Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

「暮らせる蔵」 ショールーム&打合せ

「暮らせる蔵」を設計中の刈谷のM様と水廻りメーカーのタカラスタンダードのショールームで、10時に待ち合わせして一日が始まりました。
今日の見学の前に、M様にはタカラ以外にも数社のショールームを見学しておいてくださいと伝えてあったのですが、結果、選んでいただいたのがタカラでした。(私がタカラをお薦めしてあったこともあるのでしょう。お勧めする理由はこちら。)
システムキッチンの検討に時間がかかり、また浴室もタカラで見積もることになったため、13時頃になってしまいました。
遅い昼食を和食レストランでご一緒しました。
普段打合せでは、話さない、いろんなことをお互いに話すことができ有意義でした。
その後、INAXのショールームへ。
トイレの便器や紙巻器やタオル掛け、エコカラットを見ました。
ユニットバスも見ましたが、タカラのほうが壁が傷つきにくいからいいねということになり、見積もりまでは依頼しませんでした。
その後、私達の事務所へ移動し、15時から2時間ほど打合せをしました。
まだ終わらなかったのですが、小さいお子様もご一緒ですし、お疲れなので、切り上げました。今週また続きの打合せをすることになりました。

「南欧モダンの白い家」 健康建材

蒲郡のU様と打合せしました。
ご家族の中に化学物質に弱い方がいらっしゃるので、シックハウスに特に気を付けねばならず、建材選びを慎重に行っています。
前回打合せで、採用予定の建材サンプルをお渡ししておきました。
寝室に毎日、日替わりで、建材を置いて寝てもらうようお願いしました。
基本的には、ムクのフローリングや、化学物質の揮発の恐れの少ない建材を選んではいますが、臭いの気になるものもNGなので、問題があるかどうか確かめてもらったのです。
またホルムアルデヒドを低減した証としてのF☆☆☆☆であっても、他の有害化学物質が入っている可能性があるので各メーカーからMSDS(製品安全データシート)を取り寄せてチェックして、お見せしました。
ちなみにF☆☆☆☆の「F」とはホルムアルデヒドのことです。他の物質については建築基準法ではシロアリ駆除剤によく使われるクロルピリホスしか規制がありません。
クロルピリホスは使用禁止ですが、ホルムアルデヒドが0ではないF☆☆☆☆は無制限に使っていいのです。なんだかおかしいと思いませんか。ごく少量であってもたくさんあれば、有害な量に達するかもしれないからです。国はそのために建築基準法改正で24時間換気を義務付けたのです。

ヒノキのフローリングはやはりNGでした。においが気になるそうです。
天然のヒノキやヒバなら安心そうですが、実はこれらのように、ホルムアルデヒドを揮発する樹種があるのです。

クロスを張る時に使う糊や床材の天然リノリウムを張る時に使う接着剤↑もお渡ししました。
数種類お渡しした接着剤の中にもNGのものがありました。
お渡しした2週間前と比べて、臭いはあまりしなくなってはいましたが、やはり気になるそうです。
洗面室の床によく使われているクッションフロアや塩ビシート、壁や天井によく使われているビニールクロス(特に化学物質を低減したシリーズもののサンプル帳)は予想通りNGでした。
最初から採用するつもりはなかったのですが、自然素材との比較のためにサンプルを用意しました。
U様は、無垢材を多用している、あるハウスメーカーで契約寸前まで打合せを重ねていたものの、長時間打合せをしていると頭が痛いなど不調を感じたために、契約中止し、自然素材を使った家づくりをしている私達にご相談があったのです。
そのハウスメーカーのモデルハウスのにおいと同じだと言われました。

↑自然素材のコルク(左)天然リノリウム(右)クロス用自然塗料(下)水廻りに提案しました。
今後もドアや棚などに慎重に建材を調べながら選んでいきます。

中国産の食品混入メラミンと建築材料のメラミンの違い

中国産の輸入食品に混入されたメラミンという物質に危険性があるということで、問題になっています。
このニュースを聞いて、?と思いました。
なぜなら、建築材料でメラミン化粧板というのがあり、表面がとても硬く傷付きにくいので、室内ドアやカウンターなど様々な所に使われているからです。
私も、メラミンが危険という認識はなく、よく設計に使っておりました。
システムキッチンの扉は、ほとんどのメーカーにこのメラミン化粧板のラインナップがあります。
メラミンが危険ならば、食品を調理するキッチンに使われるはずはないと思い、主要メーカーのアイカ工業(愛知県清須市本社 旧社名 愛知化学工業)のホームページを見てみました。
やはり、ニュースリリースのところに「メラミン化粧板の安全性について」というリンクがあり、「建築材料のメラミンとは全く別のもので安全性に問題がない」との見解でしたので、安心しました。
以下に転記しておきます。

メラミン化粧板の安全性について    アイカ工業株式会社
中国において化学物質のメラミンが混入された粉ミルクを飲んだ乳児が腎臓結石になった事件の報道がありました。本事件と弊社が製造販売しておりますメラミン化粧板とは全く関係なく、メラミン化粧板は安全であり安心してお使いいただけますので、改めてお知らせいたします。
  記
メラミン化粧板は、表面層となる化粧紙に「メラミン樹脂」を含浸させた後、高温高圧で成型したプラスチック製品であります。
その材料となる「メラミン樹脂」は、粉末の「メラミン」を原材料として製造されたものですが、原材料の「メラミン(粉末)」と「メラミン樹脂」とではすでに物質が全く異なり、その物性も相違しています。またその後のメラミン化粧板製造過程においては、すべて加熱硬化されるため、単体の「メラミン(粉末)」が残留することはありません。
昨今中国において発生した粉ミルクに関する事件は、その「メラミン(粉末)」が食品に不正混入されたことで安全性に問題を生じたものです。
メラミン化粧板は、住宅、店舗、病院、公共施設などの家具・什器・建具の表面材として、幅広く使用されているものです。
弊社のメラミン化粧板をキッチンやテーブル等に使用し、触ったり、その上に置いた食品を食べても健康上の問題は全く生じません。従前どおり安心してメラミン化粧板をご使用いただきますようお願いいたします。


以上です。

念のため、MSDS(製品安全データシート)をFAXしてもらったところ、完全に硬化しており、揮発化学物質はないと判明しました。
ちなみに、建築基準法の揮発性有害化学物質のホルムアルデヒド対策に関する告示の対象外の物質となっています。

2008.10.03「建築材料
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