Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

パッシブデザインハウス

昨日のブログの続きです。
私もふだんの設計においては、「パッシブデザイン」を心掛けた設計をしています。
「パッシブデザイン」は自然エネルギーを利用するので、各々の地域の自然環境に合わせたデザインが必要です。
それは、何も新しい技術ばかりでなく、日本各地にある各々の自然環境に適合した、古くからの民家の造り方もお手本になります。
以下は具体的な手法の一部です。
太陽光利用
 大きな南窓、北窓やトップライト(天窓)による採光。
 吹抜や光庭を通して、奥まで光を届ける。
夏を中心とした日射遮蔽
 深い軒やすだれやルーバー、植物による緑のカーテン。
 Low-Eペアガラスや障子で、夏の日差しを遮ぎる。
 西壁に窓を設けないか、庇を付けて横長の小さい窓。
 アルミ蒸着した遮熱シート。
通風
 地域の風向きを把握し、風通しを考えた窓や間取りの工夫。
 木製建具に通風ランマ設置。
 吹抜や階段を利用した立体通風。
 光庭。
 縦すべり出し窓や袖壁などにより風をつかまえる、とりこむ工夫。
 防犯に配慮しながら、夜間通風。
冬の日射熱の利用
 大きな南窓。
 土間を設けたり、石やタイルを張って太陽熱を蓄熱する。
高気密・高断熱
 これに加えて自然素材などの建材による調湿。
まだまだ、いろいろありますが、日々工夫しながら設計に取り入れています。
 
 

節電!パッシブデザインの建築家 小玉祐一郎さん建築講演会

アースワーカーエナジーというNPO主催の建築講演会が岡崎で行われ、行ってきました。
定期的に行われており、2回目の参加です。(前回はこちらの過去ブログ
講師は、神戸芸術工科大学教授の小玉祐一郎さんです。
建設省に入省され、建築行政の立場から、長年、省エネ建築の指針づくりをされてきた方で、現在は、大学と自身の設計事務所 株式会社 エステック計画研究所で設計活動をされています。
小玉さんは、省エネ建築である、パッシブデザインの先駆的な建築家です。
「パッシブデザイン」とは、「太陽や風など自然のエネルギーを建築の工夫によって、最大限に活用、調節することで、快適性や健康性を獲得しながら、省エネに寄与する」建築の考え方です。
省エネにはもうひとつ方法があって、「アクティブデザイン」と呼ばれ、建築設備の工夫(例:太陽光発電や太陽熱給湯)によるものです。
まずは、「パッシブデザイン」を十分行ったうえで、予算的な余裕があれば、「アクティブデザイン」を行ったらどうかと考えています。

「パッシブデザイン」について、過去から現代までの流れや、世界の状況、自身の建築作品で考えたことなどを解説していただきました。

「自作自然の家/岡崎」 中間検査立ち会い

「自作自然の家/岡崎」の現場へ。
構造体が完成したので、(財)愛知県建築住宅センターが行う、確認申請の中間検査に立会いました。

まず、現場の足場シートに掲げられている「超制震」という大きな広告に注目され、「どんなもの?」と質問がありましたので、現場で使った制震テープ(詳しくは過去ブログ)をお見せして説明しました。
「制震金物」はよく、検査現場で見るけど、これは初めて見るなあ」とのこと。
制震金物との違いを説明しました。

現場内に入り、1階は天井を張らず、梁を見せることを説明しました。(写真はだいぶ前のものです)
梁に木製引き戸を立て込む溝があることに気づかれ、「昔の家では鴨居梁のように、構造体に建具溝を掘ることをよくやっていたけど、最近は、全く見ないねえ」とおっしゃっていました。
家の造り方が、柱や梁をあらわしにする「真壁」の家が少なく、柱や梁を隠す「大壁」の家がほとんどだからです。
私たちの設計では、「大壁」で設計する場合でも、部分的に柱や梁をデザイン上、見せることもよくします。
この家の場合は、2階リビングなので、1階との行き来が楽になるよう、なるべく階の高さを抑えるために、1階を天井なしにしています。
木のぬくもりを感じられ、自然なかんじになります。

2階に上がり、ロフトをご覧になりました。
ロフト床の下にも天井を張りません。
杉三層パネルの「Jパネル」を床・天井兼用とし、剛床構造として張っています。

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