、細部にわたり説明
1 設計監理契約
- プレゼンテーションで気に入っていただければ、設計契約を結んでいただきます。
計画案は設計契約するかどうかの材料のひとつであり、最終的なプランとは限りません。
契約後、密に打合せをしていくなかで、よりよいものにするために、変更することもあります。
2 基本設計・・・建物の大枠がここで決まります
- 敷地境界線が不明確な場合は、測量(別途測量費用)が必要な場合があります。
- 密度の濃い打合せを行い、敷地内の建物位置、間取り、外観、仕上・仕様を決めていきます。
その際、スケッチ、模型(納品はしません)、パース(完成予想図)、床材等の仕上材のサンプル、
カタログ、イメージ写真などを使って、どんな家になるか、分かりやすく説明します。
キッチンなど水廻り製品等を選ぶ際は、ショールームに一緒に行き、確認します。 - 分かりにくい専門用語はなるべく使わず、双方にズレが生じないように心がけています。
分からないことは、分かったつもりにならず、いつでも、何でも聞いてください。
- 打合せ記録を常に確認し合い、「言った、言わない」といったトラブルが生じないようにしています。
- 医療で使われる「インフォームドコンセント(説明責任)」という言葉の通り、設計内容を建主にき
ちっと説明し、納得いただいた上で、施工依頼します。
概算見積
- 基本設計完了時に、再度概算見積をして今後の見通しを立てます。
なお、この段階では細かな仕様の決定には至っていないので、大幅な予算オーバーになってい
ないかのチェックのための概算です。 - 一般に家づくりには建物工事費以外に、その2〜3割の様々な費用が必要になります。建物工事
費が2000万円とするとその他に400〜600万円かかるということです。(金額はケースによる)
- 予算を伺って、全ての費用を積み上げた概算書を作り、その中で予算配分を考えていきます。ハ
ウスメーカー等も作成してくれるところもありますが、別途の項目が多く、総費用が分かりません。 - 測量や地盤調査、申請料などの設計中に必要となる金額や、工事着手金、中間金など工事中に
必要となる金額がいつの段階でいくら必要になるかも示すので安心です。
- 様々な要望が捨てきれず、とりあえず設計に入れて後で調整しようとすると、予算オーバーになり
がちです。一緒に優先順位を考えて、メリハリを付け、何に予算を掛け、何を絞るか検討します。
3 実施設計・・・詳細設計
- 計画時に地盤調査をしていない場合はこの段階で行います。さらに打合せを進め詳細見積もりで
きるように仕様書・建具図・造作家具図などの意匠図・外構図・構造図・設備図を作成していきます。
トータルコスト低減
- 予算とのバランスも考えながら、建てる時にかかるお金(イニシャルコスト)だけでなく、日々かかる
お金(ランニングコスト)も含め、トータルにコスト低減になる提案をします。 - 様々な省エネ手法(断熱材の仕様のアップ、エコキュート等)、メンテナンス軽減手法(軽い防災瓦
等)の中から、条件や要望に合ったものを取り入れていきたいと思います。
- また、光や風などの自然を利用して、いかに、コストをかけずに省エネにするかを考えます。
- 建主がある特定の材料や設備を工務店に依頼するよりも、知り合いから格安で仕入れできる場
合、取付けだけを依頼することも可能です。
工務店決定までの合理的なプロセス
1 工務店選定の助言
- 競争入札を依頼するため、メンテナンス対応のいい、信頼のおける、地域の工務店の中から適切
な規模の3社程度を選びます。 - 当然、大きい会社ほど経費率が高く、工事費が高くなるので、住宅の場合は、よほどの大邸宅でな
い限り、施工会社の規模は、数人から大きくても数十人規模のところに依頼することが妥当です。
お知り合いがあれば、ご紹介していただいてけっこうです。(適当かは確認させていただきます)
その場合、設計事務所が設計した建物を工事したことがあるかどうか聞いたほうがいいです。
あるなら設計の大切さをある程度分かっていると思います。
- ご要望により、信頼のおける1社と概算見積をとりながら、設計を進めていく場合もあります。
