Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

「(仮称)岡崎の住宅」 節電できるエコな障子 その2

昨日のブログの続きで、障子のよさについて書きます。
中庭型の住宅なので、近隣から見られることを想定しなくていいのも、障子を採用した一因です。
近隣から見られなければ、障子を全開して、風を通すことが可能です。
中庭ではない家の場合、見られることが気になる方は、窓に半透明のレースを付けたくなってしまうかもしれません。
中庭側の掃き出し窓に設けた引き違いの障子は、左右の壁に引き込むことができるようにして、障子を開けた時に、「半分しか外が見られない」という問題をクリアしています。
和室と広縁との間の障子は、「雪見障子」と呼ぶ、下半分を透明アクリル板とし、和室に座った時に、障子を閉めていても中庭が眺められるようにしています。
「雪見障子」は、「刈谷の懐/廻の家」でも採用しています。↓

障子を窓に設置すると、外部からの光が、全面発光の拡散光となり、室内をより、明るくすることができます。
窓側を見ると、障子の桟が浮かび上がり、光が「デザイン」され、美しいです。
夜には、白っぽい和紙は、照明器具(オレンジ色の電球色のあかりが似合います)の光をやわらかく反射してくれます。
和紙を使った障子は、調湿性があります。
今回は、強化和紙といって、普通の和紙よりも4倍も強度があり、やぶれにくいという和紙を採用予定です。
それでも破れたら、張り替えていけば、カーテンなどよりは長持ちすると思います。
最後に、伝えたいのは、日本人が忘れかけている、情緒や落ち着きをもたらしてくれることです。

「(仮称)岡崎の住宅」 節電できるエコな障子 その1

「(仮称)岡崎の住宅」のお施主様と打合せをしました。
LDK廻りのインテリアのイメージを伝えるために、検討模型を作ってお見せしました。
和モダンのインテリアで、窓の障子や続き和室の障子がインテリアデザインの要です。
障子の桟のデザインバリエーションを何案も作図してお見せしました。
桟のデザインによって、印象がずいぶん変わります。
昔ながらの伝統的デザインになったり、数奇屋風になったり、モダンになったり・・・。

障子はもっと見直されてもいい存在だと思います。
和室がない家もある時代ですので、障子も消えゆく運命にあるかもしれません。
和室のある家でも、障子はなくて、カーテンやロールスクリーンなどを窓廻りに使っている家のほうが多いかもしれません。
それは、昔のようにリビングから離れた独立した和室ではなく、リビングにつながった続き和室の家が多いので、リビングとのインテリアとの調和を考えると、モダン和室が好まれ、伝統的すぎると思われる障子が合わないと思われるのかもしれません。
しかし、障子は和室だけに使うものという固定観念を外したほうがいいと思います。
今回は、和室だけでなく、リビングやダイニングなどにも障子を採用することにしました。
ちなみに「刈谷の懐/廻の家」では、浴室以外の全ての窓(トイレや洗面室も)に障子を設置しました。
障子を窓に設けると、窓ガラスとの間に動かない空気層ができ、断熱効果を高めることができます。
カーテンなどを吊るすと、カーテンのすそや脇から、冬にすーっと冷気がもれてきますが、障子の場合は、ぴたっと閉めることができるので、冷気もれがないのです。
昔からの日本人の知恵です。
夏に日射を遮る目的で、障子を閉めてしまうと、風が通らなくなるので、障子は全部閉めることができません。
今回は、窓上に大きなバルコニーや庇があるので、それによって、日射を遮る計画です。
そうでない場合は、上げ下げ部の付いた雪見障子がいいと思います。
障子をぴたっと閉めると、エアコンで冷やした冷気が、窓から逃げるのを抑えることができ、省エネです。
次回に続く。

「下山の光庭の家」 夏の日射照り返し対策「固まる土舗装」

昨日のブログの続きで「下山の光庭の家」についてです。

サッシの雨戸の戸袋が杉板で囲われました。
今後の工程で、自然塗装のドイツ製プラネットカラーを塗ります。
外壁に木を張るのではなく、こういうやり方で、木のあたたかみを外観をプラスすることもできます。

母屋の南側に「犬走り」と呼ぶ、細長い土間部分の舗装として、「固まる土」を施工しました。
一般的には、コンクリートで舗装することが多い部位です。
この家でも北側やウッドデッキのある西側の「犬走り」は、コンクリートで舗装しましたが、南側のコンクリートは、あまり適していないと思います。
夏に、太陽熱がコンクリートに蓄熱して、日射が照り返し、室内を暑くしてしまいます。
そこで、「刈谷の懐/廻の家」のポーチや駐車場でも採用した、「固まる土」を採用しました。
特殊な液体を混ぜると固まる、真砂土と呼ばれる土が原材料なので、照り返しを抑える効果があります。
雑草が生えるのを防ぎます。
雨水は通しますが、今回採用した部位は、大きな庇がかかっているので、あまり雨がかからず、湿気が上がってくることはあまり気にする必要がないと考えられます。

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