Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

「暮らせる蔵」 地鎮祭

昨日、「暮らせる蔵」の地鎮祭が行われました。

あいにくの雨でしたが、工務店が、テントを張り、足元もぬかるみにならないよう、パネルや足場板を敷いてくれたので、無事に済ませることができました。
M様ご家族とご主人のご両親も参加しました。
「無事工事が終わり、いい家ができますように」と私もお願いしました。

地鎮祭に先立ち、縄張り確認をしておきました。縄張りとは、建物の形を地面にひもで描くことです。

地鎮祭の後、M様とも確認をしました。
その後、M様、工務店とも一緒に、ご近所に工事のあいさつに行きました。
みなさんいい方ばかりのようで、ほっとしました。
設計が終わって、見積もり徴収・調整し、ようやく着工です。
自分の気持ちの中では、まだ、半分しか終わっていないという感じです。
今日で新たなスタートラインに着きました。
これからは、工務店ともがんばって、いい家にするぞー!

窯業系サイディングの講習会出席 その2

昨日のブログの続きです。
毎年、次から次へ新製品が出る一方、廃番になる頻度がとても早いです。
万一、台風で物が飛んできて、割れた、地震でひびが入った、車をぶつけた、落ちない汚れなどにより、交換が必要になったとしても、対応できないのです。
講師の説明では、そういう対応のために、サイディングの凸凹を作る金型が残っていれば、同じ商品を作ることは可能だそうです。
しかし、色が絶対に合わないはずです。既設は色があせているのですから。
「金型」を何年後まで保管するのか、それも疑問です。
また、シーリングの耐用年数とサイディングの塗装メンテナンスの時期のずれも問題です。サイディングは板状(455mmx3030mmなど)の製品ですから、継ぎ目が必ずあります。
長辺には、全長に渡って凸部があり、反対側の長辺には凹部があるので、2枚の板同士、それらが、かみ合って、雨水を壁内に進入しにくくさせているのです。
しかし、短辺には凸部や凹部がないため、短辺同士は、すきまを10mm程度空けて、現場でシーリングというやわらかい材料を詰めてふさいでいるのです。
また、サッシとサイディングの間、換気フードなどの設備が外壁を貫通する部位の廻りにもシーリングは使われています。
シーリングの耐用年数は紫外線劣化により、7~8年で、打ち替え(既設シーリングを撤去し、新しいシーリングを詰めること)が必要になります。
一方、サイディングの塗装メンテナンスサイクルは10~15年で、全面足場を掛ける必要があり、通常はこのサイクルに合わせて、シーリング打ち替えも行っていることが多いですが、実は、切れたシーリングから、壁内に雨水が浸入しているかもしれないのです。
といっても、内側の防水シートがちゃんと施工されていれば、すぐに雨漏れになることはないと思います。
モルタル壁やガルバリム鋼板の外壁や木の外壁はシーリング箇所が少ないので、そういう点で、メンテナンス上有利です。
かなり、否定的なことばかり書いてきましたが、長所もあるので、私達は、窯業系サイディングを全く使わないということではありません。
ただし、柄や凸凹のない無地のサイディングを張った上にジョリパットなどの吹付材や塗装で仕上げる方法をまず、一番に考えます。
最近は、大壁工法といって、サイディング目地を消して、吹付材で仕上げる工法もあり、普及しています。
色調整もでき、メンテナンスがしやすいからです。
窯業系サイディングのシェアは東京で4割、神奈川では5割です。
都会では左官によるメンテナンスのよさ、味わい深さが見直され、モルタル壁(セメントを現場で塗る左官仕上げ)の上に吹付仕上をする工法に回帰しています。
以前は、モルタル壁は割れてひび割れることで、嫌われ、窯業系サイディングが普及していったのですが、モルタルのひび割れを抑える技術が進歩してきたからです。

窯業系サイディングの講習会出席 その1

もう半月ほど前の話ですが、愛知建築士会岡崎支部の主催による講習会に出席しました。

会場は東岡崎駅に近い、カーザミカワという住宅部材販売会社の会議室で行われました。
内容は、業界最大手メーカー、ニチハ(株)の講師による、窯業系サイディングについてです。
窯業系サイディングとは何か、ここで説明しておきます。
今や、全国の木造住宅の外壁の7割には、この材料が使われています。
みなさんが、新築された家でよく見かける、タイル調やレンガ調、塗り壁調、木目調などの外壁は、これです。
セメントなどを基材に、繊維系原料によって補強し、硬化されたものをいいます。
インクジェット方式など印刷技術の向上によって、ぱっと見は、本物と間違えるほど精巧な柄も。
しかし、窯業系サイディングを使うなら、私は、タイル調やレンガ調、塗り壁調、木目調などのイミテーションは、使いたくありません。
まず、人をだましているようで、気持ちよくないからです。
また、イミテーションのもととなるタイルやレンガ、塗り壁、木は全て自然材料です。
それら自然材料に備わっている、経年による味わいを増すという特徴がなく、窯業系サイディングは出来たときが一番で、あとはただ、汚れていくだけです。(汚れにくくするマイクロガードなどの塗装もありますが)
窯業系サイディングは塗装印刷なので、いずれ、メンテナンスで塗り替えの時期がきます。
紫外線劣化で色があせるとともに、セメント基材へ雨水が浸透しやすくなってくるのです。
これは化学系塗装の宿命です。
講師の説明では、10年~15年(後者はハイパーコートという高耐久塗装の場合)ごとに、表面にクリア(透明)塗装をしてくださいとのことでした。
ニチハのハイパーコートは塗膜10年保証です。
旭トステム外装(株)は昨年業界で初めて塗膜15年保証の製品を出しました。(高いし、わずかな柄限定)
私達は、クリア塗装によるメンテナンスには疑問を持っています。
クリア塗装の下にある塗装自体、色があせてくるので、クリアだけでは、きれいに元のようには復元しないはずです。
さらに2回目、3回目の塗装をやる頃には、元の塗装はどうなっているでしょうか。
クリアではなく、着色塗装で塗り替えようとしても、タイル調などの目地まで、現場で塗り分けることはできず、元には戻らないのです。
次回に続く。

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