保証
- どんな施工会社でも、住宅品質確保促進法により、建物引き渡しから10年間は、「構造耐力上主
要な部分、及び雨水の侵入を防止する部分」は問題が発生すれば無償補修請求できることが義
務付けられています。その他の部分については通常は2年です。(通常は竣工2年経過後の定期点
検までで不具合は見つかり直せます) - しかし万が一、工務店が倒産した場合のことを考慮して、(財)住宅保証機構などによる「完成保
証」や「性能保証」に加入している工務店を選ぶのも選択肢の一つです。保証期間延長も可能。 - また軟弱地盤等の場合は、地盤の影響により建物が傾く恐れがあるので、地盤改良などの補強
が必要ですが、万一を考え「地盤保証」に入ったほうがいいでしょう。
2 競争見積依頼
- 細部まで表現した設計図や構造図、設備図によって、競争見積を依頼します。それをもとに工務
店が細かく仕様・数量x単価=金額を記入した「透明性のある見積書」を作成します。(最低30ページ)
3 見積徴収・査定
- 見積内訳書の単価や数量、見積内容(設計内容の把握)を比較検討、チェックします。
- 工務店選定のアドバイスをします。
4 工務店仮決定
- 見積書に問題なければ、最低価格の工務店と工事契約に向けて話を進めます。
5 工事金額の調整
- 予算内に納まるよう、見積査定や値引き交渉などで調整します。
- それでも下がらない場合は、建主同意の上、仕様変更など減額設計を行う場合もあります。
その場合でもこだわりたいところはなるべく残すようにします。
6 工事契約・確認申請
- 双方の合意が得られれば工事契約を建主と工務店が直接結びます。私達は契約に立ち会います。
- 確認検査機関等に確認申請を提出し、おりれば着工可能です。
監理によって、手抜きや欠陥住宅を防止
- 着工後、定期的(基本週1回、工程により2回以上)に現場に行き、設計図書通りに工事が施工され
ているかチェックします。特に後で隠れてしまう部分を重点的に。
チェックポイントは『工事監理を知っていますか?』(国交省建築指導課パンフ)をご覧ください。 - また、定例打合せなどで設計意図を詳細図やスケッチで工務店へ説明します。
- 現場でのチェック等以外にも、事務所で書類や施工図のチェック、細部の納まりやサンプル検討
など多くの仕事があります。 - 建主とも必要に応じて随時打合せを行います。できるだけ現場をご一緒に見たいと思います。
工事中の建物内に入って空間を体験していただきながら、サンプルで色やパーツを一緒に決めた
り、メーカーのショールームへ同行し、キッチンなどの最終決定をしていただきます。
毎月、工事監理報告書を提出し、進行状況、検査状況を写真などでご説明します。 - 分かりやすく図面説明をしていても、実際の現場を見て、どうしても変更したくなる場合もあります。
追加変更要望によって費用が発生する場合は、事前に見積を徴収し、了解を得た上で指示します。
工期への影響を明確にして進め、トラブルがおきないようにします。
工程的に可能なら、契約工事金額内で納まるよう、他の減額可能項目を提案することもできます。
1 着工
- 地鎮祭をすることが多いです。建物配置の確認をしていただきます。
2 上棟
- 上棟式(いわゆる餅投げ)は地域やケースによります。
- 確認検査機関等へ中間検査申請を行い、検査を受けます。
3 竣工
- 工務店の自主検査の後、工務店と建主の立会いによる竣工検査を行いプロの目でチェックします。
- 確認検査機関等へ完了検査申請を行い、検査を受け、検査済証をもらいます。
4 引渡し
- 竣工検査時の不具合は直ちに手直してもらい、直ったかどうか、再検査を行います。
- 合格すれば、建物の引き渡しに立会います。設備機器等の取り扱い説明が行われます。
5 別途工事
- 本工事(工務店依頼工事)に入らない場合の外構工事、エアコン取付工事、カーテン類取付工事
等や本工事外の電話配線、インターネット配線、CATV等の工事が行われます。
6 引越し
- 引越し前後に、購入した備品、家具、家電を搬入します。















