Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

住宅の計画料

先週金曜日にフリー相談室を行いました。
岡崎市内の方で、住宅の建替えを希望されていました。
今の住まいが手狭になり、部屋数が必要になったための建替えだそうです。
設計事務所は私達の所が始めてではなく、他の設計事務所にも声をかけていて、その方が先日、ご自宅にいらしたそうです。
その方に、他の設計事務所にも声をかけていると話したところ、「それでは、お断りします」との返事だったそうです。
私達には、とてもできないことですねえ。
他の設計事務所を検討されていても、それはいっこうにかまいません。
また、計画案を依頼すると数十万円必要と言われたそうです。
これも私達には、とてもできないことですねえ。
私達は、設計契約していただく前に、何もない状態では、契約してもらいにくいだろうということで、計画案を提出させていだいています。
ただし、そうとうな労力(頭を使って計画を練り、図面や模型を作ったり、パース(完成予想図)を作ることはもちろん、敷地調査や役所調査やインフラ調査も行い、家づくり全体の事細かなことも項目分けして計上した、概算書の作成も行います)を使ってやりますので、無料というわけにはいかないですので、少しはいただきたいということで、1~3万円(税込み)でやらせていただいています。
金額は、計画の内容や難易度に応じて変わります。
設計契約していただければ、設計料からのこの計画料を差し引きますので、結果的には、無料で計画をしたことにはなります。
ハウスメーカーや工務店では、計画料は無料というところが、ほとんどだと思います。
それは、それにかかった経費を、工事費に上乗せすることができるからです。
計画案を提出した多くのお客さんのうち1割が契約に結びついたとしたら、他の9割のお客さんにかかった計画経費や営業経費は、その契約してもらった1割のお客さんの工事費の上乗せされているんです。
私達は工事をするわけではないですし、いただく設計料も多くはないので、そんなことはできません。
本来、設計事務所にとって、一級建築士が、計画案を出すということが、いかに労力を使っているのか、また、一番重要な設計ノウハウを提示することであるというが、一般の方々に全然認識されていないと思います。
ハウスメーカーや工務店などは、計画案を依頼して1~2週間、早ければ1週間くらいで、持ってくると思いますが、実際にプランを考えている時間はどれくらいでしょうか。
私達からすれば、ごくわずかだと思います。
ハウスメーカーや工務店などに計画依頼の時に、要望を書いてもらう書類や打合せでの質問項目があると思いますが、それはどんな内容でどんな密度なんでしょうか?
わずかな質問や要望だけで、お客様の望む全てが分かるのでしょうか?
何度もやりとりしても、いい案が出てこないのは、採用している構造上の問題であることもありますが、お客様の本当のご要望やニーズを把握できていないということもあるからなんじゃないでしょうか。
私達の行う計画は、実際には、わずか1~3万円の計画料では、とても割に合う仕事内容ではないのですが、まずは、計画案を出させていただくことが、次へのステップなので、それ以上の金額をいただきたいところではありますが、現状、やむをえないと考えています。
計画案はあくまで、私達がお客様から得られる情報の中からの、ベストと思う1案(バリエーションなど複数案提示することもあります)ですが、必ずしも、設計契約していただいた後、このプランのまま進めなければいけないということはありません。
あくまでも、私達の計画力、提案力を見ていただき、契約するかどうかの判断材料の1つですから、全て白紙に戻して、設計を始めてもいっこうにかまいません。
敷地調査(風向き、風力、周辺の地盤状況、過去の土地利用形態、水害予想、地震震度予測、地盤の液状化現象予測も含む)、役所調査(敷地にかかる法や条例の規制や建てる建物の法や条例の規制)、インフラ調査(水道、下水道、ガス、ケーブルTVなど)、概算書(本体工事以外にかかる解体、地盤補強、外構、税金、登記、諸費用など)の作成をするだけでも、得られる情報は多々あります。

2010.02.08「住宅計画
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常滑やきもの散歩道

昨日のブログの続きです。
INAX関連施設の見学が終わり、解散となりました。
一緒に行ったT君と、しばし、常滑駅近くの観光見学コース「やきもの散歩道」を廻ることに。

夏頃に常滑に用事があって行った時に、ちょっとだけ廻りましたが、とてもよかったので、もっと廻ってみたいと思ったのです。
まるで丘にはりめぐらせた細い迷路のような路地に、古い窯や煙突が点在し、「昭和」にタイムスリップしたような路地空間がそのまま残っています。
それがとても、味わい深いのです。
今では体験工房やギャラリーや喫茶店として再利用されている建物も数多くありました。

↑驚くことに、建物の基礎に、常滑焼の電らん管などが埋め込まれています。
そこらじゅうの建物がみんなそうでした。

坂道には滑り止めに、常滑焼の土管を輪切りにして埋め込んであったり、がけの土留に土管や壷が利用されていて、昔から自然と、エコな地産地消や再利用をおこなってきたのです。

↑登り窯の10本煙突

↑登り窯
私の出身は陶磁器の美濃焼きの産地である岐阜県土岐市ですので、少年時代に似たような原風景を体験しており、ノスタルジーを感じました。
しかし、地元にはこのような形で、古い町並みやレンガの煙突などが残っておらず、まして、観光コース化されていないので、うらやましい気持ちも持ちました。

INAX関連施設の見学 その2

昨日のブログの続きです。

昼食をいただいた後、車で移動し、INAX本社近くのINAXテクノトレーニングセンターへ。
最近竣工した研修施設で、大手の日本設計の設計だそうです。
縦ラインデザインでモダンにまとまられた全面タイル張りですが、アプローチには風除け兼駐車場目隠しの「テラコッタルーバー」が、土の味わいを醸し出し、温かみを与えています。

商品体験・展示室を案内していただきました。
ぱっと見は、INAXのショールームのようですが、社員や施工店さんなどが、接客シュミレーションや研修を行うための施設なのです。

旧型便器と節水便器に同時に水を流し、その節水量を確かめることができる展示↑

研修施設ならではの、床下の配管が見えるユニットバスの展示↑
商品知識を深めることができる施設でした。
次回に続く。

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