Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

「星崎の宝箱の家」の木部の上塗り塗装

昨日のブログの続きで、「星崎の宝箱の家」の内部を取り上げます。
石膏ボードも張り終わり、木部の上塗り塗装もほぼ終わりました。

階段を上がりきったところの廊下天井に設けたトップライト(天窓)から、明るい光が落ちてきます。

手摺は汚れやすいので、汚れても目立ちにくいように、薄いグレーで塗りました。
階段の踏み板も同様に、今後の工事で薄いグレーで塗ります。

木製建具が設置されました。
建具枠はつやありの白塗装で、扉は鏡面(つやあり)のポリ合板フラッシュです。
写真では分かりにくいですが、高級感があり、見栄えがいいです。
奥様もいらしたのですが、見ていただいて、気に入ってくださいました。
引き手金物は、目立ちにくいよう、マット(つや消し)なシルバーにしました。

システムキッチン前にカウンターがありますが、ガラスモザイクタイルを張ります。
正面の不透視ガラスの向こうは玄関ホールです。
ホールに入った外光がキッチンに届くようにしてあります。

「星崎の宝箱の家」の玄関庇

名古屋の「星崎の宝箱の家」の現場へ。

玄関ドアの上に大きなアルミ庇が取り付けられました。

建物がシンプルな箱型なので、玄関庇はなるべく、シャープな薄い板がくっついているだけのようにしたかったのです。
幅が1800mmx奥行き900mmと畳より大きいです。
上からの吊り材もなく、すっきりしています。

↑庇を付ける前の取付け下地設置状況。

↑玄関室内側はこのように庇取り付け部に梁のような大きさの木材を水平に渡し、たくさんの貫通ボルトで、庇取付け下地を固定してあります。

リフォームか新築か

日曜日にフリー相談室を行いました。
電話連絡いただいた時は、既設住宅を2世帯住宅へのリフォームということでしたので、「リフォームの設計はしておりません」と申し上げたのですが、新築の可能性も考えていらっしゃるとのことでしたので、それならばということで、来ていただきました。
昭和55年の建設ということで、新耐震設計に建築基準法が改正された昭和56年以前の建設なので、大幅な耐震改修が必要となることはご存知でした。
ご主人様のご実家なのですが、新しい家族とともに、この家に二世帯住宅として住めるようにしたいとのことでした。
リフォームを前提に考えた場合、既設住宅の大きさからして、1階を親世帯として、2階に子世帯とならざるをえません。
玄関と浴室、洗面室は共有するが、キッチンは各々に設けたいとのことなので、2階にLDKとしてある程度の広さが必要ですし、トイレも新設する必要があり、その上、主寝室と子供部屋2つとなると、完全にスペース不足となってしまいます。
1階よりも2階が大きくなってしまいますので、2階だけでなく、1階も増築が必要になります。
敷地の面積や形状の制約上、それは、とても難しいことが分かりました。
また増築は、以前に比べて、法規制が厳格化され、簡単には行えなくなってしまいました。
既設への現行の建築基準法の遡及(そきゅう=現状は旧耐震設計のままの既存不適格の状態にあるが、増築を期に、現行法に合わせなくてはいけないこと)を受けるケースに該当するのです。
新築は、リフォームに比べて、一気に全ての問題を解決できます。
床段差だらけの住宅を、段差のないバリアフリーに。外構にスロープなども新設可能。
すきま風や、断熱性能の低い住宅を、高気密高断熱にしてランニングコストも低減。
狭くて、寒々しく、お手入れが大変な浴室や洗面やトイレを、広くて、快適で、お手入れしやすく。
使い勝手の悪いキッチンを、使い勝手のよくて機能的で美しいキッチンに。
風通しの悪い住宅を、風通しをよく。
悪い日当たりを、日当たりよく。
あきらめていた庭を、自然を感じて暮らせる空間に。
老朽化し、健康的ではない新建材を、自然素材などを多用した健康住宅に。
旧耐震設計の住宅を、現行法に合わせるだけでなく、さらに耐震性をアップ。
劣化しているかもしれない構造体(結露や白アリや腐朽菌による木材の劣化)を、全く新しく。
耐火性のよくない住宅を、耐火性アップ。
家族同士のコミュニケーション不足を、コミュニケーション豊かな空間に。
1階と2階の間の音や振動の問題を、防音、防振対策。
維持管理しにくい建材や配管などを、メンテナンスしやすい建材や設備や点検口を。
リフォームに比べて費用はずっとかかりますが、費用をかけるだけのことは十分にあります。
なんだか、書いているうちに、ハウスメーカーや工務店のような、広告的な「売り」文句になってしまいました・・・。

2010.02.09「住宅計画
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