Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

液状化対策の地盤補強工法2 液状化現象の起きた場所・被害

前回のブログの続きでについてです。
地下水位が高い、砂質地盤は、大地震時に液状化が起こりやすいです。
揺れる時間が長ければ、震度が小さくても液状化が発生します。
一度、液状化した土地は、再液状化する可能性が高いです。

最近では東日本大震災で、千葉県浦安市(ディズニーランド周辺)などで大きな被害が出て、テレビ等で注目されました。
東日本大震災による液状化被害26,914棟のうち、千葉県で18,674棟、そのうち、浦安市8,700棟です。
茨城県も多く、6,751棟です。
以下の動画は、液状化現象発生時及びその直後です。
千葉・浦安市の東京ディズニーリゾート近くで液状化現象
 地面が揺れ、水が噴出する様子。ディズニーランドの駐車場が液状化し、どろまみれです。
 歩道から1mも上に飛び出たマンホールと枡。電柱や道路の傾き。 
 給水管や下水管の破断や排水勾配がとれないことにより、流せない状況。
      
浦安の被害地は海を埋め立てた沿岸部なので、「液状化は沿岸部だけで起こるもの」と、勘違いされている方もいるかもしれませんが、内陸部でもおきます。以下の動画をご覧ください。

東日本大震災 千葉県香取市 液状化被害 
 内陸の利根川流域で液状化し、最大80cmの地盤沈下により、建物と地盤や道路と大きな段差が生じています。
 家が道路よりも沈下している事例もあり、雨が降ると、家内に浸水の懸念があります。
内陸でも…千葉県に広がる液状化現象の被害 
 我孫子市(埼玉県近く)や香取市 内陸の利根川流域で液状化。家が傾いています。
 
関東地方における液状化発生分布をみると、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川の1都6県で液状化の発生が確認されています。
最北端は栃木県大田原市、最西端は埼玉県熊谷市、最南端は千葉県南房総市、最東端は千葉県銚子市でした。
液状化の発生は東京から千葉にかけての東京湾岸及び利根川下流域に集中してみられ、その他、川崎・横浜方面、那珂川や久慈川方面、利根川中流、鬼怒川・小貝川流域、古利根川流域に散在しています。

関東地方全体で少なくとも96の市区町村で液状化の発生が確認されました。
県別にみると、震源に近い茨城県が36市町村で最も多く、次いで千葉県が25市町となっています。
次回に続く
 
   
     

液状化対策の地盤補強工法1 液状化現象とは

前回のブログの続きです。
いくら、上部の構造体を強くして耐震設計したり、地震の揺れを抑えたり、余震や数度の大規模地震対策となる制震工法を採用しても、地盤が弱ければ、意味がありません。
設計した、矢作川近くの「備える家/岡崎」の液状化対策地盤補強である、スーパージオ工法の施工が完了したことを、以前のブログ「「備える家/岡崎」 液状化対策地盤補強 スーパージオ工法の施工完了」で書きました。
液状化現象及びスーパージオ工法などの液状化対策地盤補強について、説明します。

液状化現象とは、文字通り、砂質土が液体状になる現象です。

 平常時は、水分を含んだ砂粒どうしはくっついていて、その摩擦力により、地耐力を保っています。
大地震が起こると、隙間の水が押し出され、砂粒どうしがバラバラになって、水と砂が分離し、摩擦力が弱くなり、泥水状態になります。
地震後に、泥水の中の砂粒が沈み、地盤が沈下します。
また、圧力が高くなった地下の水は「噴砂」や「噴水」として地表面に噴き出します。
そして、地上にある建物などの重いものは沈んだり、不同沈下といって、傾いて沈みます。
逆に、地下の水道管、空洞のマンホール枡などの軽いものは浮き上がったり、地面から突出します。

次回に続く

 

地震の揺れを抑え、繰り返しの余震対策、数度襲ってくる巨大地震対策の制震設計

前回のブログの続きです。
前回、KANO空感設計では、耐震性を上げて、耐震等級3、台風に強い、台風等級2の設計をしていることを書きました。いずれも最高ランクです。
さらに、KANO空感設計では、そうしたうえで、制震設計を行っています。
地震の揺れを抑え、繰り返しの余震対策、数度襲ってくる巨大地震対策になります。
制震設計の方法は、いろいろな工法があります。

アイディールブレーン製の制震テープ工法を採用したことがあります。
粘着性のある特殊な両面テープを柱や胴差などの横架材に張り、外周の耐力面材や内部の石膏ボートで挟み込みます。
過去ブログ。 「自作自然の家/岡崎」 制震テープ工法

最近は、制震金物を設置することが多いです。
制震金物はたくさんのメーカーから製品化されています。
ステンレスバネのボウシンを何軒か採用したことがあります。
過去ブログ。 「大屋根光庭の家/蒲郡」 制震金物

最近は、イケヤ工業製のガルコンの採用が多いです。
2枚の粘性体を3枚の特殊鋼板で、ダブルにサンドイッチし、さらに特殊バネがあります。
もとの位置に、復元することを重視して選んでいます。
いろんな制震金物がありますが、揺れを抑えることができても、自然に元の位置に戻らることができないと、いけないと考えます。
過去ブログ。 「大屋根中庭の家/岡崎」 制震金物ガルコン

次回に続く

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