Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

古民家の実例 「新美南吉の養家」 その1

昨日のブログで、この地方の標準的な、いわゆる「田の字」間取り(漢字の田に間取りが似ている)を説明しました。

「田の字」間取りの古民家を、訪れた時の写真をお見せします。
竣工している、知多郡阿久比町の「暮らせる蔵」の南隣は半田市です。
半田は、童話「ごんぎつね」の作者である、新美南吉のふるさとであり、新美南吉記念館もあります。
(見学した時の過去ブログ
さらに、南吉の養子先の家も残されており、見学したことがあります。

建物内部の東側エリアには、大きな土間があります。
土間は、玄関でもあり、農作業場でもあり、台所でもありました。

土間の上は、天井を張らないのが普通で、屋根の小屋組が見えます。
天井を張ったとしても、このように、葦(よし)をすきまを空けて並べています。
かまどで火を炊くので、煙を屋根の一部から抜く必要があったからです。
黒くて太い、曲り梁(自然に曲がった梁をそのまま使っています)が力強く、印象的です。
次回に続く。

「(仮称)刈谷の家」の部屋名

昨日のブログの続きで、「(仮称)刈谷の家」のインテリア模型をお見せします。

写真を大きくすると、なんだか、自分が部屋の中に入ったような錯覚になります。
手前は「居間」です。
英語で「リビング」ですが、古民家スタイルの家なので、あえて、部屋名を日本語にしています。
ソファは置かず、畳敷きですので、リビングという言葉に違和感を感じるということもあります。
ダイニングは食堂、キッチンは台所・・・というように他の部屋も同様に変えています。
もっとも、かつての古民家では、呼び名が現代とは違っていました。
この地方で一般的な「田の字型」と呼ばれる、「整形四間取り」の間取りで説明します。
地方によって、部屋の呼び名が違います。

さすがに今回は昔の呼び名では分かりにくいので、やめました。
愛知県の民家についてはこのホームページが詳しいです。

「(仮称)刈谷の家」のインテリア模型

昨日のブログの続きですが、「(仮称)刈谷の家」のお施主様と、その後打合せをしました。

プランが概ね確定したので、インテリアデザインを把握できるような大きな縮尺(25分の1です。いつも作る外観模型は50分の1なので、体積比で4倍です)の模型を作っていて、まだ製作途中ですが、持っていきました。

古民家スタイルのデザインです。
真壁(しんかべ)といって、柱や梁を露出しています。
さらに、長押(なげし)と呼ばれる水平材を床から1.8m程度の高さに設け、部屋周囲にぐるりと回します。
昔の家はこれが当たり前でしたが、いまや、少数派です。
大壁(おおかべ)といって、柱や梁を隠すのが一般的です。
天井は張らず、2階の厚い床材がそのまま、天井材になるようにします。
「ツカズハナレズのHANARE( Jパネルについて書いた現場過去ブログ参照」で採用した杉三層パネル「Jパネル(過去ブログ参照)」を採用予定です。
木材は全て濃茶で塗装し、古民家のもつ、素材感、陰影感のある雰囲気を現代に再現します。

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