Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

「下山の光庭の家」 ホーロー製キッチン設置

昨日の続きで、「下山の光庭の家」について書きます。
システムキッチンが設置されました。
私たちがよく採用する、タカラスタンダード製のホーロー製のキッチンです。

ホーローとは鉄板にガラス質を焼付けコーティングした素材で、「七宝焼き」をイメージしてもらうと分かりやすいです。
耐久性、耐火性、耐水性、耐傷性、防カビ性が高いです。
扉だけでなく、内部やキッチンパネルも全てホーローなので、調味料などから液だれしても、拭き取りやすく、掃除もらくです。
酸やアルカリにも強く、洗剤などで変色することもありません。
においなどがしみつくこともありません。
湿気によって、腐朽することもないです。
ホルムアルデヒドなどの有害化学物質が発生しません。
磁石がくっつくので、タオル掛けやおたま掛けなど様々なオプションを付けたり、外したりできます。
キッチンパネルに献立表や行事表などを磁石でつっくけておくことができ、便利です。
マジックで書いても消せます。「暮らせる蔵」では、お子さんが、キッチンの扉にお絵かきしていました。
頑丈なので、へこんだり、しにくく、割れません。

↑背面に設置したカップボードもタカラスタンダード製のホーロー製です。
キッチンは、西のダイニングを介して、光庭に面していますが、直接外部に面していないので、暗くなることが想定されました。
そこで、東に隣接する家事室との間にランマを2箇所(↓写真で写っていない場所にもう1つあります)設け、家事室の屋根に設けたトップライト(天窓)から、光を導くことを考えてあります。

システムキッチンやカップボードの扉やカウンターを白にしたのも、キッチンを明るくするためでもあります。

「下山の光庭の家」 太陽光発電パネル設置

「下山の光庭の家」の現場へ。
1階下屋の屋根に、太陽光発電パネルを設置しました。
2階の瓦屋根に設置する案もありましたが、2階の屋根形状が家の中央に設けた光庭のために、凸凹しており、パネルも凸凹にせざるをえず、見た目もよくないし、せっかくの瓦をパネルでほとんど隠してしまうので、1階の屋根に設置することにしました。

(写真は高いはしごに登って撮影したので、地面からは、発電パネルが見えません)
1階屋根は2階に大きな南窓を設置したり、バルコニーを屋根上に乗せる必要から、勾配が限定される瓦屋根ではなく、緩い屋根勾配が可能なガルバリウム鋼板葺きになっています。

太陽光発電パネルは南面に30度の角度で設置するのが、理想的なので、発電効率が2階屋根よりは若干は下がりますが、南へ向けていることは変えていません。
角度よりも、むしろ設置する方位による低減のほうが大きいです。
南面を100%とすると、東向きや西向きは85%まで効率が下がります。
1階の屋根に設置しても、周囲に影を作るものが何もないという立地なので、可能でした。
1階屋根は遮熱透湿防水ルーフィングの上に、遮熱塗装ガルバリウム鋼板葺きとし、高性能な屋根断熱材の上には通気層もありますが、さらに、24mx2mの大きな発電パネルが乗ることによる、遮熱効果も期待されます。
2階の窓やバルコニーから1階の屋根に出られるので、発電パネルのメンテナンスをしやすいことも有利です。
屋根勾配が緩いので、危なくありません。
また、地面から、発電パネルが見えず、すっきりとします。
今回採用した、シャープ製の発電パネルは、色がブルーであり、日本瓦の渋い「銀黒」とは、調和しにくいと思われたのも、設置位置を決めた理由のひとつです。
今、太陽光発電は、原発見直しや計画停電があったことから、注目されています。
昼間の停電時には、1箇所だけ非常用コンセントが使えます。
冷蔵庫近くにそのコンセントを設置しました。
1500Wまで使えるので、冷蔵庫や携帯電話の充電などに利用できます。
蓄電池がかなり高額なので、普及していませんが、補助金を増額するなどして、普及が進めば、価格も下がり、実用レベルになってくると思います。
そうすれば、夜間の停電時にも、電気が使えるようになります。
太陽光発電により、多くの家庭が小さな発電所になれば、なるべく原発に頼らないですむようになるかもしれません。

「自作自然の家/岡崎」 二重床の配線

「自作自然の家/岡崎」の現場へ。
お施主様であり、大工さんの中嶋さんと打合せ。

電気配線工事が進んでいます。
この家が他の家と違うことのひとつに、電気配線が床を這っていることがあります。

2階リビングの家なので、毎日の上り降りの大変さを少しでも緩和させるために、階高(1階床から2階床までの高さ)を通常の家よりも、35cm低く抑えています。

そのため、1階は天井を張らず、2階の剛床や梁などの木をあらわしたデザインとなっています。
通常は、天井内に電気配線は隠蔽されるのですが、天井がないので、電気配線ルートとして、床の上を這っているというわけです。
しかし、この剛床の上に作る二重床(もう1枚の床)によって、電気配線は見えなくなります。
有効高さ180mmの二重床の空間が、電気配線、排水給水管、ガス配管の設備スペースになると同時に、床下冷暖房のCCFスタイルによる冷温風を送るエリアとなります。
冬は床暖房として床を暖めつつ、床に設けた吹き出し口から、温風がでてきます。
夏は、床をひんやりさせながら、同様に床に設けた吹き出し口から、冷風がでてきます。
1階天井にも吹き出し口を設け、冷温風がでてきます。

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