Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

遮熱アルミシート その6

昨日のブログの続きです。
遮熱透湿防水ルーフィングには、国産もあります。
セーレン(株)というメーカーの「ルーフラミテクトRX」です。今夏の新商品です。↓

(株)ナガイイーストルーフアストロフォイルなどのアメリカ製遮熱アルミシートと違って、表面にアルミがありません。
必ずしもアルミがなくても、遮熱するのです。
瓦の下にシートを設置した、従来からのアスファルトルーフィングとの比較実験では、9.1℃シート裏面の温度が下がります。
小屋裏空間の温度は6℃下がるというデータもあります。
アルミと違って、表面がつるつるしていないので、防滑性があり、施工安全性が高まります。
雨天時でも安心して作業できます。

遮熱アルミシート その5

昨日のブログの続きです。
遮熱アルミシートの上には通気層が必要と、一昨日のブログに書きました。
そこで書いたように、瓦屋根以外の場合は、通気層を作るための手間と費用がかかります。
しかし、その手間を軽減する建材があります。
アメリカ製の「ウェザーバリア」という屋根通気樹脂ネット製品です。
横浜のキャスケードコンポーネンツという会社が販売しています。
サンプルをもらいました。↓実際には上下逆にして使います。

横から見たところ↓高さ12.5mm

プラスチックのような樹脂でできており、網の目のように組まれた小さな小山が連続して、通気層を作ります。硬いので、上からの荷重がかかっても通気層がつぶれません。
昨日のブログで紹介した(株)ナガイでも「イーストルーフ通気メタル」という同じ機能を持つ製品があります。↓

横から見たところ↓

こちらの方が高さが15mmと高く、また、すきまが多いので、通気性がよさそうです。
ホームページに載っている製品は8mmですが、輸入品をベースに改良した製品とのことです。
こちらの白いシート部分は透湿防水ルーフィングとなっています。(まだ新製品がホームページにアップされていません)
防水ルーフィングを別途、施工する手間がなくせます。
アルミシートよりは反射率は劣りますが、シートが白いので、熱を反射する効果もあります。
つまり、これ一枚だけで、通気、防水、遮熱、透湿と4つの機能を持ちます。
アストロフォイルなどの輸入アルミシートは表面がつるつるなので、急勾配屋根の施工が大変と思いますが、この製品は樹脂ネットが滑り止めにもなります。

遮熱アルミシート その4

長野県飯田市に本社のある(株)ナガイという会社の名古屋所長と打合せをしました。
この会社は先日のブログでご紹介したプレイリーホームズと同様な商材を扱う、輸入建材商社です。
プレイリーホームズも長野県の会社ですが、こちらも長野ですね。
(株)ナガイでは、輸入建材をそのまま販売している建材もありますが、輸入建材をベースに日本の気候や施工方法に合うよう、自社開発したオリジナル製品シリーズもあります。
これらは、(株)ナガイの提案する「夏涼冬温(かりょうとうおん)の家づくり」を実現する機能性建材:イーストシリーズと名づけられており、イースト(=欧米から見て東方の国:日本)発という意味を込めているそうです。
このシリーズの中に、イーストルーフという遮熱アルミシートがあります。

このシートが先日のブログで紹介した「アストロフォイル」等のアメリカ製のアルミシートと決定的に違うのは、遮熱性だけでなく、防水性があり、かつ透湿性があるということです。
この3つの機能を満たす製品はそう多くはありません。
透湿性を高めるため、アルミシートに微細な穴が無数にあいており、普通の防水シートに比べ、7.4℃合板面の温度が下がります。通気層を設ければ10℃強下がります。
湿気を通す透湿性があることも重要だと思います。
一般的に、防水ルーフィングとして用いられる、アスファルトルーフィングやゴムアスファルトルーフィングは、室内から上がってきた湿気が屋根の野地合板部分で、結露を起こす可能性がないとは言い切れません。湿気が通らないからです。
そのため、アスファルトルーフィングやゴムアスファルトルーフィングを防水ルーフィングとして用いる場合は、天井面に湿気を遮断する防湿気密シートが必要です。
また、透湿性は遮熱にも有効な働きをします。小屋裏のこもった熱を排熱することも可能だからです。
合板等に含まれるホルムアルデヒドなどの化学物質を透過し、室内の空気をきれいにする機能もあります。
価格は、アストロフォイルと同程度ですので、防水ルーフィングを余分に張らなくていい分、コストメリットがあります。

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